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357 岩岳1 2005年5月22日(日) 奥秩父 管理人の記録
コースタイム 余慶橋→1:50→尾根上→0:30→岩岳→0:20→
ハシカキのタル→1:30→会所→0:50→シナノキのタル→1:45→
ムジナの巣→0:50→三ノ瀬
合計歩行時間 7:35
往路時刻 池袋5:10→代々木5:21 5:23→八王子6:15 6:34→
塩山7:51 タクシー→三之瀬9:00
復路時刻 三之瀬→タクシー2時間→塩山
名 山 なし
交通費 合計23,780円  池袋⇒塩山1,890円 
塩山⇒三之瀬タクシー10,000円 三之瀬タクシー⇒塩山10,000円
塩山⇒池袋1,890円
ガイドブック なし



先週僕は峰さんに連れられて、大常木林道をムジナの巣から途中の会所まで歩いた。
その時に峰さんから、今回歩く時にガイドになってくれるよう頼まれ、僕は渋々参加することにした。
というのも、先週はかなり疲れているし、同じ道をまた歩くのはなんとなく気が重かったからである。
しかし、komadoさん、シマダさん、takigoyamaさん、hillwalkerさん、それに途中まで歩くことになったHgさん、enoさんという超豪華メンバーが一堂に集うことになったので、僕はみなさんに会いたくなり疲労した体を圧して僕も参加することにした。大常木林道が途中終わっているのも悔しかったので…。
この集まりを企画した峰さんは、裏方に徹し三ノ瀬から余慶橋までの足になってくれるという。

武蔵五日市駅の改札を出るとtakigoyamaさんに出会い、駅前広場へ。
バス停には偶然にも多摩moguさんの姿があった。
今日は秋川方面かな?
シマダさんの運転で、komadoさん、takigoyamaさん、hillwalkerさんと余慶橋へ向かった。
takigoyamaさんからは大常木林道のありがたい資料いただきさっと目を通しておく。
車内では山男ばかりなので、山の話で盛り上がる。
丹波を過ぎると、歩いているHgさんを発見し合流した。
余慶橋の駐車場には、enoさんが先に着いていて挨拶し、これでメンバーが総て揃ったことになる。
こうして改めて見ると、すごいメンバーが揃ったなあ。

しばらくお喋りしてから歩き出した。
指導標は無いが、余慶橋の手前が入口だ。
ジグザグを切る登りだが、道はしっかりしている。
やや崩れかけた急な下りを終えると、火打石谷と小常木谷が分かれる河原に出た。
余慶橋 大高巻きを終えた河原
ここでちょっと休んで小常木谷の沢沿いを歩いて行く。
しっかりした木の橋もありここがどうして、エアリアマップで破線なのか疑問に思ってしまう。
沢沿いに歩いて行く
沢を離れると、尾根に取り付き徐々に高度を上げて行く。
樹林の中の単調な登りで、しばらくすると飽きてくる。
時折ザレた場所もあったが、緊張するほどでは無い。
いくつか作業道が左へ分かれたが、道なりに進む。
道が折り返す場所で休むことになり、楽しいひとときを過ごす。
今日はいつもと違いにぎやかだ。
単調な登りが続く
尾根に乗るとようやく長い単調な登りから開放され、新緑の美しい道となった。
袖尾根が合流するあたりからトウゴクミツバツツジが見え、僕は藪を漕いで写真を撮りに行った。
今まであまりにも花が無さ過ぎて、ようやく花らしい花に出会えて嬉しかったからだ。
その後も登山道には、あちこちにツツジが咲き、新緑との組合せが眩しかった。
尾根に乗るあたりから新緑が良い ツツジの下を歩く
新緑が美しい道
左に作業道が分かれる場所で、みんななにやら相談していて、聞いてみると岩岳の登り口かもしれないとのことだった。
僕はkomadoさんの後から着いていくと、「三角点あったよ〜」の声で「うそ〜」と叫びながらペースを上げて登った。
岩岳分岐 岩岳三角点
岩岳は今日のコースで唯一の山なのでどうしても踏んでおきたかった山頂なのだ。
三角点は藪の中にあり、展望の無い狭い山頂だった。
他の人たちも上がってきて、狭い山頂はすぐにいっぱいになってしまった。
岩岳山頂
尾根通しに進むとまもなくシャクナゲが現れ、僕らは歓喜して写真を撮った。
2週連続でシャクナゲにお目にかかれるとは思ってもみなかった。
登山道に合流して、歩きやすい巻道を選んで歩くと、何使われていたのかわからない装置が出てきた。
ここまで来ればハシカキのタルはもう少し。
シャクナゲの登山道 なにやら怪しい物体が…?
指導標は無いが左へ道が下っているので、ハシカキのタルとわかる。
看板には「ハシカキノタルへようこそ」という落書きもあり、僕はここでおにぎりを食べることにした。
ここが大常木林道の始まりで、いよいよ本番!
地図を確認し、軽アイゼンをつけて準備OK。
飛竜山から丹波に行くというHgさんとはここでお別れとなった。
ハシカキのタル
下り始めてまもなく道が細くなり、崩壊した場所が出てきた。
komadoさん、hillwalkerさん、enoさんはガラガラと音をさせながらなんとか通過。
かなり怖いらしい。
komadoさんとtakigoyamaさんが、上のほうに迂回路を見つけてくれて、僕は安全のためにシマダさんのザイルをつけて迂回路を進む。
道など無くて歩きにくかったが、笹につかまりながらどうにか通過することができた。
最初の崩壊地 ザイルを使って迂回した
涸れ沢に降り立つと、涸れ沢を下るかこのまま大常木林道を行くか相談。
結局涸れ沢は、下がどうなっているのかわからないので、大常木林道を行くことにした。
道は細く「これじゃあ廃道だよねえ」と呟いたら、「廃道だよ〜」とつっこまれた(笑)。
そういえばそうだった。
大常木林道は何十年も前から廃道になっていたのだ。
資料によると、60年前には会所に小屋があり、しっかりとした道だったそうだ。
険しい道が続く大常木林道
崩壊地を迂回したりして、しばらく歩くと突然巨大な崩壊地点に出る。
大昔は、ちゃんといていたようだが、今は道など流されていてザレの向こう側に道を見つけることも難しい。峰さんはここを歩いたというが本当だろうか?
と疑いたくなってくるほど巨大だ。
僕らは相談の結果、下の迂回路を使うことにした。
わざわざ危険を冒して、何かあってからでは遅いのだ。
しかし、下の迂回路も道らしい道が無く、あちこちで落石の音。
それに「ラク〜」という掛け声。
僕は足がすくんでしまった。
ここでもシマダのザイルの助けを借りて下っていく。
といってもザイルに体重をかけるわけではなく、あくまで補助だ。
でもあるのと無いのとでは安心感がまるで違った。
ザイルの長さが足りずに、ザイルをはずすと急に怖くなってきた。
ここで大常木林道が途切れる 大常木谷へ下る
みんなが待つザレ場が見えてくると、ようやくほっとした。
ここからは、大常木谷へ涸れ沢を下っていく。
大常木谷へ下る
大常木谷に合流すると、上流へ遡行を開始する。
道など無いのだが、今日のメンバーはツワモノばかりなので、スイスイ進んでいく。
「う〜待ってくれ〜」と心の中で叫んだ。
ルートを見つけながらなので、意外と長く時が流れた。
大常木谷を上流へ
御岳沢分岐を過ぎても、会所にはなかなか着かない。
ひと気の無いところなので捨ててあるポリバケツにもホッとしてしまう。
御岳沢分岐 なぜかポリバケツが?
汗でびっしょりになると、見覚えのある風景となり、赤い看板が目印の会所が左手に見えてきた。
やっと終わった〜。
ここまで来ればあとは、歩いたことのある道。
みんなでお弁当を広げて楽しく食べた。
大常木谷の清流 会所小屋跡
早く帰らなければいけないenoさんとはここでお別れすることになった。
今来た道を引き返すのだそうだ。
「もし遭難したらHP更新されてないから」と笑わせてくれる。
僕らは、予定通り大常木林道を歩く。
知っている道といっても崩壊地はそれなりに苦労した。
崩れやすいザレ場で、僕は細い根っこにつかまりながら通過。
頭の上には、パラパラと砂が落ちてきた。
見ているほうが怖かったそうである。
緑の眩しい大常木林道 崩壊地は慎重に
例の腐った橋は、またしても四つんばいで渡る。
しかもザイルつきで。
高所恐怖症はいつになったら治るの?
腐った橋は怖いよ〜 小さなザレ
前回は下りに使った道だが、逆から登ってみるとまったく違う道になる。
登りのほうが難しいように感じられた。
モリ尾根に乗ると、ようやくシナノキのタル。
このザレも怖い シナノキのタル
ここには名前のとおりシナノキがあった。
なんとなくほっとする場所だが、この先も油断はできない。
コース最大のザレの通過が待っているからだ。
シナノキのタルからは不思議と、真新しい倒木の切断面が目に付くようになる。
先週は、時間をかけて慎重に倒木を越えたがそれが全部切られて歩きやすくなっているのである。
いったいどういうわけだろう?
シナノキ 倒木は総て切られていて
歩きやすくなっていた
尾根と谷を交互に通過すると、見晴らしのいい場所に出る。
新緑 丸山
そして先週苦労した。最大の崩壊地が登場。
下りは登りよりも数倍怖い。
komadoさんは、手前に迂回路を見つけて下ったがそちらもちょっと怖い。
どちらから下ろうか右往左往して、シマダさんのザイルの力で崩壊地を下ることにした。
苔むした大常木林道 最大の崩壊地
「体重かけていいよ〜」というので体重をかけて下ると楽に下ることができた。
シマダさんはザイルを使わずにスルスルと降りてくる。
「助かりました〜ありがとうございます」

takigoyamaさん、hillwalkerさんは迂回路から下ることにしたようだ。
みんな無事に通過し、一休み。
ここからは危険な場所ないからね〜。
雨が降り出し、井戸沢の通行禁止の看板を越える頃には本降りになってきた。
それにしても、危険な場所が終わってからで良かった。
komadoさんも「ここまで天気が持ってくれて良かった」と言う。
やっぱり俺って雨男…。
ザイルを使って下る 通行禁止の看板を越える
笹に囲まれた道を登って行くと倒木を切っていた人のものと思われる草刈り機やヘルメットが置いてあるのをみつける。
笹を縞模様に刈って、山の手入れをしているのだそうだ。
いつか大常木林道が、整備される日がくるのかもしれない…。
巨岩が転がって奥秩父らしい雰囲気の場所もある。
この巨岩はゴロタ石というらしい。
確かにそんな感じの石だ。
山の手入れをしているようだ ゴロタ石
作業道分岐を右にとり、見慣れた将監峠からの道に合流すればようやく大常木林道は終わり。
それぞれが思い思いに、写真を撮っていく。
しかし、komadoさんのカメラがおかしくなってしまった。
「ええ〜?最後の最後で壊れた?」
(後日、メモリーのエラーは回復したそうです)
山でのカメラの故障には僕も気をつけなければと思った。
三ノ瀬に着くと、峰さんが出迎えてくれた。
シマダさんは峰さんと余慶橋の車を取りに行った。
たいした事故も無く無事に終了できてほんとうに良かった。
心からそんなことを思う道であった。
達成感と充実感で胸がいっぱいになる。
「2週連続で歩くとは思わなかったよ〜」
そんな台詞に笑いがこぼれた。

同行してくれたみなさん、改めてありがとうございました。
大常木林道を完歩できたのもみなさんのおかげです。
もしまた今度一緒に歩くことがあったら、半日だけラク〜な山に登って、午後は宴会でもやりましょう(笑)。
将監峠からの道に合流 ムジナの巣