ページ 1 日光白根山 2 日光白根山の花 3 ハクサンシャクナゲ
311 日光(奥)白根山 2004年7月3日(土) 日光・足尾 管理人の記録
コースタイム 湯元温泉→0:40→天狗平→0:20→前白根山→0:25→
避難小屋→1:00→奥白根山→0:35→弥陀ガ池→0:50→
五色山→0:20→中曽根分岐→1:20→堰堤→0:10→湯元温泉
合計歩行時間 7:20
往路時刻 池袋4:30→赤羽4:38 4:46→南浦和4:57 5:02→
南越谷5:13 新越谷5:31→東武日光7:32 7:38→湯元温泉8:59
復路時刻 湯元温泉(土休)7:27 8:30 9:25 10:15 11:30 12:00 12:35
13:10 13:30 14:00 14:30 15:15 16:11 17:09 18:16 19:10
東武バス日光
名 山 日本百名山 関東百名山 日本千名山
交通費 合計6,520円  池袋⇒南越谷450円 新越谷⇒東武日光1,160円
東武日光⇒湯元温泉1,650円 湯元温泉⇒東武日光1,650円
東武日光⇒新越谷1,160円 南越谷⇒池袋450円
ガイドブック

7月になって花の咲く山はないかとガイドブックを開くと、日光白根山が目に入る。
シラネアオイがギリギリ咲いているかもしれないので行きたくなってしまった。
南越谷で東武伊勢崎線の東武日光行きの準急に乗り換え。
この電車で終点まで座ることができた。
春日部からハイカーたちがドドドっと乗ってきてけっこう混んできた。
隣のボックスの女性は大騒ぎしていて、それに耐えられなくなった男性が次々と退散してそのボックスはついにその騒がしい女性グループで占領してしまった。
終点に着く頃その女性が僕の座席の横に置いたザックがこちらに倒れてくる。
僕は一瞬何が起きたのかわからず目を丸くした。
他人に迷惑をかけないように乗ってもらいたいものである。
東武日光駅は行き止まり式のホームなので一番前の扉から出て、急いで目の前のバス停へ向かう。「湯元温泉」とでっかく書いてあるので分かりやすい乗り場だ。
タクシーの運転手が客引きを始めて、5人がそちらに乗ることになった。
僕はバスのチケットを買ってあったので変更はできない。
回数券を買えば安いようだが車内では売ってなくて割引切符もみつけることができなかった。
往復3,300円はちょっと痛い出費。
バスはイロハ坂を上り、中禅寺温泉で15分のトイレ休憩。
東武日光で乗り換え時間が無かったのでありがたい。
ここから乗客はだんだんと少なくなり、湯元温泉に着く頃には10人くらいにまで減っていた。
青空を見ながらバス通りを戻るように歩くと白根通りの指導標がありそこを右折する。
スキー場入口の看板のところから砂利道になる。
左手には6年前来た時に泊まったキャンプ場がある。

[この道を進む]           [右折]               [直進]
スキー場の中の草原を登って行くと後ろに男体山が見えた。
ここから見ると長細い山だ。
砂利に足を取られて歩きにくい。
白い砂利の照り返しですぐに汗がダラダラと垂れてきた。
途中に左へ分かれる道があるが指導標が無い。
地図で確認して左には行かずそのまま直進した。

[湯ノ湖と男体山]               [白根山への道]
樹林の中に入ると道が悪くなり白根山と書かれた指導標を発見して、ホッとしたらお腹がすいたので三色弁当を食べることにした。
バスで一緒だった男性が「こんちわ〜」と目の前を過ぎていく。
あの人に追いつけるかな?
堰堤のある沢の横を登り始めた。

[登山道入口]                  [1回目のランチ]
急に細く、沢沿いの急坂になったので気持の切り替えが難しい。
この白根沢は雪崩で何人か死んでいるという。
道はその沢からしだいに離れていく。
傍らにはゴゼンタチバナが咲いていた。
ちょっとだけホッとした。

「うわ〜こんな急坂久しぶりだよ〜」
登っても登っても上が見えてこない。
僕はこういう登りが一番苦手だ。
とにかくがむしゃらに登るしかない。
さっきの人にようやく追いついて「この登りきついっすね〜」
と声をかけると苦笑していた。
さらに樹林の中の急登が続き、数人の登山者を追い越し、指導標が見えるとようやく外山西の鞍部に着いた。
「うわっ、シャクナゲ咲いてるじゃん」
もう咲き終わっていると思ったのでびっくりした。
近づいてみると花の色が白いのでハクサンシャクナゲだと分かった。
アズマよりも花の大きさが小さい。
尾根の向こう側は草原で見晴らしが良く、シャクナゲもたくさん咲いていた。
ザックを置いてシャクナゲを追ううちにいつの間にか登山道の先のほうまで歩いていたので引き返す。先程追い越した人たちが登ってきたので「あっちのほうが展望いいし、シャクナゲがたくさん咲いてますよ」と教えてあげた。

[急坂を登る]                  [外山鞍部]
ここからはシャクナゲを見ながらのなだらかな道になりホッとする。
下り道になると右から旧道を合わせて左折する。

[白根山への道]                [旧道分岐]
涸れ沢を登ると天狗平に着いた。
樹林に囲まれた静かな場所だ。
近くの登山者に写真を頼まれて撮ってあげた。

[白根山への道]                [天狗平]
木漏れ日が気持いい道を登って行くと視界が開けて奥白根山が見えてくる。
日光白根山は前白根山の奥にあるので、奥白根山とも呼ばれている。
僕はこっちのほうが言いやすい。

[白根山への道]
雲がかかっていてがっかりしたが、今日は花が目当てと言い聞かせて歩き出す。
露岩を少し下って登り返すと前白根山に着いた。
登山者たちがお弁当を広げたり、「うわ〜〜〜」と叫んで背伸びしたりしてくつろいでいる。
僕はそれほど疲れていないし、天気も悪いので休まず歩くことにした。

[前白根山]                   [前白根山山頂]
五色沼を正面に見ながら滑りやすいザレ場を下っていく。
雲っているのが惜しくなる景色だ。
空気の澄んだ冬にまた来よう。

[奥白根山]                   [五色沼]
草原の中の道は時々シャクナゲ等の花々が咲いていて楽しい。

[五色沼分岐]                 [前白根山を振り返る]
丘を越えると錫ガ岳分岐だ。

[白根山への道]                [男体山と中禅寺湖]
木のバリケードがしてあるが指導標があるので歩く人がいるようだ。
皇海山を経て袈裟丸山まで4泊5日。
長期休暇が取れたら歩いてみたい。
この分岐からは薄暗い樹林の中を下っていく。
あったあった、ズダヤクシュ、コイワカガミ、マイヅルソウ。
名前を知っている花を見つけると嬉しい。
コイワカガミは花が落ちているものもあり、もう咲き終わりのようだ。

[錫ガ岳分岐]                 [指導標もしっかりしてる]
道は避難小屋の脇に出た。
「ああ!ここに出るのか!」
ここからは前に一度歩いたことのある道だ。
いつかお世話になるかもしれない避難小屋の中を覗いてみた。
毛布がいくつもぶら下がり、ちょっと雰囲気の違う小屋みたい。
「すいません、わたしも覗かせてもらっていいですか?」
と声をかけてきた女性は山登り始めてまだ間もなくて、小屋泊まりに興味を持っているという。
僕はどんな装備が必要か教えてあげた。
他人に教えるのって難しい…。
小屋の周辺には初めて見る花が咲いている。
ミヤマハタザオ?ミヤマタネツケバナ?
似た花にミヤマを付ければ正解だと思ったらヤマガラシだった。
ここから五色沼を往復しようと思ったがけっこう下っていて、登り直すのが大変そうなので先に白根山へ登ることにした。

[避難小屋脇に出る]              [避難小屋内部]
道が右に折れると、白根山の登りにかかる。
樹林帯を抜けると展望が良くなり、五色沼がはるか下に見えた。

[白根山への道]
所々ザレていて急だが、危険なところは無い。
途中で何人もの登山者とすれ違う。
多分、ロープウェーや菅沼から来た人たちだろう。

[五色沼と五色山]               [白根山への道]
山頂が近づくにつれてガスの中に入っていく。
展望は良くないが涼しいのがありがたい。
やがて平坦な場所に出て、コケモモを見つけると高山の雰囲気となる。
右の窪地は火口跡だろうか?
明治に噴火記録が残っているというから、また噴火するかもしれない。
ドキドキしながら岩場を登ると誰もいない山頂に着いた。

[平坦地に出る]                 [噴火口跡]
あれだけ人がいたのに山頂には誰もいないのであっけにとられてしまった。
狭い山頂なので、他の登山者は広い場所でお弁当を食べていた。
周りを見回すと、360度ポツポツと人影が見える。
「な〜るほど」

[奥白根山山頂]                [溶岩の塊]
雲っていて何も見えないので僕は休まずに下ることにした。
尖った岩はスリルがありアルペンムード満点!
そこから岩場を下るが下に弥陀ガ池が見えているのでかなりの高度差を感じる。

[スリル満点!]                 [こわいよ〜]
あまりにも急なので3点支持で慎重に下る。
この道は登りのほうがいいな。

[丸沼、菅沼、弥陀ガ池を見ながら下る]  [弥陀ガ池への道]
弥陀ガ池が間近に見えるとゆるやかな道になり、シャクナゲの群生地。
僕はウキウキで岩の上を飛び跳ねながらシャクナゲの群生地へ突っ込んだ。
ここが今日のコースで一番シャクナゲがたくさん咲いていた。
「わあ〜きれいねえ」
他の登山者の歓声が聞こえる。

[ここまで来れば安心]            [ハクサンシャクナゲが一番咲く場所]
僕は大満足で樹林の中を下り始めた。
再び急坂になると、樹林を抜けて座禅山の分岐に出た。
「弥陀ガ池に寄って行こうか」
という他の登山者の声を聞きながら、遊歩道のような道を下っていく。
青い弥陀ガ池に到着し、湖畔で何人かの登山者がくつろいでいる。
ほんとに気持のいい場所…。

[弥陀ガ池への道]               [弥陀ガ池]
弥陀ガ池と白根山の写真を撮るが雲っていてあまりパっとしない。
五色沼のほうへ歩き出した。
ゆるやかな登りで五色沼との中間地点になると五色山への道が分かれここから下りになる。
しばらく行くと五色沼が見えたがだいぶ下のほうで「え〜あそこまで下るの?」と行くかどうか迷ってしまう。
でもここまできて五色沼に行かないのはもったいないので、とにかく行ってみることにした。
樹林の中の急な下りで、白根山に登ったときすれ違った人たちとまたすれ違う。
ここをまた登るのやだなあ…と思いながら下ると樹林を抜けて眼前に青い五色沼が広がっていた。

[弥陀ガ池からの白根山]           [五色沼]
やっぱりこっちまで足を伸ばして正解だったなあ。
青空もちょうど見えてきた。
よ〜し、いけるぞ〜。

[奥白根山]                   [五色沼]
僕は左のシラネアオイ群生地を目指したがすべて咲き終わっていて一輪も見ることができなかった。シラネアオイが目当てだったのでかなり悔しい。
池の畔に腰を下ろして今日初めてゆっくりと休むことにした。
雲が右から左に流れているので、うまくいけばいい写真が撮れそうだ。

[奥(日光)白根山]
僕はおにぎり2つをほおばりながらシャッターチャンスを待った。
「よし!今だ!」雲が流れてくる瞬間にシャッターを切った。
よ〜し、白根山の写真も撮れたし満足、満足。

説明板にはシラネアオイを鹿の食害から守るために電気柵が設置されていると書いてある。
確かにパチッパチッと電気の流れる音がする。

[2回目のランチ]                [鹿柵の注意書き]
そこまでして守る必要があるのか疑問に思いながら弥陀ガ池へ戻る道を登って行く。
五色沼から五色山へ直接行く道もあるが、もう一つの道を歩いてみたかったし、ガイドブックもそちらを紹介しているので、遠回りでも戻ることにした。
樹林の中の道を登って、分岐まで戻る。
分岐からはさっきまでの喧騒が嘘のように静かな道で誰もいない。
草原状のピークに出ると、遠くで鹿が草を食んでいる。

[この道を登る]                 [平原に出る]
下には五色沼が見え、静かで気持がいい
「これは遠回りしてよかったなあ」

樹林の中を下って登ると、五色沼からの道に合流し、下で見た鹿柵がここまで上がってきていた。6年前はあっただろうか?
時々シャクナゲの咲く笹原をのんびり歩く。

[平原から見た五色沼]            [五色山]
五色山に着いて岩の上に座ってじっくり休む。
休憩しなきゃいけないと分かっていても一人では会話する相手もいないのですぐに歩きたくなってしまう。じっとしていられない性格なんだろうな…。
右手に男体山を見ながら下っていく。

[五色山山頂]                  [男体山]
国境平で右折して中曽根と呼ばれる尾根を下る。
ここにもシャクナゲが咲いていて楽しい。
時々樹林の中に入るが正面に男体山が見える場所が多く、展望はいい。

[国境平]                    [男体山を見ながら下る]
ただ急坂なのでゆっくり景色を楽しむ、というわけにはいかない。
だんだん足がカチコチに痛くなってくる。
丹沢で楽々ハイクばっかりやっていたせいだ。
今月からビシバシ鍛えて夏のハードスケジュールをこなすことにしよう。
今日は2回しか休まなかったのも失敗だ。
ちゃんと1時間おきに休まないと長く歩けないんだな〜。
花が多くてウカレテしまった…。

樹林の中に入るとますます急坂になり「もういい加減にしてくれ〜」と叫びながら下る。
尾根を下り終えるといきなり平坦になり、スピードを落とす。
沢を渡ると砂利道になり、旅館の前から舗装道路になった。

[男体山と湯ノ湖]               [車道に出る]
バス停の手前に「はるにれの湯」と書いた看板が目に入り、どうするか迷ったが、とりあえずバスの時刻を確認しにバス停へ行ってみた。
次のバスまで約50分…。
「どこかで暇を潰すしかないな…」

[湯元温泉バス停]               [バス停時刻表]
はるにれの湯のほうへ行くと「いらっしゃいませ」と声をかけられ温泉行きを決定した。
料金は500円で手軽な値段。
浴室には数人の男達が「あ〜」とか「う〜」とか言いながら気持良さそう。
そこへ僕はカメラを持って入り、温泉に浸かっているところを他の人に頼んで撮ってもらった。
「あ〜〜気持いい〜〜」

[はるにれの湯500円]            [イエ〜イ]
次のぺージ

トップに戻る