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302 奥秩父主脈縦走 2004年5月1日(土) 奥秩父 管理人の記録
コースタイム 増富温泉→1:35→金山平→0:45→瑞牆山荘→0:50→
富士見平→1:00→大日小屋
合計歩行時間 4:10  4泊5日の山
往路時刻 池袋5:10→代々木5:21 5:23→八王子6:15 6:34→
韮崎8:29 9:25→増富温泉10:24
復路時刻 三峰山頂駅 9:15 9:30 10:00 10:30 以下30分毎 所要8分
大輪バス停(土休)7:31 8:04 8:49 9:01 9:41 10:26 11:06
11:54 12:26 13:09 14:18 15:00 15:21 15:48 16:48
17:15 18:06 18:39 西武観光バス

三峰神社 西武秩父行き(所要1:15) 10:30 12:45 13:45 15:45
16:45 西武観光バス
名 山 日本百名山 日本三百名山 関東百名山 甲信越百名山
山梨百名山 日本千名山
交通費 合計6,150円  池袋⇒韮崎2,520円 韮崎⇒増富温泉1,200円
三峰山頂駅⇒大輪駅950円 大輪バス停⇒三峰口300円
三峰口⇒御花畑430円 西武秩父⇒池袋750円
ガイドブック

13年前友人と富士見平にテントを張り、金峰山に登った。
その時が僕の奥秩父デビューだ。
深い森、五丈岩、大展望…で、えらく感動したものだ。
地図を見ると金峰山の先から奥多摩の雲取山まで尾根が続いていた。
その長大な尾根は奥秩父主脈縦走路と呼ばれていた。
いつか通して歩いてみたい。
そんな夢を抱きながら山に通い続けた。
1人用のテントを初めて持って行ったのは甲武信ガ岳。
その後テント代5万円の元を取ろうと何度もテント山行を重ねているうちに体力が鬼のように付き、昨年夏は南ア南部5日間のテント縦走を成功させた。

そして2004年、ちょうどGWの並びが良く、5連休となった。
勝機は我にあり、時は来た。
このチャンスを逃すと次はいつか分からない。
GWには何度か奥秩父に出かけているので雪の状況が分かっている。
当然雪があればアイゼンなどの冬山用装備が必要になり、重くなる…。
しかし、体力、技術、経験は自分でも高いレベルにあると自負している。
歩ききる自信はある。

奥秩父主脈のほとんどを細切れに歩いてルートも覚えた。
よし、奥秩父主脈縦走計画を実行しよう。
100Lザックにテント、冬期用外張り、耐-17度のシュラフをザックに詰める。
持ってみると意外と軽かった。
5日分の食料はインスタント食品ですべて賄うことにして、その数は予備を含めて17個となった。これがけっこうかさばり、100Lのザックはパンパンに膨らみ、担いでみると今まで経験したことのない重さだった。
これで本当に縦走できるんだろうか?
だんだん不安になってくる。

朝3時に起床して4時過ぎに家を出る。
中央線を乗り継いでいくと韮崎には7時半に着いた。
でもガイドブックで勉強していたら、韮崎に着いたことが分からず、ふと顔を上げると韮崎駅に着いていて、手摺にくくりつけたザックの紐を慌てて取って、ホームに降りるとドアが閉まった。
「ふう〜危ない危ない、ギリギリセーフだぜ」
しょっぱなから危なっかしい。5日間大丈夫?
駅前のバス乗り場に行くと、登山者らしき人が3人、きっと金峰山だろう。
バスは7:40発で、引っ越す前には乗れなかったバスだ。
また引っ越してよかったなあと思う。
増富温泉に着いて、目の前に瑞牆山荘行きのワゴンタクシーが止まっているが、僕は歩いて瑞牆山荘を目指す。あくまでも文明の力は使わず、昔ながらの登山スタイルにこだわるつもりだ。また途中は渓谷が美しく、けっこう楽しいのだ。

[韮崎駅前のバス乗り場]           [増富温泉バス停]
歩き始めてしばらくして、友達の純へ電話を入れる。
「明日甲武信小屋に来れば、5日まで一緒に歩けるよ。塩山からバスで終点の西沢渓谷で降りれば大丈夫」
と甲武信小屋までの電車の乗り換え方、コースの説明などをした。
これで少しは寂しい単独行が楽しくなるはずだ。
電話を切ると先程のワゴンタクシーが走り抜けて行った。

鯨岩やガマ岩を見ながら川沿いを歩いていく。
新緑が美しく、ミツバツツジもきれいだ。
1台の車が横に止まって、「乗っていかない?」と言われるが、歩きたい僕は丁寧にお断りした。僕のザックがよほど大変そうに見えたのだろう。
金山平に着くと金峰山が見える。明日登るからな〜。
その先でお腹がグ〜っと鳴ったのでカレーうどんを食べることにした。
これをこれから毎食食うのか?まあ最初だからうまいよな。
道がジグザグになりまたワゴンタクシーに抜かれる。
僕の歩きは無駄なのかな〜?
傾斜が緩くなって、平坦になると瑞牆山荘は近い。
山仕度の済んだ登山者が続々と出発して行く。
僕は登山口にザックを置くと、瑞牆山荘へ行き100円を入れて純へ電話をかけた。
携帯は圏外になっていた。
「明日小屋に着くのは18時過ぎだからね。捜索願とか出さないでよ」

[瑞牆山荘]                   [登山口]
ああ〜この道は何度通ったのだろう。もうどこに何があるかすっかり覚えてしまった。
大きな岩が転がる場所を過ぎると、瑞牆山荘から上がってきた林道にぶつかる。
僕はここにザックを置いて、ビューポイントへと空身で出かける。

[大きな岩がゴロゴロ]
ビューポイントからは相変わらず眺めが良く、八ガ岳が見え瑞牆山もどど〜んと大迫力で見える。僕のお気に入りの場所。最初にここを発見したときは無茶苦茶嬉しかったなあ。

[ビューポイントから見た八ガ岳]       [瑞牆山]
登山道へ戻り、急坂を登って行くとベンチがあり尾根の上へ出る。
ここからも樹林越しに瑞牆山が見える。
緩やかに登って行くと左手に水場が見えてきて、ザックを降ろして水を補給する。
富士見平へ上がると、テン場にはいくつかテントが設営されている。
ここをベースに瑞牆山へ行くのも楽しいが、体力温存のために大日小屋を目指す。
なにせ明日が5日間のうちでもっとも長くもっとも苦しいのだ。
4日分の食料も重い。

[富士見平の水場]               [富士見平小屋]
深い森の中をゆっくり登って行き、飯森山を巻いて下りになると、老夫婦に出会う。
僕の大きなザックを見てびっくりしていた。
四国から車できて、この辺の名山に登るというからこっちも驚いた。
右に鷹見岩への道を分ければ大日小屋に着く。
「いや〜重かったなあ」
端っこのほうにテントを設営する。
時間はまだ14時にもなっていないので、大日岩へ行って遊ぶことにした。
この天気だとかなりの展望が期待できる。

[深い森の中を歩く]              [ポールを2本刺してから自立させます]
大日岩の上に登ると、金峰山がかっこよく見え、大きな岩の下をくぐると瑞牆山や小川山が見えた。僕は興奮して言ったり来たりしながら写真を撮りまくった。
ほとんどの人がこちらには寄らずに金峰山を往復するので、誰もいなくて静かだ。
僕も大日岩に登るのは今日が始めてでこんなに眺めがいいとは知らなかった。
「ああ気持ちいい。この風景を目に焼き付けておこう」
2時間金峰山を眺め続け、大日小屋へ帰った。

[大日小屋テン場]               [おいしい富士川源流の水]
まだ17時だが明日が早いのでカレーうどんを食べて寝ることにした。

[大日小屋]
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