272 鍋割山 2004年1月10日(土) 丹沢 管理人の記録
コースタイム 寄→0:40→寄大橋→1:40→雨山峠→1:00→鍋割峠→0:30→
鍋割山→0:30→小丸→0:30→金冷シ→0:40→小草平→1:20→大倉
合計歩行時間 6:50
往路時刻 池袋5:10→新宿5:18 5:31→新松田6:46 6:53→寄7:15
復路時刻 大倉(土休)13:08 13:38 14:08 14:38 15:10 15:38 15:55
16:10 16:18 16:38 16:55 17:08 以下略 神奈川中央交通
名 山 日本千名山
交通費 合計2,410円  池袋⇒新宿150円 新宿⇒新松田750円
新松田⇒寄510円 大倉⇒渋沢200円
渋沢⇒新宿650円 新宿⇒池袋150円
ガイドブック

掲示板に「鍋割山荘の鍋焼きうどんはうまいよ」という情報をいただき、行きたくなってしまった。普段は外食などめったにしない僕だが、頭の中が鍋焼きうどんになってしまったので、鍋割山へ登って欲求を満たさなければならなくなった。
鍋割山へは大倉から登るコースが一般的のようだが、徒歩横断のためにあえて寄(やどりき)から登ることにした。エアリアマップを広げると、危険マークが二つ、迷いマークが一つ並んでいた。一瞬不安になるが「な〜に百戦錬磨の僕が登るんだからたいしたことないよ〜」などと軽い気持ちでコースを決めてしまった。
新松田駅から寄行きで終点下車。窓から御来光が拝めたからまだ薄暗い。
乗客は僕だけだったので、ちょっと寂しい。
ここからシダンゴ山へも登れるがトイレは無かった。
地図を見て、シダンゴ山へ行く橋を渡らずに右折して北上を開始した。指導標はない。
しばらく寄沢沿いを歩いていくと、右側にトイレを発見した。
秦野峠へ続く林道が赤い寄大橋で分かれるとゲートになりここから先は車は入れない。
公園のようになっていて、遊歩道があちこち分かれてわかりにくかった。
寄沢沿いの砂利道を進むと指導標があり安心する。
堰堤のところで林道が終わり、遊歩道が続いていたが、僕は右の雨山峠を目指す。
タカノス沢の細い流れを見ながら登ると、遊歩道を作っている人達がいて挨拶をする。

[寄バス停]             [寄大橋付近]           [登山口]
登った道は再び寄沢へと下って、沢を渡る。
河原に出たらまっすぐ進んでしまったが、それは間違いで右に指導標を発見して慌てて戻る。
何度か沢を渡り、階段で沢に下りて右に渡り、沢沿いに進むと道がなくなってしまった。
左奥には滝が見えるが、足跡が途中で消えていた。
ぐるりと一回りして、道を間違えたことに気がついて、階段のところまで戻ることにした。
今までの僕は道の無いところも強引に進んでいたが、少しは学習したようだ。
すると赤い布を発見して、その下の岩にはペンキの矢印が書いてあった。
でも最初に通りかかったときは全然気がつかなかった。
ここから沢を離れて、右の山腹に取り付く。
地図を見ると滝マークがあり現在位置がわかった。
滝に続く足跡は沢登りの人の足跡だったようだ。

[清流を渡る]            [河原を右に進む]        [右の山腹に取り付く]
「キーッ」と鹿の鳴き声が聞こえると2匹の鹿が山のほうへ走っていくのが見えた。
ここらへんの雰囲気は北岳の大樺沢に似ている。
丹沢は谷が深いなあと感心した。
右から回り込んで、沢へ下って渡ると、最初の鎖場が出現。
足元が滑りやすいので慎重に登る。

[寄沢から南方向]         [小沢を渡る]           [最初の鎖場]
山腹を絡むと、涸れ沢の場所でまたしても道を見失う。
さっきから沢沿いを登って道に迷っているが、沢を渡るように進むと、道がわかるようだ。
考えてみれば、道が沢へ下るのは渡るためなのだ。
ベンチと指導標のある場所を過ぎると植林の中を歩くようになり、ようやく沢から解放されて一安心する。僕はペースを上げてリズムよくジグザグに登る。

[涸れ沢を渡る]          [ベンチのある場所]        [日だまりの尾根]
寄コシバ沢を渡ると、右の沢沿いに鍋割峠への道が分かれ、山腹を絡む道となる。
「危険」の看板を見つけて少々びびる!

[鍋割峠分岐]           [危険だ〜!]
少し崩れた道もあったがなんとか通過。
しかし、目に飛び込んで来たのは、谷底に落ちかけた橋だった。
「ひえ〜〜どうやって行くんだよ〜」
するとカラカラと音がして、頭の大きさの岩がゴロゴロと上からバウンドして転がって行く。
僕は祈りながら、崩れた道を通過した。

[落石!橋が崩れてるよ〜]                      [傾いた橋]
涸れた寄沢に下ると、雰囲気はガラッと変わる。
静寂に包まれ、ときおり鹿の泣き声がする。
カラカラと落石の音が何度もして上を見上げると、鹿がいた。
狭い谷底なので、鹿に落石を落とされたらひとたまりもない。
鹿を刺激しないように、静かに急いで歩いた。

[階段を登る]            [寄沢源頭を登る]
白ザレの道を登っていくと、階段があり昔の道は崩れているのがわかった。
左から右に回りこむように登ると雨山峠に着いた。
峠の向こうに富士山が見えて嬉しくなってしまった。

[階段を登れば雨山峠は近い] [雨山峠]              [雨山峠からの富士山]
檜岳へも登りたかったが、それは次回にして鍋割山へ急坂を登る。
ザレた道で滑りやすく、体力を消耗した。
登りきると、蛭ガ岳が見えて「来て良かった〜」と思った。
正面に鍋割山が見えて、ホッとしたのも束の間で鎖場が出現する。
ザレ場で滑りやすいので、鎖を使って下っていく。けっこう長かった。

[蛭ガ岳]              [鍋割山]              [鎖場を下る]
ブナのあるピークを過ぎると、再び鎖場でガイドブックには20mあると書いてある。

[ブナ〜]               [ちょっと長い鎖場20m]    [ブナ〜その2]
登りきると茅ノ木棚沢ノ頭で指導標もあった。
少し下るとまたまたなが〜い鎖場でガイドブックには30mあると書いてある。
「うそだろ〜?」と思って登り始めたら、ほんとに長かった。
途中段差の高い場所で少し苦労して、振り返ると檜洞丸が見えた。
そして、下を覗くと「ふう〜」とため息がでてしまった。
「これは下れないなあ」と思わず身震いがした。

[茅ノ木棚沢ノ頭]         [かなり長い鎖場30m]
登りきると平坦な道で、天国に這い出た気分だ。冬の日差しが気持ちいい。

[檜洞丸など西丹沢の山々]                      [日だまりの尾根]
下ると鍋割峠について、物言わぬ石仏が出迎えてくれた。
「この先崩壊箇所あり」という看板があるが、きちんと迂回路が作られていて、全然問題なかったが階段が続いてちょっと疲れた。

[鍋割峠]              [石仏]                [階段の道が続く]
崩壊地点からは、蛭ガ岳が望めて「崩壊してるおかげだなあ」と思った。

[臼ガ岳、蛭ガ岳、不動ノ峰]                      [蛭ガ岳]
気持ちよい芝生の道を登っていくと、ハイカー達の歓声が聞こえて、山頂だと分かる。
ここまで、誰にも会わなかった静かな道だったので、ちょっぴり嬉しい。
山頂からは富士山が見えた。

[あともう少し]           [鍋割山頂からの富士山]
鍋割山荘があり「鍋焼きうどん」の看板をみつけてさっそく入ってみることにする。
今日はこれが目的だったのだ。
小屋の主人を見つけて注文すると、メモに名前を書いて、すぐできるから小屋の中で待つように指示される。掘り炬燵で服を脱いで汗を拭っていると、「あ〜うまい」という声が何回も聞こえてくる。うどんをすする音も聞こえて、僕の胃袋が鳴き始める。

[富士山]              [鍋割山荘]             [山荘内部]
10分もしないうちに名前を呼ばれて、鍋焼きうどんを取りに行く。
蓋を開けると、グラグラと煮えたつゆにたくさんの具(長ネギ、かぼちゃの天ぷら、蓮根の天ぷら、たまご、油揚げ、椎茸、シメジ、ナメコ、マイタケ、ホウレンソウ、ナルト)がひしめき合って、「食べてくれ〜」と言われてるようだった。
僕は「ん〜んまい」を連発しながら食べた。予想以上に具沢山でびっくりした。

[鍋焼きうどん900円]       [金冷シへの道]
さて帰りは山荘の裏から金冷シを目指して歩く。

[蛭ガ岳]
雑木林の気持ちいい道を登ると、後ろに富士山と鍋割山が見えた。

[鍋割山と富士山]                            [陽だまりの尾根]
小丸を過ぎると二俣分岐で、大倉への道が分かれる。
この辺はぶなが多く、飽きない道だ。

[ぶな]                [二俣分岐]            [かえで?]
急坂を下ると金冷シに着いたが塔ノ岳へ登る元気はないので、大倉へ下ることにした。

[塔ノ岳]               [金冷シ]              [大倉への道]
花立から塔ノ岳と大山が見えて、景色を楽しみながら下る。

[塔ノ岳]               [大山と三ノ塔、二ノ塔]
歩きにくい石と階段の道を下ると、小草平に着いて、マウンテンバイクで登ってきた外人が楽しそうにお弁当を広げていた。

[花立]                [大倉への道]           [小草平]
もうこの大倉尾根を下るのは2度目なので、前回のように「長いなあ」とは感じずにササっと下ってしまった。

[鍋割山が見えた]         [大倉高原山の家の水場]   [南側の眺め]
車道に出ると走って、大倉のバス停に14時に着いた。
疲れたのか小田急線の急行で寝過ごして、成城学園まで行ってしまい、登戸へ引き返して南武線で帰った。

[大倉バス停]

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