ページ 1 川乗山 2 花
349 川乗山5
棒ノ折山4
2005年4月23日(土) 奥多摩 管理人の記録
コースタイム 上日向→3:00→川乗山東の肩→0:15→川乗山→1:20→
日向沢ノ峰南峰→1:20→長尾ノ丸→0:50→棒ノ折山→0:50→
奥茶屋→0:30→上日向
合計歩行時間 8:05
往路時刻 池袋5:10→代々木5:21 5:23→立川6:03 6:39→
川井7:34 7:40→上日向7:52
復路時刻 上日向(土)7:01 7:55 9:46 13:09 13:48 15:49 16:30
18:00 18:54
(休)7:58 8:34 9:46 16:54 18:00 18:54
西東京バス 0428-83-2126
名 山 関東百名山 日本千名山
交通費 合計2,540円  池袋⇒川井1,050円 川井⇒上日向220円 
上日向⇒川井220円 川井⇒池袋1,050円
ガイドブック なし



以前掲示板にHgさん、シマダさんと3人で真名井北稜に行くことを約束していて、それならツツジの咲く時期がいいというHgさんの提案で、今回一緒に登ることになった。
立川から奥多摩行きの電車に乗り、青梅でスパッツを取り付けていると前のボックスシートに座っている年配の男性に話しかけられる。
「マムシが出るから気をつけるんだよ」
僕は蛇に噛まれた経験は無いが、色々話を聞いていると怖くなってくる。
この男性は御岳山から大岳山へ登るそうだ。
御岳まで山のお話しをしながら、暇がつぶせた。
川井駅のホームに降りると…。
おっとあれはシマダさんか?
手を振っている。
仕事では何度か顔を合わせ、時々山の話もしていたが山で会うのは鷹ノ巣山オフ会の時以来だ。
「あれ?Hgさんいないなあ?」
階段を下って行くと、車がスーっと入ってきた。
ピッピッ!
「あ!Hgさんだ」
車に乗せてもらい、上日向の先の真名井沢沿いの林道に車を止める。
林道を少し進むと巡視路の黄色いポストが現れ、いきなり急登が始まる。
そしてさっそく、エイザンスミレやタチツボスミレが咲いている。
なんでもHgさんによるとエイザンスミレは色が違うものがいくつかあるのでおもしろいそうだ。
僕は名前と葉の形が好きだ。
シマダさんはズンズン登っていく。
まって〜!
普段一人の時はほとんど休まずに登ってしまうそうだ。
シマダさんもHgさんに劣らない健脚者だということが分かり少々不安になる。
ついていけるかな〜?
薄暗い植林の中を登って行くと、足元に桜の花びらが…。
桜はどこにあるのだろう?
Hgさんが「あそこだよ」と教えてくれた。
桜は見分けやすい木なのだそうだ。
明るくなると尾根の上に飛び出す。
そこには真名井北稜入口の標示板があった。
シマダさんは「下の入口につけてほしいよな」と一言!
確かにそのとおり!
登山道入口 林道のとこに表示してほしい…?
尾根に乗ると緩やかな登りとなった。
新緑が美しい場所では3人とも足を止めて、眺めたり写真を撮ったりする。
明るい真名井北稜 真名井北稜の新緑1
今日は珍しく文句なしのいいお天気。
新緑がキラキラ輝いている。
そんな中を3人で楽しく喋りながら登っていく。
緩やかな登りなので、会話も弾む。
真名井北稜の新緑2 真名井北稜の新緑3
チラホラと見えていたミツバツツジ。
でも日影ではうまくカメラに収めることができない。
やっと日向に咲くミツバツツジを見つけて撮影タ〜イム!
登山道をはずれて、ミツバツツジのそばまで下る。

左手の植林が途切れて、伐採地に出るといきなり眺めが良くなる。
赤杭尾根の新緑とピンクの桜が点々としているのが見える。
しかし、尾根を横切る林道!
いつできたのだろう?
山頂まで行きそうな勢いである。
ミツバツツジも咲いてる 赤杭尾根は林道が痛々しい
まあそれでも、奥多摩らしからぬ好展望はしばらく続く。
幼木も植えられていないので、何年たってもこの展望は楽しめそうだ。
植林と伐採地の境界で僕らは休むことにした。
「あの林道はいらないだろう」
「なんのために林道を作るのだろう?」
景色はいいが林道が目障りで仕方が無かった。

アセビが出てくると、道が少々悪くなる。
倒木も多くなり、歩きにくい。
エアリアで破線になっている理由が分かる。
伐採地に出て休憩 アセビのトンネル
アセビとミツバツツジが交互に出てくるようになりと、楽しくなってくる。
こんなにたくさんのミツバツツジが咲いているとは思わなかった。
あちこちで足を止めて写真を撮る。
ミツバツツジの咲く道
赤テープのところで道は二つに分かれる。
直登コースと巻道だ。
以前シマダさんは雪で道が分からず直登コースを選んだそうだ。
今日はアカヤシオが咲いている岩場に寄り道するため、右の巻道へ入る。
踏み跡が急に細くなり、崩れている場所もある。
一般的とは言えない道だ。
高所恐怖症の僕は恐る恐る木などにつかまりながら進む。
山慣れた二人は、スイスイ進んで行った。
「ま、まってくれ〜」
と心の中で叫ぶ。
分岐にはこんな文字が… 巻道を使う
巻き終わると、別の尾根に合流し左に曲がった。
右はどこに行くのだろう?
気になる…。
尾根に乗っても、道は険しく痩せている。

しばらくして「こっちだよ〜」とHgさんの声がする。
見上げるとアカヤシオが咲いていた。
「うわお〜すげ〜!」
ピンク色のアカヤシオを間近で見ることができる。
何枚か写真を撮って、さらに尾根を登って行く。
すると、先ほど分かれた直登コースが合流し、上日向バス停と書かれた指導標もあった。

ここからさらに道が悪くなった。
滑り落ちそうな急登を「うわ〜」とか「危ね〜」とか叫びながら登って行く。
前を歩く、シマダさんは何の苦労もせずにスルスルと登っている。
そんな急登がひと段落すると岩の上にアカヤシオが見えてくる。
「あ〜あそこの岩に登りたい!」
直登コース分岐 岩の上にはアカヤシオ
僕とHgさんは登れる場所を探す。
こういう岩はたいがい上から回り込めば登れる。
荷物を置いて、Hgさんの後から岩を下り始める。
シマダさんは下からアタックしていて、もうアカヤシオの目の前に立っていた。
僕ら3人は、アカヤシオとその展望をしばらく呆然と眺めた。
僕は岩を下り、シマダさんのところまで行く。
アカヤシオが間近に見れた。
Hgさんも降りてくる。
狭い岩場での撮影大会は忙しくて楽しい。
僕はシマダさんの後をついて、岩登りで元の場所へ戻ることにする。
久しぶりの岩登りはちょっとスリルがあった。
アカヤシオの岩は展望も良い でもちょっと岩登りアリ!?
アカヤシオの岩場の余韻に浸りながら登ると、たいらな場所に出る。
急登で疲れていたので一息つける場所だ。
思わず名前を付けたくなってしまうような平坦地。
急登わずかで真名井沢ノ頭に出て、楽しかった真名井北稜は終わった。
なんだかちと寂しい。
なんとか平に出た〜名前は分からない 真名井沢ノ頭で赤杭尾根に合流して
真名井北稜は終わり
真名井沢ノ頭を巻いた道と合流し防火帯を登っていく。
アブラチャンが咲いていて、やっとダンコウバイとの違いが分かった。
十字路では曲ヶ谷北峰に行かずに左の船井戸を目指して下る。
少しでもルートが重ならないようにするためだ。
赤杭尾根の防火帯を登る 左の舟井戸へ
植林の中を下ると、舟井戸出る。
曲ヶ谷北峰へ行く道を横切り、川乗山東の肩への道に入る。
水場にネコノメソウが咲いていた。
小さくてかわいい花だ。
シマダさんは写真を撮っている。
「モデルお願い」とHgさんに言われ、僕は先頭で歩く。
えぐれた道は、冬場アイスバーンになって一番歩きにくく、雪が積もればラッセルで一番苦労する場所なのだそうだ。
白く光る物体が見えてくれば、川乗山東の肩に出る。
あれ?二人とも遅いなあ?
と戻ってみると、Hgさんとシマダさんは野鳥を観察中であった。
珍しい渡り鳥なのだそうだ。
アブラチャンの咲く気持ちの良い道を登れば川乗山山頂に着く。
川乗山東の肩 アブラチャンの咲く登山道
山頂からは今の時期にしては珍しく富士山が見えていた。
雲取山も見えている。
今日雲取山に登るmoguさんは今頃どこを歩いているのだろう。
「moguさ〜ん!」
「まだロープウェイの辺りじゃない?」
と突っ込みが入る(^_^)

Hgさんによると、川乗山周辺はたくさんの道が網目のように走っているそうだ。
シマダさんはその道を全部歩きたいという夢を語る。
3人で楽しく奥多摩の話しをした。
川乗山山頂からの富士山 moguさ〜ん!
と雲取山へ叫んでみる
川乗山から曲ヶ谷北峰の間はHgさんのお気に入りらしく、何度も足を止めて写真を撮っている。
「下りで追いつくから」と言うので、僕とシマダさんは、一足先に日向沢ノ峰を目指した。
曲ヶ谷北峰から振り返ると川乗山が良く見える。
曲ヶ谷北峰 川乗山
曲ヶ谷北峰を過ぎると急な下りとなり正面に蕎麦粒山が見えてくる。
日向沢ノ峰まではかなり下ってから登る感じだ。
そういえば、この方向で歩くのは今日が初めて。
横ヶ谷平へ下る 蕎麦粒山
下りきった指導標の場所で、Hgさんが追いついてきた。
巻道が一般的な道だが、歩いたことの無い小ピークを越える道を登ることにする。
マンサクがまだ咲いていて、ここは季節が少し遅いようだ。
Hgさんは、稜線のアカヤシオがどうなっているか心配そう。
小ピークを登る アセビが満開の道
「え!もう咲いてるの?」
アカヤシオはHgさんの予想よりも早く開花していたようだ。
しかし、撮影したい時に限って曇りなのだ。
僕ら3人は雲から太陽が出てくるのを待った。
「きたきたきた〜」
シャッターチャンス!
忙しくアカヤシオの写真を撮っていく。
アセビと富士山!! 鷹ノ巣山(奥)と鳥屋戸尾根(手前)
横ヶ谷平を過ぎると、左手に丸山が見えて来る。
そしてまたアカヤシオ。
しかしまたしても太陽は雲の中。
太陽が出くるまで僕らはのんびり待つことにした。
komadoさんたちと11時半に日向沢ノ峰南峰で落ち合うことになっていたが、それまでまだ時間がある。
すると丸山を下る3人を発見!
「komadoさんたちじゃない?」
僕は「ヤッホ〜!」と叫んでみる。
でも返事は無い。
人違いかな?
次にHgさんが「komadoさ〜ん」と叫んでみる。
やっぱり返事は無い。
人違いだろう。
アカヤシオを撮影した僕らは歩き出す。
踊平を過ぎ、左の巻道に入る。
一旦直登コースに合流したが、左の巻道に入る。
植林の中の道は歩いたことが無い。
道は尾根からどんどん離れて行く。
あれ道間違えた?
気がつくとHgさんの姿が見えない。
しばらくすると、Hgさんの声が聞こえてきた。
どうやら、komadoさんたちを見つけたようだ。
するとやっぱりあの3人がそうだったのか。
ここから戻るのも大変なので僕とシマダさんはそのまま日向沢ノ峰へ向かうことにした。
別の尾根に乗ると、そこは十字路になっていた。
左と正面の道はどこへ行くのだろう?
シマダさんは新たな道を発見して嬉しそうだ。
日向沢ノ峰へは右を登って行く。
しばらくで、日向沢ノ峰の手前のピークに着いた。
ここでkomadoさんたちを待つことにした。
すると下からHgさんを先頭に、komadoさんたちの姿が見えた。
やっぱりそうだったのか〜。

Tさんba_sobuさんに「初めまして〜」と挨拶する。
komadoさんとは鷹ノ巣山オフ会以来久しぶりに会う。
日向沢ノ峰山頂はみんなで休むにはちょっと狭い山頂だった。
通行の邪魔にならないように座り、さっそくミニ三色弁当を食べ始める。
もうお腹ペコペコだったよ〜。
Tさんは、テンプラうどんを作り始める。
わ〜うまそう!

6人で楽しくお喋りしながらあっという間に時間が過ぎていく。
これからどうするか相談したら、komadoさんたちも僕らと一緒に歩くことになった。
途中で右の県界尾根に入り、笹の中を下っていく。
以前は笹薮で、笹につかまりながら滑るように下ったが、今は歩きやすくなっている。
アカヤシオがところどころで咲いていて、ba_sobuさんが歓声をあげる。
この尾根もアカヤシオが見事だとは知らなかった。
意外な発見が嬉しい。
日向沢ノ峰南峰で
komadoさんTさんba_sobuさんと合流
有間ダム分岐
写真撮影などで、歩く順番が入れ替わり、僕はいろいろな人と喋ることができた。
右に川乗山、左に有間山が見え意外と展望のいい尾根。
そういえば前に来た時は疲れて景色を楽しむ余裕なんてなかたもんな。
川乗山 有間山(左は仁田山)
薄暗い岩場には、イワウチワが咲いていた。
Hgさんが見つけてくれなければ気づかなかっただろう。
Hgさんとba_sobuさんは群生しているのを見ているそうだが僕は見たことが無い。
一輪でも僕にとっては貴重だ。

急な下りを終えると待望のハシリドコロに御対面。シマダさんが教えてくれた。
やった〜。
ヒナスミレとフイリヒナスミレをHgさんに教えてもらい。みんな交代で写真を撮った。
僕はフイリヒナスミレを初めて見る。
葉に白い模様が入っているのが特徴だ。
長尾ノ丸へ向かう 再びアセビのトンネル
樹林の中の薄暗い場所で、カタクリ発見。
こんなところに咲いてるなんて〜。
気がつくとあちこちに咲いていた。
しばらくの間、撮影タ〜イム!
Hgさんは1年目の葉を探している。
あちこち探してようやく一つだけ見つけることができた。
1年目の葉は糸のように細い。
みんなで感心し、僕は忘れないように写真を撮った。
カタクリは苦労して花を咲かせるのだなあ。
長尾丸山(ナゴーノ丸)山頂 槙ノ尾山山頂
長尾丸山、槙ノ尾山を過ぎて、シマダさんとkomadoさんの熊話を楽しく聞きながら歩く。
会いたいような会いたくないような…。
目の前がパッっと明るくなると棒ノ折山山頂に飛び出す。
なんだか懐かしい。
ここまで来ると安心する。
桜が咲いていて、展望も良い。
ベンチに座り、しばらくお喋り。
棒ノ折山の登り 棒ノ折山山頂
出発する時に、シマダさんが指導標の表示がおかしいよと指摘する。
まさか!と思い見てみると、長尾丸と日向沢ノ峰が逆になってる〜。
おそらく山を知らない人が作ったのだろう。
棒ノ折山は今回で4回目の登頂だがこの間違いには初めて気がついた。
実は普段、僕は指導標をあまり良く見ていないのだ。

植林の中の急坂をテンポ良く下って行く。
6人でパソコンの話しをしながら、時折笑いも飛び出す。
明るい雑木林を過ぎると沢に出る。
沢には様々な花が咲いていた。
ヒメレンゲ、コチャルメルソウ、ニリンソウ、ヤマネコノメソウを発見できたことが嬉しかった。
ん!!!
表示がおかしい?
明るい雑木林に出る
上日向の手前でkomadoさんたちとお別れ。
なんだか名残惜しいなあ。また会えるよね。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。
僕とシマダさんはバスで川井駅に向かい、西国分寺まで楽しく喋り続けた。

あ〜今日は花と展望と楽しい仲間たちで楽しかった〜。やっぱり奥多摩はいいなあ。