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248 唐松尾山1
笠取山2
2003年6月7日(土) 奥秩父 管理人の記録
コースタイム 三之瀬→1:45→将監小屋→0:10→将監峠→0:10→
山ノ神土→0:45→唐松尾山→0:45→黒槐ノ頭→1:00→
笠取山→0:30→笠取小屋
合計歩行時間 5:05   1泊2日の山
往路時刻 池袋5:10→代々木5:21 5:23→八王子6:15 6:34→
塩山7:51 タクシー→三之瀬9:00
復路時刻 新地平(土休) 9:29 ※10:45 ※11:30 14:41 ※15:51 17:45
※=季節運行4月〜11月
名 山 関東百名山 山梨百名山 日本千名山
交通費 合計14,720円  池袋⇒塩山1,890円 塩山⇒三之瀬タクシー10,000円
新地平⇒塩山940円 塩山⇒池袋1,890円
ガイドブック



入梅前、最後の週末だけあって、朝の奥多摩駅はかなりの人。
僕は混雑を避けて、唐松尾山へ行くことにしていた。
先週に引き続き、Hgさんと一緒に三之瀬へ向う。
この辺は一ノ瀬高原とも呼ばれていて、さわやかだ。
レンゲツツジをHgさんがみつけて車を止める。
見回すとそこらじゅうで、赤い花が咲いていた。
ヤマツツジより色が薄く、花が大きいので判別できる。
込み合う奥多摩駅の改札 三之瀬登山口
三之瀬で笠取山から登るというHgさんと別れ、西御殿岩で再会を約束する。
今日はテントなので、逆コースならHgさんに会える。
民家の脇を朝日谷に沿った道に入る。

足元には白い花がたくさん咲いていて踏まないように注意する。
見慣れたタチツボスミレも咲いていた。

朝日谷を渡り、尾根を乗越すと牛王院平への近道の七ツ石尾根が分かれる。

僕はテントなので、右の緩やかな道を選ぶ。

林道はテント歩きには嬉しい道だ。たいして苦労せずに、上まで上がれてしまう。
ムジナの巣の水場で喉を潤す。僕の水筒はヒビが入って使い物にならなくなってしまっていた。
冷蔵庫で冷したのがいけないらしい。
牛王院下
左:七ツ石尾根 右:将監小屋
ムジナの巣の水場
沢を渡ると白ザレの場所に出る。石を切り出した跡もあって、何に使われたのだろうと思う。
将監小屋への道 将監小屋への道
ここは標高が高いせいか、トウゴクミツバがまだ咲いていた。鮮やかな紫色だ。
奥秩父主脈縦走路が見えてくると、将監峠の分岐だ。
右の少し下る道を行くと将監小屋に出る。
左:将監峠 右:将監小屋 指導標
久しぶりの将監小屋は去年とあまり変わっていなかった。
小屋番さんは丸太を加工する作業に汗を流していた。
水場にはクリンソウが咲いている。赤くて、変わった花だ。
将監小屋 将監小屋の水場
テン場にはテントが3つ。そばにカメラを持って座っている人がいる。
あとのふたつは和名倉山へでも行ってるのだろうか。
去年きたときは黄色い花が一面に咲いていたのだが、今年はまだのようだ。
曇りなので、展望はあまり無い。竜喰山が確認できるくらいだ。
僕はここから気合を入れて登る。将監峠までの短い間だが、かなりの急坂だ。
後ろを振り返りなが登ると、将監峠に着いた。
ここで奥秩父主脈縦走路に合流する。いつか通して歩きたい。
テン場 将監峠を見上げる
将監小屋を振り返る 大常木山
将監峠 牛王院平への道
牛王院平で七ツ石尾根の道を分け、笹が出てくると山ノ神土だ。
右は和名倉山への道。「上級者向けのコースです注意してください」という看板がある。
こっちにもシャクナゲが咲いていそうなので、吸い込まれそうになってしまう。
牛王院平 山ノ神土
唐松尾山への道は相変わらず分かりにくい。地図を広げれば、下の道は水源林道で、唐松尾山へは上の道と分かるが、それでも不安だ。
唐松尾山への道は少しずつ高度を上げていく。
最近橋が流されたのか、真新しい橋がかかっている場所は滑りやすく、急な斜面だ。
テントではつらい。
左:笠取小屋 右:唐松尾山 唐松尾山への道
奥秩父とは思えないガレ場に出る。
倒木があり、土石流でも発生したのだろうか、傷跡が生々しい。
原生林の中ではミヤマカタバミ、日当たりのいい場所では
キバナノコマノツメが咲いていて、花の種類の多い環境らしい。

西御殿岩はまだかな〜?Hgさんとすれ違ったらやだなあ。
西御殿岩の看板をみつけてほっとする。一応「おお〜い」とHgさんを呼んでみるが返事はなかった。
今ごろはどこを歩いているのだろうか。
ガレ場を通過する 西御殿岩分岐
ここから急に道が悪くなり、笹の根で滑りやすい道になる。
大きな岩の間を登ると、待望のシャクナゲちゃんを見つける。やったー。
尾根に出ると、左から尾根通しの道を合わせる。

岩場もありテントで登るには少々きつい。
しかしコイワカガミが疲れを癒してくれた。

西御殿岩に登ると、和名倉山がかすかに見えた。
そしてシャクナゲもた〜くさん咲いているのである。
西御殿岩への道 和名倉山方面
僕はHgさんを待つ間、ラーメンを作って食べることにした。
少し雲っているが、360度の展望は奥秩父では珍しい。
昼飯 西御殿岩で記念写真
岩の上でぼーっとしてると、「おお〜い」と声がした。
僕も「おお〜い」と手を振る。Hgさんが目の前のピークにいた。「今行くよ〜」
山の上で知り合いに再会するのは嬉しく、楽しい。
「komadoさんにすれ違ったよ」とHgさん。僕はびっくりした。会いたかったなあ。
ネットの知り合いのkomadoさんは僕と同じコースを日帰りで行くそうだ。
しばらくHgさんと話し、テントの僕は一緒に歩けないので、ここで別れることにした。
ところが、シャクナゲの前で、Hgさんはシャッターチャンスを狙っていた。
いつものように、モデルになる。今日はザック大きいからサマになってる?

今度こそ本当にHgさんと別れ、Hgさんはあっというまに笹の中へ消えてしまった。
岩場では行きに見つけられなかったコイワザクラが咲いていた。
図鑑で調べると、絶滅危惧種になっていた。
さよなら〜、Hgさん 唐松尾山への道
尾根に乗ると、けっこうきつい道が続く。原生林の中で展望はない。
休みたいと思ったころ、左に笠取山の指導標をみつける。
しかしまっすぐ行く道はなんだろう?と思い進んでみる。
道は木で塞がれ、行けないようになっていた。北尾根の道らしい。
看板には奥秩父主脈縦走路ではありませんと書かれていた。
引き返すと、三角点と唐松尾山の文字があるのに気がつく。
うっかり通り過ぎるところだった。それにしても山頂とは思えない静けさである。
展望はなく、シャクナゲが咲いているのが救いだった。これが奥秩父の山なのだろう。
と勝手に解釈する。
左:笠取山 直進:唐松尾山 行止り
唐松尾山は奥秩父主脈縦走路からほんの5歩くらい北に外れていることが分かった。
原生林の中ではミヤマカタバミが咲き、岩場ではコイワカガミが咲いている。
珍しく女性の単独行者に声をかけられる「唐松尾山はあのピークですか?」
僕は丁寧に奥秩父主脈縦走路から少し外れていることを話し、別れる。
唐松尾山山頂 記念写真
シャクナゲは色々なところに咲いていて、シャクナゲロードと呼びたくなってしまった。
咲き始めは赤く鮮やかで、薄くピンクになったのも色々楽しめる。
黒槐ノ頭下部で右に直角に曲がり、笹の道を下り始めると、笠取山が見えてきた。
笠取山への道
水干分岐にはトウゴクミツバが咲いていて明るく気持ちいい。
ここからは、前に歩いているので、安心だ。
しかし笠取山まではけっこうけわしいので油断はできない。

岩場をアップダウンすると、シャクナゲがあちこちで咲く。
今回のコース中で一番咲いているところだろうか。
左:水干 右:笠取山 笠取山
トウゴクミツバツツジ
山梨百名山の標柱の場所は眺めがいいのだが、曇っていてほとんどなにも見えない。
下を見ると、かなりの急坂でぞーっとする。
笠取山山頂 笠取小屋への道
滑らないように慎重に下ると、下におりて水干からの道が見える。
小ピークに登り、振り返ると笠のような笠取山が見えた。
しかし見ているうちにすぐに雲の中へと消えてしまった。
指導標のある場所で左に入り、次のピークは巻いてしまう。
鹿から植物を守るための柵があちこちにあり痛々しい。
巻き終わると、分水嶺への指導標があるので寄ってみる。
この辺は高原の雰囲気があり、好きな場所だ。
笠取小屋への道 左の巻道へ入る
分水嶺には多摩川、荒川、富士川が書いてある。ここの一滴がそれぞれの川へ流れるのだ。
丸太の道の脇にはタチツボスミレがたくさん咲いている。
薪を燃やす臭いがすると、笠取小屋は近い。小屋の前では10人くらいの人たちが談笑していた。
小さな分水嶺へ登る 富士川、多摩川、荒川の分水嶺
僕は小屋の裏へ回り、一番いい場所を選びテントを張る。
僕のほかには誰もテントの人はいない。
ラーメンを食べていると、雷がゴロゴロ鳴り出した。
雁峠分岐 笠取小屋
テン場 笠取小屋の水場