ページ 1 第一日 2 丹沢のブナ
277 塔ノ岳5
鍋割山2
2004年1月31日(土) 丹沢 管理人の記録
コースタイム ヤビツ峠→0:20→富士見山荘→1:00→二ノ塔→0:20→
三ノ塔→1:30→新大日→0:40→塔ノ岳→1:00→
鍋割山→0:45→後沢乗越→1:30→大倉
合計歩行時間 7:05
往路時刻 池袋6:47→新宿6:52 7:01→秦野8:08 8:18→ヤビツ峠9:06
復路時刻 大倉(土休)13:08 13:38 14:08 14:38 15:10 15:38 15:55
16:10 16:18 16:38 16:55 17:08 以下略 神奈川中央交通
名 山 関東百名山 日本千名山
交通費 合計2,260円  池袋⇒新宿150円 新宿⇒秦野650円
秦野⇒ヤビツ峠460円 大倉⇒渋沢200円 渋沢⇒新宿650円
新宿⇒池袋150円
ガイドブック

天気予報を見ると、晴れマークだけだったので、一日中天気が良さそう。
「こりゃあ展望のいいとこを長く歩かないと損だぞ〜」と思い前に歩いた表尾根を思い出した。前回歩いたときは霧でなにも見えなかったが、展望の良さそうな尾根だったことは覚えていた。急遽予定を変更して表尾根縦走にして秦野駅へ向かう。ヤビツ峠へ向かう便は本数が少ないので要注意だ。秦野駅を出ると、バス乗り場には長い列が出来ていて、案内係から切符を買って並んだ。バスには約50人の乗客が乗り込み、久しぶりにバスの鮨詰を体験した。山に登る前に疲れそうである。ヤビツ峠に着いてバスを降りようとすると、なにやらトラブル発生。バスカードで二人の人と一人の人とがごっちゃになってしまったようだ。現金の人から先に降ろされる。僕はたまたま切符を買っていてラッキーだった。トイレは凍結していて使えないので、そのまますぐに林道を歩き出した。
富士見山荘を左折すると登山口が見えてくる。
階段を登ると、林道が出てきて左に少し下るとまた山道に入った。
ちょうどいい傾斜の登りをリズミカルに登っていく。
日影には雪が残っていて、滑らないよう注意して登った。

[二ノ塔]               [登山口]              [日影には雪が残る]
ススキのある開けた場所から振り返ると大山が見えた。
二ノ塔から見えないはずなので、ここで写真を撮っておく。
笹の間を歩くと二ノ塔に着いた。富士山の展望が良い。
三ノ塔も目の前に見える。ここから下りもあるので4本爪の軽アイゼンに雨用のスパッツを装着する。雪のない場所もありそうなので4本で十分だ。

[大山]                [二ノ塔から見た富士山]    [三ノ塔]
やはり下りは雪が凍っていて、オドオドしている登山者を尻目にススス〜と下っていく。
登りになると、日当たりがいいので雪がなくなり泥濘の道となる。
ここでもアイゼンとスパッツは威力を発揮した。
他の人はズボンが汚れないように、ガニ股で裾を手で上げながら登っている。
三ノ塔には意外と楽に着いてしまった。展望は360度で二ノ塔より格段にいい。
中央には小屋が建ち、雨の日は利用できそうだ。

[二ノ塔を振り返る]        [三ノ塔山頂]            [休憩小屋]
広々とした山頂は気持ちよく、富士山がくっきりと見えた。
ああ〜来てよかった〜気持ちいい〜。
ここでお弁当を広げる登山者が多いのも納得。

[小屋内部]             [三ノ塔からの富士山]
目指す塔ノ岳はかなり先に見えたが、どんな展望が待っているか楽しみだ。
手前には烏尾山が見えた。

[塔ノ岳へ続く表尾根]                          [烏尾山への道]
急斜面を落ちるように下る。樹林がないので高度感があり迫力満点。
日影は雪が残っていて、アイスバーンになっていた。
ビクビクしながら下っている登山者を5人くらい抜かす。ここでもアイゼンは大活躍だ。

[日向の雪は溶けている]    [日影はアイスバーン]
鞍部からは珍しく樹林の中に入るがすぐに抜け出て、烏尾山に着いた。
ほんとに展望のいい尾根だ。

[烏尾山と塔ノ岳]                            [烏尾山への道]
烏尾山荘が営業中で、その先のベンチに座り三色弁当をペロリと食べた。
「さあまだまだ先は長いぞ〜」
振り返ると三ノ塔がだいぶ小さくなっていた。

[烏尾山荘]             [烏尾山頂]            [三ノ塔を振り返る]
表尾根は展望のいい道で、まったく飽きない。
いい時にいい場所に来たものだ。
塔ノ岳がだいぶ近づいてきた。

[行者岳への道]          [塔ノ岳]
振り返れば大山は益々小さくなり、「歩いてるんだなあ」という実感が湧く。
泥濘が酷いが構わずドンドン歩く。

[大山]                [行者岳への道]         [行者岳]
急登になると、烏尾山があっというまに小さく、低くなり行者岳に着いた。
狭い山頂で2,3人ほどしか休めない。

[行者岳への道]          [三ノ塔と烏尾山]         [行者岳山頂]
しかし塔ノ岳の展望は良かった。ここまで木がほとんどないので、ず〜っと展望はいい。

[行者岳から塔ノ岳を見る]                       [鎖場その1]
鎖場を2箇所下るとなが〜い鎖場に出る。
はるか下には前の登山者が下っていて、だいぶ苦労していた。

[鎖場その2]            [鎖場その3 凍っていてかなり危険]
角度を変えると真下に橋が見え、「あそこまで下るのか」と怖くなる。
鎖につかまりながら下るが、足元が凍っていて、滑ったら下まで落ちて死にそうだった。
「6本爪持ってくれば良かった〜」と思ったが後の祭りだった。
鎖に必死にしがみつきながら、ほぼ垂直な岩場を下る。
ここの岩場はおそらく丹沢で一番怖いだろう。

[鎖場その3 下に橋が見える]                [鎖場その3を下から見上げる]
どうにか無事に下り終えて上を見上げるとホッとした。
崩壊した場所に橋がかけられている場所はキレットと呼ばれているが、橋のおかげで楽に通過できる。木がほとんど無く、岩がむき出しになっているのでアルペンムード満点だ。

[キレット]              [行者岳を振り返る]
表尾根はほんとに展望のいい尾根だ。
先のほうに書策小屋が見えた。こういう尾根歩きはほんとに楽しい。

[新大日への道]          [表尾根]
急坂を登ると、書策小屋に着いてベンチの前には鹿さんがいて、挨拶をするとピッと鳴いた。
角がはえていてガンダムみたいでカッコイイ!
顔の近くまでデジカメを近づけても、全然怖がらずに人なれした鹿だった。
(写真は次のページにあります)

[新大日への道]          [新大日への道]         [書策小屋]
泥濘のかなり酷い道で靴がだんだん重くなってくる。
他の人もペースが落ちて苦戦していた。
新大日で左に曲がって下っていく。

[新大日への道]          [新大日]              [新大日茶屋]
緩く登ると木ノ又小屋があり登山者達が楽しそうに休んでいた。
それにしても小屋が多いなあ。いつか全部泊まってみたい。
ここからは少し雪が深くなり、日当たりのいい場所でも溶けていない。

[木ノ又小屋]            [塔ノ岳への道]          [富士山]
しばらく樹林に入り、抜けると塔ノ岳がバーンとでっかくなっていた。
もうすぐだ〜。

[塔ノ岳]                                  [塔ノ岳への道]
振り返ると、大山・三ノ塔はかなり小さくなっていて
「あんなところから歩いて来たのか」と驚く。
急坂を登ると塔ノ岳に到着。
先週よりも数が多く20人以上の人達が展望を楽しんでいた。

[大山、三ノ塔]           [もうすぐ山頂]          [塔ノ岳山頂]
塔ノ岳からは富士隠しの山が無く、ほんとにバッチリ見える。
塔ノ岳登頂は今回で5回を数えるがこんなにはっきりと富士山を見たのは初めてだろう。

[塔ノ岳からの富士山]                         [蛭ガ岳]
ぬかるんだ階段を下り金冷シを目指す。
今日は天気がいいので、何十人もの登山者とすれ違う。
ほんとに今日はハイキング日和だ。
金冷シで大倉尾根と分かれて、鍋割山を目指す。

[富士山]              [金冷シへの道]          [金冷シ]
大丸を越えると、ブナがみごとだ。細かく見ながら歩くと、その数の多さに驚かされる。
「これだけたくさんのブナが残されている場所だったのか」と二回目でようやく気づかされる。

[大丸]                [大丸への道]           [小丸への道]

[小丸への道]           [小丸への道]           [小丸への道]
ブナを撮りながら進んだのでけっこう時間がかかってしまった。
しかし単独行はそんなことを気にせず歩ける。
すれ違う登山者に「今日は天気が良くて良かったですね〜」と声をかけられ、「ほんとにそうですね〜」と僕も喜びいっぱいに返事をする。
ああ〜こんなに天気が良くていいのだろうか?
今年に入ってからまだ一度も雨に降られていないので、「雨男返上だな」と思いながら歩く。

[鍋割山への道]          [富士山と鍋割山]        [左が鍋割山]

[鍋割山への道]
鍋を伏せたような鍋割山と富士山が見えれば山頂は近い。
アップダウンが少々あったが、下りの割合のほうが多いので、そんなに大変ではなかった。

[富士山と鍋割山]
木の切れ間からは蛭ガ岳が見え、塔ノ岳から南に回りこんだことが分かる。
蛭はやっぱり丹沢の盟主だなあ。

[蛭ガ岳]                                  [同角ノ頭と檜洞丸]
鍋割山に着いて最後の富士山の眺めを堪能して、下り始める。
一瞬、鍋焼きうどんのことが頭をよぎるが、この前食べたので下る。
しかし、頭の中が鍋焼きうどんだらけになってしまい、引き返してアイゼンをはずし山荘の中へ入ってしまう。恐るべし!鍋焼きうどんの魔力。

[鍋割山からの富士山]      [鍋割山頂]            [鍋割山荘内部]
今回で2回目なので、「鍋焼きうどんください!」と常連のように注文した。
丹沢の主として有名な小屋番の草野氏にお願いして写真を撮らせてもらった。
ほんとはツーショットで撮りたかったが忙しそうだったのと泊まったときの楽しみに取っておいた。蓋を取ると、グツグツ煮えた汁から湯気がホワ〜っと立ち上る。
黒くて大きい物体を発見して取ると、椎茸だった。
おお〜これは当たりか!?前回来た時よりデカイぞ〜。
思わず「うんわ〜でけえ!」と叫んでしまった。
小屋の中ではズーズー、ズルズルという音だけしかしなかった。あ〜うまかった。
あっというまに平らげてアイゼンを装着して歩き始めた。

[丹沢の主:草野氏]        [卵はトロ〜リ半熟]       [でかっ!椎茸]
後沢乗越への下りは日当たりが良く、すぐに雪が無くなってしまい、僕は付けたばかりのアイゼンをはずした。途中丸太を担いだ人とすれ違う。ご苦労さんです。でもあの丸太はいったい何に使うのだろう?小屋の薪かなあ?

[後沢乗越への道]        [少し下ると雪は無くなる]    [ボッカさん]
歩きやすい道を走って下るとあっというまに後沢乗越に着いてしまった。
ここで尾根と分かれて左に曲がる。
ボッカさんとすれ違ったので、「その丸太は何に使うのですか?」と質問してみた。
登山道の整備に使うのだそうだ。感謝の念を込めて「頑張ってください!」と励ました。

[後沢乗越]             [後沢乗越左折]          [ボッカさん頑張って!]
植林の薄暗い道をジグザグに下っていくと沢に出て、沢を渡ると林道に出てしまった。

[二俣への道]           [沢に出る]             [林道に出る]
傍らにはボッカの荷物が置いてあり、ここから上まで往復していることが分かった。

[ボッカの荷物]           [訓練所尾根分岐]        [徒渉点・小草平分岐]
なが〜い林道を歩くと、大倉0.7キロの指導標を見つけて、15時10分のバスに乗るため走り出す。500M15分で歩けるので、走れば間に合いそうだった。

[後沢乗越から鍋割山の尾根][左折して山道へ入る]       [T字路右折]
風の吊橋を目指して歩くと大倉バス停に着いた。
「展望、鹿、ブナ、うどん」と僕にしては珍しく色々楽しめた山行だった。

[大倉バス停]

明日もいい天気になりそう。どこへ登ろうかな〜?
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