ページ 1 丹沢山 2 花 3 新緑 4 ブナ 5 シロヤシオ
304 塔ノ岳7
丹沢山4
丹沢三ツ峰
2004年5月15日(土) 丹沢 管理人の記録
コースタイム 大倉→3:00→塔ノ岳→1:00→丹沢山→1:00→太礼ノ頭→0:15→
円山木ノ頭→0:15→本間ノ頭→1:30→高畑山→1:00→宮ガ瀬
合計歩行時間 8:00
往路時刻 池袋5:10→新宿5:18 5:31→渋沢6:41 6:48→大倉7:03
神奈川中央交通
復路時刻 宮ガ瀬(土休)6:45 7:20 8:05 9:00 9:50 10:50 11:50 12:50
13:50 14:50 15:50 16:50 17:50 18:50 19:50
神奈川中央交通
名 山 関東百名山 日本千名山
交通費 合計2,280円  池袋⇒新宿150円 新宿⇒渋沢650円
渋沢⇒大倉200円 宮ガ瀬⇒本厚木650円
本厚木⇒新宿480円 新宿⇒池袋150円
ガイドブック

Hgさんの掲示板に大岳山でシロヤシオが咲いたというので、シロヤシオの名所として名高い桧洞丸へ行くことにした。
ねみ〜〜〜。
朝起きると4時45分。
やっべ〜!寝坊したよ。
予定していた電車より1本遅れるがなんとかバスには間に合いそうだ。
ところが登戸で立ち食いうどんを食べて電車に乗ると、やけに停車駅が多いことに気がつく。
「あれ〜?こんな駅あったっけなあ?」
各駅停車に間違えて乗ったと気づいた時にはすでに遅く、i-modeで検索しても新松田からのバスには間に合わない。
どうするか?ふと窓の外に目をやると、今日は晴天で大山が良く見えていた。
「そういえば塔ノ岳にもシロヤシオあったよな」
僕は渋沢で電車を飛び降りた。
バスで終点の大倉で下車して歩き出す。
バス停は登山者で大賑わい。
登山口から薄暗い植林の中を歩き、足の調子がいいので、快調に飛ばす。
見晴茶屋から急坂になり階段が出てくるとヤマツツジが咲き、もみじの新緑が眩しい。

[大倉バス停]                  [塔ノ岳への道]
気持ちの良い新緑から降り注ぐ光線を浴びながら登っていく。
途中に富士山が見える場所があるのだが、今日は雲の中だ。
冬ならともかく今の季節ではしょうがない。

[塔ノ岳への道]
駒止茶屋で小休止して、平地を歩くようになると足元に黄色い花を見つけ、少し登ると小草平に着いた。僕は休まずに登り続ける。
岩場から階段に変わり、見上げると「うへっ」となってしまう。
大倉尾根は何度か来ているが、毎度毎度この階段には滅入ってしまう。

[小草平]                     [長い階段が続く]
戸沢からの道が合流すると一度平坦になるが、すぐにまた階段の道になる。
上から短パン姿の人が走って下ってくる。みんなに声援をもらっているので、塔ノ岳に連続登頂してヤマケイに載った人じゃなかろうか?
「たちばなはどこですか?」と追い越した女性に尋ねられる。
たちばな?ああ、花立のことか!
「この階段の上ですよ」と答えると「うえ〜?」とガッカリしていた。
もっと勇気付けられる言葉は無かったのかと反省した。
僕は何度か来て慣れてしまったが、初めて来た人にはこの階段の連続はさぞかし重荷だろう。
花立山荘に着くと汗びっしょり…。
カキ氷を食べている人もいたので、自分も…、と思ったがそれは下山後の楽しみにとっておくことにした。
風で汗が吹き飛ぶとまた僕は歩き出した。

[ここの階段がきつい]             [花立山荘]
少し登ると左手に富士山が見えた。
「あれ〜?見えてるじゃん!」
見えないと思っていたので妙に嬉しかった。
僕はさらにペースを上げて登っていく。

[塔ノ岳]                     [塔ノ岳への道]
広い塔ノ岳の山頂はいつ来ても気持ちがいい。
富士山の見える場所に陣取り、弁当箱をザックから取り出す。

[塔ノ岳山頂]                  [富士山]
恥ずかしいので、誰にも見られないようにこっそりと納豆をマゼマゼした。
山の上の納豆はたまらんですなあ。
蛭ガ岳は残念ながら雲の中だったが、富士山が見れただけでも大満足。

[また納豆弁当]                [蛭ガ岳は雲の中]
シロヤシオ目指して歩き出す。小屋の裏では鹿が2匹いてゴミを漁っていた。
鹿も必死なんだな…。
さあシロヤシオはどうだ?と思ったら、チョボチョボしか咲いてない。
「なんだよ〜、せっかく来たのにがっかりだな〜」
ちょっと時期が早かったみたいだ。蕾のシロヤシオもある。
この先シロヤシオの名所は知らないので、鮮やかに咲いているトウゴクミツバツツジを見ながら歩いた。

[丹沢山方面]                  [丹沢山への道]
崩壊して道が付け替えられた場所が僕のお気に入りスポットで、前に来たときには全部真っ白な満開のシロヤシオが咲いていた場所だ。
ところがそこも、2分咲き程度で観賞できるものでは無かった。
ここでシロヤシオを見て塔ノ岳へ引き返す人もいる。
ところでこの場所は崩壊して道が付け替えられたにもかかわらず、その道が崩壊していた。
こりゃあいたちごっこだなあ。僅か数年で崩れてしまうなんて…。

[崩壊が進んでいた]              [富士山]
途中で写真を撮っている人に声をかける。
「今日はいい天気で良かったですね〜」
「まさか富士山が見えるとは思ってもみなかったよ」
その人の話によると、昔この尾根は鬱蒼としたブナの森だったそうだ。
大気の影響かなにかで、年々丸裸になっているらしい。
この尾根が鬱蒼としたブナの森だったとは僕には信じられなかった。
しかし、それを物語るブナの墓標があちこちに立っている。

[丹沢山への道]
「展望がいいからいいじゃん!」というだけでは片付けられない問題なのだろう。
山全体が崩壊しているような気がする。
僕が写した景色も何年後かには変わってしまうのだろうか…。
ともかく、僕は塔ノ岳から丹沢山の間がとても好きだ。
その人も「塔ノ岳で帰っちゃもったいない」と僕と同意見。
僅かに残る貴重なブナを撮りながら歩いていく。

[富士山]                     [明るい尾根を振り返る]
木道が出てくると、左手に満開のシロヤシオを見つける。
ちょっと小さいがなかなかのもんだ。
おまけに富士山まで見える。この場所はいいな…。
さらに歩くと立ち枯れが並ぶ場所に出る。
展望がいいのは結構だが、ちょっと薄気味悪い。

[丹沢山への道]
右手に丹沢山が見えると、ピークを下っていよいよ丹沢山の登りになる。
それにしてもこの辺の新緑は見事である。
こんなに楽しい山歩きは久々だ。寝坊して正解だったな…。
展望のあまり良くない丹沢山に着き、ベンチに座って休む。

[丹沢山]                     [丹沢山山頂]
すると先ほど話した人がやってきて、しばらく山の話をする。
昭和30年の登山ブームで夜から塔ノ岳に登り、山頂で日の出を迎えたという。
僕の生まれるずっと前にそんなブームがあったとは信じられないなあ。
でもうちの親もそれだしなあ。
「今の若い人は娯楽がいっぱいあるから山には来ないでしょ」
20代まで自分は若者の中に入っていたが、今はどっちに入っているか分からない。
今の若い人は…と言ってる自分はもうおじさんの仲間入りだろう…。
親子ほど年が離れていても気軽に話せて仲良くなれるのが山の魅力のひとつだなあと改めて実感した。「最近のお盆は天気が悪くてねえ…」「3連休もだめだった…」
「僕も去年は雨に祟られてるからよ〜く分かりますよ」
30分くらい話して、僕は宮ガ瀬へ下り始めた。
ここからは初めて歩く道なので、何が出てくるか楽しみだ〜。
ワクワク…。

[仲良くなった人]                [堂平分岐]
すぐに堂平への道を分けて、バイケイソウの中を歩く。
するとでっかいシロヤシオを発見!
しかもしかも、満開だ〜。
「イヤッホ〜咲いてるぞ〜」
僕は興奮して写真を撮った。
そして寝坊したことにまたまた感謝した。
出たり入ったりしていた太陽がちょうど出てきてくれていい感じ〜。

[バイケイソウが群生する]          [宮ガ瀬への道]
大満足のウキウキで下っていく。
こちらは大倉尾根とは雰囲気がガラリと変わり、深い森の中。
ブナの新緑や他の樹木の新緑がとにかく美しい。
「あ〜こりゃあいいわ〜」
ブナの楽しみ方を教えてくれたTAKASKEさんに感謝しながら歩く。
去年の僕なら楽しくなかっただろうな…。

[宮ガ瀬への道]
数は少ないもののブナ太郎を数本見つけられることができて嬉しい。
太礼ノ頭は「山頂はどこ?」というような山頂で展望も無かった。
急坂を下っていくと、前方に階段が見え、ちょっとブルーになる。
登り出すとやっぱり足が重い…。
「はあ、ちょっとはしゃぎすぎて疲れたな」

[太礼ノ頭山頂]                 [階段を登る]
しかし、ところどころにシロヤシオが咲いていて、次はどこに咲いてるかな〜?と元気になる。
右手が崩壊している場所からは丹沢山が見えた。
「もうだいぶ来たな…」
円山木ノ頭は狭い山頂で、真上が明るいものの展望は無い。

[丹沢山を振り返る]              [円山木ノ頭山頂]
素通りして下って行くと、やはり新緑がいい。
この尾根の魅力はブナの森だな…。紅葉の頃もいいかもしれない。
シロヤシオの咲く崩壊地点からは蛭ガ岳が見えた。
こっちから見ると、どうってことない山だ。
やっぱり鬼ガ岩ノ頭から見るほうが迫力あるな。

[宮ガ瀬への道]                [蛭ガ岳]
でも丹沢の最高峰が見れて満足満足。
本間ノ頭で休んでいると、沢登りのかっこうをした人がやってきた。
どこから来たのだろう?
沢登りはいろんなルートがあるから予想が難しい。
でも近くに幻の大滝があるので、そこから来たのだろう。
僕もいつか行ってみたいな。
この付近まではところどころにシロヤシオとトウゴクミツバツツジが見られて楽しみながら歩けた。しかし標高の低いところのシロヤシオは、花が散っているものもあった。

[本間ノ頭山頂]                 [三ノ塔?]
急坂をどんどん下って行き、尾根を巻くようになると、金冷シという岩場に出る。
それを越えて少し下ると、道が二分している。
右は赤テープがあり登っていて、左は赤テープ無しで下っている。
変なとこに下るとあとが大変なので、上がる道にした。
まあどこかでまた合流するだろう?と思って登っていく。
ところがだんだん道が細くなり、2つ目のピークで右に道が曲がり、さらに踏み跡の薄い急な下りになる。
「ありゃ?これはおかしいな。左のほうに行かなきゃいけないはずなのに…」
道を間違えたと気づいた時はもうだいぶ下っていた。
地図を広げると、この道は青宇治橋から丹沢山へ行くショートカットのようだ。
「なんなんだよ〜また赤テープに騙されたぞ!」
仕方なく引き返すことに…。
精神的にもかなり体力を消耗した。
やっとのことで元に戻って、間違えた場所の写真を撮り、左へ下っていく。
そこには橋があり明瞭な道が下っていた。
なぜ僕は地図で確認しなかったのだろう?
地図を出す手間を惜しんで、道を間違えていることが最近多い。
「とにかく変だと思ったら地図を出す癖をつけないとなあ」と反省した。
そしてあまりにも歩きやすい道なので道を間違えた自分のバカさ加減に大笑いした。
しばらく下ると、青宇治橋分岐が出てきて、さっきの道はこの道に出るんだな…と納得した。

[間違えた場所]                 [青宇治橋分岐]
ガイドブックに高畑山の展望がいいと書いてあったので寄ってみることにした。
巻道を作って避けるような登りも無く山頂へ着いた。
でっかい展望台があり、男性が休んでいた。
周りを見回すが、木が育ってしまったようでほとんど展望は無い。
もうちょっと高く作ってくれれば…。
「さっき道間違えちゃって大変でしたよ〜」
と笑いながら話かける。
その人は青宇治橋から丹沢山を往復したそうで、僕が大倉から来たと教えるととてもびっくりしていた。そんなに驚かなくても…。

[高畑山分岐]                  [高畑山山頂]
道に迷って、ロスした時間を取り戻そうと、ズドドドド…っと下って行く。
まだ体力が余っていたので、ラストスパート。
仏果山や宮ガ瀬湖が見えると御殿森ノ頭。
さらに下っていくと、指導標があり宮ノ平バス停のほうへ下って行く。
左の道はどこへ下っていたのだろうか?
車のエンジン音が聞こえてくると車道に出た。

[高取山、仏果山]               [車道を左折]
三叉路バス停に着くと次のバスまで30分以上時間があったので、宮ガ瀬まで歩くことにした。
車道歩きがあるけど、確実に座れるし
なんといってもソフトクリームが食べられるかもしれない。

[三叉路左折]                  [宮ガ瀬バス停]
トンネルを抜けると宮ガ瀬バス停が見えてきた。
お土産屋さんに入るとソフトクリームを注文。
ムラサキイモミックスがあるというので食べてみた。
おお!これは今まで食べたことのないおいしさ!
店員さんに話しかけられ、今日歩いた山のことを話す。
バスはそろそろ来るかなあ?
と心配になると「ここからバス見えるから大丈夫よ」
と引き止められ、さらにベラベラ喋る。

[土産物屋]                   [バスが来るまで話をした]
おかげでバスを待つ時間を楽しく潰すことができた。
「また遊びに来てね〜」
としっかり商売上手だった。

[ムラサキイモミックス]
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