| ページ | 1 三頭山 | 2 笹尾根の花 | |
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2004年4月3日(土) | 奥多摩 | 管理人の記録 |
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| コースタイム | 余沢→1:10→向山→2:30→三頭山→1:30→槙寄山→1:20→ 笛吹峠→1:00→土俵岳→1:00→浅間峠→0:40→熊倉山→0:25→ 生藤山→0:40→連行峰→1:10→醍醐丸→0:30→和田峠→0:30→ 陣馬山→1:20→落合→0:30→藤野 |
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| 合計歩行時間 | 14:15 |
| 往路時刻 | 池袋4:53→新宿5:02 5:18→立川5:55 6:04→青梅6:34 6:35 奥多摩7:17 7:30→余沢8:10 |
| 復路時刻 | 藤野(土休)18:00 18:22 18:44 19:01 以下略15〜20分毎 |
| 名 山 | 日本三百名山 関東百名山 日本千名山 |
| 交通費 | 合計2,920円 池袋⇒奥多摩1,050円 奥多摩⇒余沢760円 藤野⇒池袋1,110円 |
| ガイドブック | なし |
| 掲示板に「超ロングコースに連れて行ってください」とHgさんにカキコしたら、三頭山から陣馬山と三頭山から日向和田という答えが返ってきた。 奥多摩三山縦走は去年やってるし、ソーヤの丸デッコの苦しみを思い出したので、三頭山から陣馬山でお願いした。 陣馬山に行くので今日はエアリアマップを奥多摩と高尾・陣馬の二つ用意。 北アルプスの縦走で、地図を二つ持って行ったことはあるが日帰りでは初めてだ。 合計コースタイムは10時間を優に越えるので、怖くて計算できなかった。 ほぼ南東に一直線に歩くコースでかなり長い。 しかし、一年間トレーニングしてきた成果が試されるので、やる気満々だ〜。 奥多摩駅でHgさんと待ち合わせ、7時半の小菅行きバスに乗る。 去年は乗れなくて泣いたが、引っ越してからは余裕で乗れるようになった。 今日のために引っ越したと言っても過言ではない。 昨日は22時に寝たし、去年の教訓を生かしてショコラパン1パックと水1リットルを用意して準備万端。人事を尽くして天命を待つって感じ〜。 Hgさんは昨日、突然ノートパソコンの液晶が映らなくなり、大変だったようだ。 余沢でバスを降りて、歩き出す。ここで降りたのは僕らの他に一人いた。 「あの人はどこに行くのだろうね?」 鶴峠へ行く道の途中で左の林道へ入る。 林道はすぐに終わり、真新しい指導標の立つ登山口からいよいよ山道だ。 ![]() [余沢バス停の階段] [林道に入る] [登山口] 緩やかなジグザグ道を登って行くと、東屋とトイレが出現する。 この登山道は小菅村が整備したそうだ。金かかってんなあ。 グングン高度を上げて、カラマツ林に入ると、鹿倉山が見える。 ![]() [トイレがある] [カラマツと鹿倉山] [向山への道] 楽しく会話をしながら葉が落ちて明るい雑木林をジグザグに登っていく。 僕にはちょうどいい傾斜で登りやすい。 植林の中に入って抜けると指導標があり、向山展望台を往復することにした。 環境に配慮した木製の展望台が設置してあり、その形は戦国時代の物見台を想像させる。 ![]() [向山への道] [向山展望台] 木製で崩れはしないかと恐る恐る登ると、上に朝バスで一緒に降りた人が休んでいた。 「こんちわ〜」と挨拶する。 今日は三頭山から大岳山まで歩くそうだ。 けっこういいペースで歩いていたので、この方なら歩けるだろう。 ここからは信じられないほど眺めが良く、立ち木で遮られているところもあるが展望はほぼ360度の大展望! Hgさんと山座同定だ。 白い筋の入ったのが大菩薩嶺。 鹿倉山の向こうに飛竜山。その右が雲取山。 「あの正面のは何ですか?」 鶏冠山かなあ。 ![]() [雲取山] [鹿倉山と飛竜山] 木の上に緑の丸いものがいくつかあるので、聞いてみるとヤドリギという寄生植物なのだそうだ。「へえ初めて見たよ〜、何かの巣かと思った〜」 1時間くらい眺めていたかったが、ここはまだまだ序の口に過ぎないので、ショコラパンを一個食べて惜しみつつ歩き出す。 ![]() [大菩薩嶺] [ブナ] 雑木林の中、ブナが現れると階段が二つ出てくる。 「え〜階段!?」奥多摩に来てまで階段はやだよ〜。 ヒーヒーいいながら登ると鶴峠からの道に合流する。 ここにも新しい指導標が立っていて、登ってきた道を振り返ると、かなりの急坂だった。 ここから前に歩いたことのある道だ〜。 ところがHgさんはちょっと藪を漕いで道を外れる。 Hgさんが立ち止まると、そこからは富士山が見えていた。 「おお〜!こんな隠れスポットがあったのか〜?」 Hgさんから絶好のビューポイントを教えていただき感謝する。 元のコースにはすぐに戻り、コースから外れたのはちょっとだけだったようだ。 藪を分ければ、小焼山へ登れたが今回はパスして巻道をいく。 ![]() [鶴峠分岐] [富士山] 三頭山の巻道と神楽入ノ峰への道が分かれる場所では、左に曲がって巻道を選ぶ。 すぐ先で神楽入ノ峰への道へ戻れるそうだ。 「ほんとかな〜」とちょっと半信半疑だったが、Hgさんを信じてついていく。 ![]() [三頭山への道] [ブナ] 巻道をしばらく行くとブナの大木があり、白いテープがあって、尾根上の神楽入ノ峰への道へ行けそうだ。Hgさんが必ず立ち寄る場所らしい。 またまた秘密のルートを教えてもらい感謝する。 薄い踏み跡の急登はわずかで終わり、尾根の上に出る。 そこにでっかいブナ太郎が…。 「TAKASKEさ〜ん元気かなあ」ブナを見るたび思い出す。 ここのブナは巨大で、丹沢にもこれほどのものはそんなにない。 奥多摩にもこんな立派なブナがあったのね〜。 感激のあまり、思わず抱きついてしまう。 ![]() [ブナの巨木] ブナに癒されながら休憩して歩き出す。 ここからはなかなかの急登で、会話も少なくなる。 一つピークを過ぎて、二つめが神楽入ノ峰だそうだ。 僕は手前のピークなのかなあと思ったが、こちらのほうが標高が高い。 山名標が無いので、判断が難しい。 Hgさんがいつも一服するという岩場は眺めがいい。 前にも通ってるはずなのに僕には記憶がない。 同じ道でも、新たな発見が多いなあ。 ![]() [神楽入ノ峰山頂] [岩場からの展望] 「三頭山の西峰ってどこなのでしょうね?」 三頭山に登るたびにこの問答は繰り返される。 答えが出ないまま山頂に到着。 まだ時間が早いので静かな山頂だった。 とりあえず今日の最高峰登頂! 先に一番高い山を登っておくと、気分的に楽だ。 富士山はガスでほとんど見えなくなっていたので、すぐに笹尾根へ下り始める。 「今日の最高峰にしては、滞在時間が短すぎたかな?」とHgさんが呟く。 まあ先は長いし、ガスで展望の無い山は通過通過〜。 ![]() [三頭山山頂] [明るい笹尾根] 三頭山避難小屋は相変わらずきれいで立派だ。 「丹沢はボロ小屋が多いのに、なんでだろう?」 「東京都が金持ちなんだよ」 なるほど納得。 大沢山でコンビニ弁当を食べる。 「あれ?納豆じゃないの?」 「恥ずかしくてHgさんには見せられません」 Hgさんは蝶を見つけて、遊んでいる。 しばらくすると、Hgさんが道に腹ばいになってしまった。 めったに見られない光景なので、無意識に写真を撮った。 僕にはできないなあ。 ![]() [三頭山避難小屋] [スーパーマンごっこ?] 急坂を下り、いくつかピークを越えると槙寄山。 ![]() [大沢山でお昼] [笹の道を行く] ここは富士山の展望がいいのだが、今日はあったかいので、富士山は肉眼でうっすら確認できる程度になっていた。 ![]() [槙寄山山頂] [富士山は見えない] 三頭山はだいぶちっちゃくなっていて、わずか40分で来たとは信じられない。 でも笹尾根はまだ始まったばかりで油断はできない。 少し下ると西原峠。下に下ることは考えずに歩いていく。 ![]() [三頭山] [西原峠] 西原峠からはわりとなだらかな道が続き、楽に歩ける。 伐採地では御前山と大岳山が見え、「奥多摩三山のときだとどのあたりですかね〜」 と思い出す。それに比べたら今日はまだまだ歩けるぞ! ![]() [笹尾根で唯一展望のいい場所] [御前山、大岳山] ![]() [月夜見山] [笹尾根を行く] 僕が最初に笹尾根を歩いたときは、ものすごい密笹藪で道に迷ったりしたが今はところどころに背の低い笹が残るだけである。 人為的に刈られたのか、動物が食べたのかは分からない。 一番笹尾根らしい場所ではHgさんとお互いにカメラを向ける。 いつも後ろばかりなのでたまにはこんな写真もいいかな〜。 笹尾根は峠が多く、かつては生活道路が越えていたのが良く分かる。 笛吹峠もそのうちの一つ。 僕とHgさんはそんな歴史のある峠を通過していく。 ![]() [一番笹尾根らしい場所] [笛吹峠] 笛吹峠まで坦々とした道だったが丸山の登りになると、若干足が重い。 「う、こんなとこで…。いや、まだまだ歩ける」 登山道は丸山を巻いていて、以前は丸山に行く道が分かりにくかったが今は新しい指導標が立っている。Hgさんによると最近まで無かったらしい。 この道で合ってるかな?というドキドキ感がもう味わえないと思うとちょっと寂しい。 ![]() [丸山の登り] [新しい指導標が立ってた] 分岐からひと登りで丸山だ。 展望がいいというガイドブックもあるが今は、冬でも樹林に覆われていて展望を得ることができない。Hgさんと僕は枯れ木の上に腰を下ろして、ゆっくり休む。 ここからまた坦々とした植林の中の道で薄暗い小棡峠の先で、やっと他のハイカーとすれ違う。笹尾根はほんとに静かな尾根だ。僕は相変わらずHgさんを追いかける。 ほんとに陣馬山まで歩けるのだろうか? いや歩かねばならない。 ![]() [丸山山頂] [土俵岳山頂] 土俵岳を休まずに通過して日原峠に着く。 愛らしいお地蔵様が疲れた体を癒してくれる。 僕とHgさんはそんなお地蔵様の写真を撮った。 「どうか陣馬山まで歩けますように…」 ![]() [日原峠] [日原峠の石仏] 日原峠から先はちょっと苦しい。 急登や階段がありなかなか厳しい。 Hgさんがアブラチャンとダンコウバイが咲いているよと教えてくれる。 どちらも良く似ているが、ダンコウバイは枝に密着しているので見分けがつくという。 遠くから見ると、新芽にしか見えないので今日Hgさんに教えてもらうまで全然知らなかった。 いつもは単独行ばかりで発見が少ないが、今日は頼りになる名ガイドが一緒で大助かり。 ああHgさんと歩いて良かった〜。 ピークを二つ越えると浅間峠が見えてきた。 昔僕は1999年7の月にほんとに地球が滅びると信じていたので、死ぬ前にとにかく長いコースを歩いておこうと三頭山から笹尾根を歩いている。 今思えば若くてバカな話だが、当時は真剣だった。 小河内神社前から上川乗まで歩いたが、コースタイムで初の8時間台に突入し、8:45のコースだった。あのときは暑さと密藪に悩まされ、浅間峠に着いたときはガタガタだった。 今日はその時よりも5時間半も長く歩くのだ。 わずか5年でここまで成長するとは自分でも思わなかった。 思えば2年前にHgさんと出会ったのは運命か宿命だったのだろう。 今はこうして三頭山から陣馬山へと長い長い道のりを共に歩いている。 5年前は三頭山から陣馬山まで歩くことは想像もできなかった。 しかし今は着実に前へ進んでいる。 次の5年後はどうなっているのだろう? 浅間峠は僕にとって様々な思いが込められている峠だ。 5年前は苦しかった。だけど今は更にその先へ進もうと思っている。 5年前は上川乗へ下りたが、今日は違う。 浅間峠から熊倉山へ踏み出す一歩は僕にとって歴史的な一歩だ。 「俺は成長したぜ!」と思いながらHgさんと歩き出す。 考えてみれば今日歩くコースはほとんどが日本徒歩横断のコース。 そして山梨、東京、神奈川の県境を歩く。 今までのハイキングの集大成のようなものだ。 急登を終えると、馬頭観音があり旅の無事を祈る。 ![]() [浅間峠] [馬頭観音] しかし体が重たい。「やはり俺の限界は浅間峠だったのか…?」 「いやいやそんなことはない。俺は5年間がんばったんだ、成長したはずだ」 熊倉山で3分だけ休ませてもらう。 「今日こそHgさんに勝ちますよ」と自分に発破をかける。 そんなHgさんは休まずに立っている。 「だめだ〜、もう負けてる〜」 ![]() [熊倉山山頂] [生藤山、三国山] 熊倉山を下ると、Hgさんがカタクリを発見する。 「おお〜一輪だけ咲いてますね」 たった一輪だけというのがなんとも好ましい。 「僕らのために咲いてくれたの?」 ![]() [三国山への道] [神社のあるピーク] 神社のあるピークを下るとまたHgさんが花を発見する。 3種類のスミレが咲いていた。 やっと花らしい花に巡り合えてここまで歩いてきたかいがある。 三国山の登りになると、僕はかなり疲れが出てくる。 つ、ついに神奈川県だ〜。 「くそ〜Hgさんに負けないぞ〜」と頑張るが、どんどん離される。 「ああ俺の限界もここまでか?」今回もHgさんに勝つことはできなかった。 生藤山の登りがとにかくきつい、「おかしいな?前に来た時はこんなんじゃなかったはず」 一歩一歩スローモーションのように歩いていく。 上からHgさんが「頑張れ〜」と応援してくれる。 どうにか生藤山山頂に着いて「疲れた〜、もう帰りたい」と思う。 ショコラパンを食べてエネルギー補充。 500mlの水が空になり、2本目の水を飲む。 「陣馬山まで行かねば〜ギブアップ!」 奥多摩の地図を開いても生藤山は載っていないのでここから高尾・陣馬の地図を使う。 ついに日帰りで初めて2つ目の地図使用だ〜! 三頭山が後ろに見えたが、青く小さくなっていて、かなり遠くに見える。 僕らはあそこから歩いてきたのだ。 ![]() [三国山] [生藤山山頂] 生藤山からは急な岩場で、疲れに拍車がかかる。「ああ苦しい」 でもHgさんは息も乱れず軽快に下る。「す、すげえ。やっぱりかなわないな」 「い、いつかHgさんを越えたい…」 僕は尊敬の眼差しでHgさんを追いかける。 ![]() [茅丸、連行峰] [まだ笹尾根?] 茅丸は巻道があるので通過する。Hgさんにはハンデとして登ってもらいたかったよ〜。 連行峰の先のピークでようやく目的地の陣馬山が見えた。 「あ〜やっと見えた」 若干パワーが戻るが多分精神的なものだろう。 「もう目と鼻の先じゃん」 Hgさんも「もうすぐだよ〜」と嬉しそう。 ![]() [連行峰山頂] [やっと陣馬山が見えた] 醍醐丸の巻道分岐まで急坂を下ったので、かなり足にきてる!? 「さ、30秒だけ休んだら行きます」と言って、Hgさんには先に行ってもらう。 「くそ〜俺はここで終わるのか?陣馬まで行ってやる、そして八王子最高峰も制覇だ。後悔は絶対したくない」 Hgさんは僕の体を気遣い「醍醐丸は巻いてもいいよ」と言うが逆に闘争心に火が点いてHgさんの後を追う。「去年の俺とは違うんだ〜」「俺は成長したはずだ」 「歩いていれば必ず着く」と何回も頭の中で連呼して急登をやっつける。 そしてHgさんの待つ醍醐丸に着いた。 「ヤッター八王子の最高峰初登頂!」 万歳をして写真を撮ってもらうが、Hgさんは陣馬山まで万歳は取っておくという。 僕はもしかしたらここで最後かも? という思いと醍醐丸に登れてほんとに嬉しかったので万歳をした。 ![]() [巻道分岐] [バンザ〜イ、醍醐丸山頂] 下り坂で足の調子が良くなるというHgさんとは裏腹に、僕の足は益々重くなる。 ヨタ…、ヨタ…っと下る感じ。 和田峠に着いてジュースを飲みたかったが、茶店は閉店していた。 ショックのあまりベンチに倒れこむ。 「あとからすぐ行きますからHgさんは先に行っててください」とHgさんを送り出す。 その時去年の大ダワでのことが僕の脳裏をよぎる。 「なんだよ〜去年と同じこと言ってるじゃんかよ〜」 「どうするか?陣馬高原下へ下るか?もうギブアップ寸前だ」 「でも陣馬高原下からバスあるかなあ?」 「陣馬山まではあと30分だけだし、なんとか登ってみよう」 僕は最後の力を振り絞って、階段を登り始める。 「うわ〜上まで続いてるよ〜ほんとにHgさんこんなとこ登ったのかな〜?」 とにかく登るしかない。ハアハアいいながら一段ずつ登っていく。 ![]() [和田峠] [長い階段の始まり] 「あれ〜陣馬山てこんなにきつい山だったかなあ。 前はもっと楽に登れてたのに〜おかしいなあ」 僕は重い足を一段ずつ乗せていく。 「陣馬山がこんなにつらいとは思わなかったなあ」 雑木林を抜けると草地になり視界が開ける。 「山頂は一緒に踏もうよ」 Hgさんは去年の大岳山のように山頂の手前で僕を待っていてくれた。 「ありがとうございます」が声にならなかったし、言う元気もなかった。 山頂に光る白馬の像が少しずつ近づいてくる。 ![]() [まだ階段] [Hgさんと陣馬山山頂へ] そしてついに、陣馬山到着〜! 三頭山から歩いたぞ〜! 陣馬山は今回で5回目。 こんなに苦しかったのは初めて こんなに嬉しかったのは初めて こんなに感動したのは初めて とにかく僕は陣馬山まで歩くことができたのだ。 僕とHgさんは間違いなく戦友となった。 二人で戦って、勝利を収めたのだ。 去年の大岳山のように握手をしてHgさんと別れる。 ![]() [上から糞が落ちそう?] [友情の証、固い握手] 当初は相模湖まで歩く予定だったが、僕はここでリタイアすることにした。 この後2時間半ものコースを歩く元気は残っていなかった。 Hgさんは一時「高尾まで行こうかな?」と言うが暗くなって歩くのは嫌いなので予定どおり相模湖へ下るそうだ。 僕は一ノ尾根か栃谷尾根を使って藤野へ下る最短コースを選んだ。 「また今度一緒に登りましょう!」 「楽しみにしてるよ〜!」 Hgさんは夕日を背に相模湖へと下っていく。 僕はHgさんが見えなくなるまで手を振って、ベンチに腰をかける。 沈む夕日を見ながら、独りで喜びを噛み締める。 「ああ俺、歩いちゃったんだよなあ」 「歩けたんだよなあ」 ![]() [さよなら〜Hgさん] [茅丸] 17時になり、今日最後の登頂者となった僕は白馬の像をパンパンと叩いて一ノ尾根へ下り始める。 ![]() [和田分岐] [ツツジの芽吹き] 一ノ尾根は今回初めて下るが栃谷尾根よりも展望が良く、歩きやすい。 ![]() [醍醐丸] [茅丸] 真っ赤な夕日を見ながら尾根を駆け下っていく。 火事場のバカぢから? まだ僕には最後のパワーが残っていた。 その残りのパワーも使い切ろうと走って下る。 里に下ると、満開な桜が僕を迎えてくれた。 もうすぐ終わりだ〜。 僕は相模湖に向かって「やっほ〜」と叫ぶ。 こだました僕の声はHgさんのとこまで届いただろうか? ![]() [チカレタ〜] [やっと林道に出る] 落合からは見慣れた風景。 メロンクリームソーダを飲みながらトロトロと藤野駅へ向かい。 藤野駅には18時半に着いた。 ![]() [落合] [藤野駅] 後日Hgさんの掲示板でHgさんも同じ時間に相模湖駅に着いたことを知った。 Hgさんありがとう。来年はもっと長いコースを歩きましょう。 |
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| Hgさん |