| ページ | 1 岩殿山 | 2 岩殿山の花 | |
| 299 | 岩殿山3 | 2004年4月24日(土) | 大菩薩 中央線沿線 |
管理人の記録 |
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| コースタイム | 大月→1:00→岩殿山→0:40→真蔵院→0:25→ 百蔵橋→0:20→猿橋→0:30→猿橋駅 |
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| 合計歩行時間 | 2:55 |
| 往路時刻 | 池袋5:10→代々木5:21 5:24→高尾6:22 6:29→大月7:05 |
| 復路時刻 | 猿橋(土休)10:10 10:32 10:59 11:34 11:49 11:59 12:31 12:58 13:31 13:54 14:20 14:32 14:51 15:29 15:50 以下略 |
| 名 山 | 山梨百名山 |
| 交通費 | 合計2,900円 池袋⇒大月1,450円 猿橋⇒池袋1,450円 |
| ガイドブック | ◆ |
| 友達のきむさんと前から山に行く約束をしていて、やっと都合が合うことになり、岩殿山へ向かうことにした。岩殿山は戦国時代武田信玄の家臣の小山田信茂の居城だった山城跡だ。 岩殿山城について…。 武田家の敗色が濃くなった小山田信茂は武田家を見限り、織田方へ寝返るため新府城を失った信玄の跡を継いだ勝頼を岩殿山城へ呼び寄せます。 信茂は笹子峠で勝頼を攻撃し、敗北を悟った勝頼は田野(天目山)で自刃します。 そのとき流れた家臣たちの血は川を三日三晩赤く染め、三日血川と呼ばれ現在の日川の由来となっています。 さて裏切りが成功したかに見えた信茂ですが、織田信長に攻められて死んでしまいます。 信長は過去に何人もの家臣に裏切られているので、忠義に反する信茂のやり方が我慢できなかったのでしょう。 その信長もわずか3ヵ月後の天正10年6月に本能寺の変で命を落としています。 天正10年は激動の年だったのです。 きむさんとは前にも山に何度か行ったことがあるのだが、もう10年も前なので彼は初心者同然だった。 「山は健康にいいよ〜」という僕の誘い文句につられて彼は山に行くことを承諾。 戦国時代に思いを馳せることができる岩殿山へ登ることにした。 3時間未満のコースは初心者にも無理なく歩けるコース。 いきなり6時間も歩かせたら、山を嫌いになりそうなのでファミリーコースで晴天の日を選んだ。とにかく僕は「山は健康に良くて楽しいぞ〜」というのを彼の頭にすり込む作戦にした。 最初が肝心なので、僕はワザワザ彼の最寄り駅の池袋まで迎えに行くことにした。 4時に起きて池袋には5時40分に到着。 待ち合わせは6時だったが、彼は寝坊して7時になってようやく来た。 デートでもこんなに待ったことないのになあ。 遅刻したことをあまり責め続けると彼が山を嫌いになりそうなので、「まあのんびり行きやしょう」とやさしい言葉をかける。 中央線を乗り継ぎ、大月駅に9時に到着。 友達と一緒だと、話している間にいつの間にか着いてしまう。 改札を抜けて、コンビニへ入ってジュースを買おうとするとサイフが無い! 「あれ?どうしたんだろう?」 あちこち探して大月駅の改札に行くと、誰かが届けてくれていた。 なんとか無事に落としたサイフを回収し、気を取り直してさあ出発! ![]() [大月駅と岩殿山] [商店街を通る] 商店街を抜けて踏切を渡る。電車が行って遮断機が上がるまでかなり時間がかかった。 県道に出たら左折して深い桂川を渡り、少し登ると登山口が見えてくる。 ![]() [踏切を渡る] [登山口] 階段を登っていくと、ヤマツツジがあちこちで咲いている。 僕は得意げに「これはヤマツツジっていうんだよ」と先輩風を吹かす。 花の写真を撮るのも面白いよと教えると、彼は真剣にカメラを構えて撮っていた。 さらに登ると富士山が見えてくるが上のほうが雲の中だ。 もうすぐすっぽり覆われてしまうだろう。 公園として整備された砂利道を緩く登れば「ふれあいの館」という資料館のような建物が現れる。僕が最初に岩殿山へ登ったときはこんなもの無かったし、2回目の時は早すぎて開館前だったので、3回目の今日は彼と中を覗いて見ることにした。 櫓ふうの建物が時代を感じさせて嬉しい。 ![]() [富士山] [ふれあいの館] 地下にはプラネタリュウムがあるが、今日は2階の写真展を見ることにする。 2階は富士山の眺めが良く、シラハタ氏の富士山の写真が展示してある。 ![]() [入館無料] [館内は写真が展示してある] 僕等は公園の階段をゆっくり登りはじめる。 だんだん階段が急になってきて、きむさんが疲れてくる。 おっとこれはやばい! 小休止して富士山を眺める。 かず:「いい眺めだね〜」 きむさん:「意外ときつい道だね」 ![]() [富士山は雲の中] [大岩壁] 岩に挟まれた隘路は揚城戸跡で、城門があった場所だ。 こんなとこで敵に攻撃されたらひとたまりもないね。 尾根を登りきると、雁ガ腹摺山などの北方の山々が見える。 きむさんも景色の良さに満足しているようだ。 ![]() [揚城戸跡] [雁ガ腹摺山] 西に石を切り出した跡があるというので柵を越えて行ってみることにした。 彼は「怖いからやめようぜ」というが「大丈夫、大丈夫眺めがいいから来てごらん」と言って無理やり呼ぶ。岩の上に立つと眺めがいいが少々怖かった。 切り出した跡まで下ると、確かに異様に平になった場所がある。 崩壊の危険があったので切り出したのだそうだ。 さて、本コースに戻り岩殿山を目指す。 ここまで登れば着いたも同然だが、斜面にイカリソウが群生しているのを発見する。 「うわあすげえよ!イカリソウだ」 僕は初めて見たので感激してしまった。 今まで図鑑やネットでしか見たことがなく、生でお目にかかれるとは思ってもみなかった。 岩殿山は意外と花の山なのかもしれない。 山頂へはひと登りで、三脚を立てて記念写真を二人で並んで撮った。 ![]() [西側の眺め] [岩殿山山頂] 東屋は団体さんで大賑わいだったので、馬場の丸太のベンチに腰掛ける。 静かでいい雰囲気だ。風の音しか聞こえない。 僕は納豆を作ってご飯の上にかけて食べた。 きむさんからにんじんやゆで卵をいただいて足りない栄養を補った。 お喋りしながら久しぶりに1時間ものんびりしてしまった。 独りの時だと2,3分しか山頂にはいない。 のろし場に上がると電波塔の設備があり興ざめしてしまった。 彼は蝶を見つけて写真を撮ろうと追い掛け回している。 その蝶は良く見ると羽がボロボロだった。 かわいそうだなあ。どうしたんだろう? ![]() [また納豆弁当を食べる] [のろし場] 猿橋へは巻道もあるが、尾根通しに下ってみる。 指導標が無いので彼は「こっちで道あってんの?」と少々不安気味。 そういわれた僕も不安になったが「大丈夫、大丈夫ガイドブックに乗ってる道だから」 と言って彼を安心させる。 空堀跡へ急坂を下る。彼はちょっとおっかなびっくり。 しゃがんで滑るように下る。 けっこう面白がってくれたので僕は安心した。 2つ目の空掘を下ると急な斜面がずっと下まで続く。 あれ?おかしいなあ。もうちょっと行ってみるか? ところがいくら下っても巻道に合流する気配が無い。 踏み跡も薄くなってきて、彼は「本当に合ってるのかよ?この道危ないぞ!」 とかなり不安そう。 こりゃ間違えたかな? 1つ目の空掘に指導標があって右に道が分かれていたことを思い出す。 かず:「ごめ〜ん道間違えちゃった」 きむさん:「ええ〜?うそだろ?」 ああ〜ついにやっちまった。これじゃ俺の面目丸つぶれ。 1つ目の空掘まで必死に戻る。 案内看板に小さな指導標が付いていて、猿橋方面と書かれていた。 僕は己の力を過信して、良く確認せずに進んでしまったのだ。 かず:「道間違えちゃってごめ〜ん、でもいい経験になったでしょ?」 自分で自分をフォローするのが情けない…。 きむさん:「うん、いい経験になったよ、面白かったし、ストックと軍手が必要なのも分かって良かった」 きむさんが山を嫌いになったと思いヒヤヒヤしたがなんとか大丈夫そう。 ゆっくり休んで気持ちを落ち着かせる。 ![]() [急坂を滑って下る] [空堀跡] 今度は間違えないように右折して下って行くが、こちらもかなりの急斜面。 かず:「おかしいなあガイドブックに乗ってる道なのに…。初心者にはかなりハードだぞ!」 きむさん:「ほんとにこっちで合ってるの?戻ったほうがいいんじゃねえの?」 僕も不安になるが、しばらく下ると白いガードレールが見えてきて、巻道に合流することが分かるとホッと一安心。彼に「もうすぐ終わるよ〜」と声をかける。 彼はまだまだ上のほうで、山と格闘中だった。 「戦国時代なら俺たち長槍で刺されて死んでるな」 などと冗談言いながら励ます。 彼がやっと巻道に合流すると靴の中に砂が入ってしまったそうだ。 彼の靴はスニーカーなので無理もない。 「丘みたいな山だからスニーカーで十分だよ」と前日にアドバイスしたことを思い出した。 全然十分じゃなかったみたい。ごめん、きむさん。 僕は「初心者コースじゃねえじゃん。なんだこのガイドブックは?」とガイドブックのせいにして片付け、なんとか無事に辿り着けたので案内人としての僕の面目は保たれた。 巻道に合流してからはいい道で、ジグザグに階段を下っていく。 百蔵山と扇山が見えたりしてなかなか眺めいい。 ![]() [靴の中に砂が入る] [百蔵山と扇山] こちらの下りにも多くの花が咲き、イカリソウも見つけることができた。 花を探しながら下ると、いつのまにか車道に出て、少し左に歩いてバス停の脇からまた山道に入る。 ![]() [ヤマツツジの脇を歩く] [車道に出る] 山道はすぐに終わり、円通寺跡でまた車道出て猿橋を目指して歩いていく。 要所には指導標があり安心だ。 ![]() [ここから再び山道] [ここから車道] 集合住宅が並ぶような街中の道に自販機があるので、彼からジュースを御馳走になる。 汗を掻いた後のジュースはうまい! 周りはのどかな田園風景が広がる。 「老後はこんなのんびりした田舎に住みたいよなあ」 「東京は排気ガスだらけでだめだよ」 左にネギ畑を見ながら下っていくと、藤の花が咲いてる駐車場に出て、そこからはさっきまでいた岩殿山が良く見える。 ![]() [参考にしたガイドブック] [岩殿山] 中央高速にぶつかると百蔵橋で葛野川を渡り右折する。 お喋りしながら葛野川左岸の車道を歩いていくと猿橋の入口が見えてくる。 階段を下りるとあったあった猿橋だ〜。 彼に「撮るよ〜」と声をかけるとおかしなポーズをする。 何だ?と思ったら、猿橋だから猿のポーズのようだ。 ![]() [百蔵橋] [猿橋で猿のマネ?] 猿橋は日本三奇矯のひとつに数えられ、橋脚を使わずに四層のはね木によって支えられている珍しい橋だ。橋の上からは深い渓谷を見下ろすことができて大迫力! 古いトンネルは中央本線の旧線かと思ったら、水道橋なのだそうだ。 ![]() [下は水道橋] [渓谷になっている] 近道を示す指導標に導かれ、進んでいくと展望台への道が右に下っている。 ![]() [猿橋] [近道を示す指導標] 下ると、渓谷の下に行くことができ、下から猿橋を見上げることができた。 左手は広い河原が広がり、猿橋の手前で急に渓谷を形成しているというのは面白い。 ![]() [猿橋のはね木] [渓谷に下りる] ![]() [手前が猿橋、奥が水道橋] [不思議な地形だ] 疲れたので遊歩道のベンチに腰を下ろして、彼と色々な話をした。 あんまりのんびりしてると日が暮れてしまうので、歩き出すと公園に出た。 家族連れが楽しく遊んでいる。 その公園の公衆便所は猿橋の形をしていてなかなかおもしろい。 郷土資料館は公園の隣にあった。 ![]() [公園を通る] [郷土資料館] 100円を払って中に入ると、いろんなものが展示してありおもしろい。 猿橋のディオラマと岩殿山城のイラストが特におもしろかった。 30分ほど滞在して、国道を歩くとハンバーガーショップを見つける。 こんなとこで営業して儲かるのかな〜? ![]() [様々な展示物が並ぶ] [国道右折] えらい豪華な神社があり、多分天皇家ゆかりの神社だろうと予測した。 その神社から左に曲がりわずかに歩くと猿橋駅に到着。 ![]() [猿橋駅に到着] 彼は「ほどよい疲れで気持がいい」と言ってくれたので嬉しい。 1回目は大成功か? |
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