| 070 | 日光(奥) 白根山1 |
1998年7月18日(土) | 日光・足尾 | 管理人の記録 |
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| コースタイム | 菅沼→1:30→弥陀ガ池→1:00→日光白根山→0:40→ 五色沼避難小屋→0:20→五色沼→0:40→五色山→0:20→ 国境平→1:00→金精峠→0:30→菅沼 |
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| 合計歩行時間 | 6:00 |
| 往路時刻 | 車 東京⇒菅沼駐車場 3時間半 |
| 復路時刻 | 車 菅沼駐車場⇒東京 3時間半 |
| 名 山 | 日本百名山 関東百名山 日本千名山 |
| 交通費 | 合計6,900円 練馬⇒沼田3,450円 沼田⇒練馬3,450円 |
| ガイドブック | ◆ |

| 名古屋から帰郷したT氏と久しぶりに再会し、どこへ行こうかということになり、日光白根山へ登ることにした。 朝3時半、慌てて準備を始める。 T氏の家の前で携帯に電話をした。 昨日は夜遅くまで飲んでしまったらしく、まだ準備が終わっていないとのこと。 とりあえず彼の車で待たせてもらうことにした。 30分たって出てきた。 僕は米を忘れたことに気づいて取りに帰る。 関越道は空いていた。 高坂SAで、朝食をとった。 時速○○キロ(スピード違反?)で朝のロスを取り戻す。 沼田で高速を降りてコンビニに寄った。 昼飯の弁当を買って、また走り出した。 どんどん山深くなっていき、右にカーブして、○○温泉の文字が目に付く、「帰りは温泉に入りたいな〜」 左手に丸沼が見えてくれば、菅沼はもう少しだ。 朝遅れたにもかかわらず、ほぼ予定通りに着いた。 すでに車でびっしり埋まっていてしかたなく路肩に駐車した。 7時過ぎ、登頂を開始する。 「今日は調子いいな」「うん大丈夫みたい」 いつもはT氏に遅れる僕だが今日は先頭で登る。 大きな看板のところから登山道が始まっていた。 なだらかな登りなので、会話が弾んで気持ちよい。 道が急になると、小学生がノロノロ歩いていた。 道が狭いので、抜かすことができない。 彼らが休憩した隙に一気に駆け抜ける。 挨拶を何人もしてくる。 おそらくそのように教育したのだろう。 受けるこっちは大変だ。 |
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| 菅沼登山口 | 立ち枯れ |
| 林から抜けると、透明な弥陀ガ池に着く。 向かいに白根山が見え「うお〜〜〜」と叫んだ。 池と山が写るように移動して写真を撮った。 標高2,000mを越える場所に池があるとはなんて不思議なんだろう。 しばし時を忘れて魅入ってしまう。 腹減った〜。 おにぎり一つを頬張る。 |
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| 弥陀ガ池 | 弥陀ガ池からの日光白根山 |
| 木道を進み右に曲がって少し登ると、左に白根山への道が分かれるのでそれに入る。 いきなり急坂で息が切れる。 山の斜面からはコバルトブルーが青さを増して見える。 何度も振り返り、振り返り眺めた。 急なガレ場を登り、下を見ると先ほどの小学生が、池で休憩を始めているところだった。 蟻のように小さいのでそうとう登ったことが分かる。 「フウフウ…、まだかなあ、山登りやめようぜ…」 「おい、弥陀ガ池があんなにちっちゃいぜ」 「あ〜ほんとだ〜」 |
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| 弥陀ガ池 | 弥陀ガ池を振り返る |
| 僕は岩にしがみつきながら登っていく。 「あ、あそこ展望良さそうじゃん!」 T氏はスリル満点の岩の上で休む。 大沼、菅沼、奥日光の山々が見渡せた。 心地よい風がホットな体を冷やすのが気持ちいい。 |
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| 丸沼、菅沼、弥陀ガ池 | 岩場に立つT氏 |
| ここから今まで先頭を歩いてきたT氏を抜いてスパートをかける。 今日の僕はいつもの僕と違う。 小ピークを過ぎ、登り返せば白根山山頂、標高2,577.6mに着く。 10時7分、5個目の百名山だ。 二人の再会を祝って、二人一緒のところを他の人に撮ってもらった。 |
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| 丸沼、菅沼を眺める | 日光白根山山頂 |
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360度の大パノラマが展開し、休息の時が訪れる。 T氏は岩の上で寝ている。 |
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| 西側の眺め | |
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| 男体山と中禅寺湖 | |
| 帰りは噴火口、氷河期のカール、高山植物を見ながら急坂を下る。 あまりにも急だったがまさか足を痛めることになろうと思わなかった。 |
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| 白根山山頂 | 五色沼 |
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| 山頂駅分岐 | 平らな場所 |
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これから登る人たちは「まだかな〜?」と山頂をみつめている。 T氏は「もう少しで山頂ですよ」と声をかけた。 |
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| 白根山 | まだかな? |
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下が見えたのでぼくらは一気に走って下った。 ズドドドド…。 |
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| 白根隠山 | |
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調子に乗ったら、やっぱり疲れた。 「足いてえ」 ぼくらは避難小屋の前で休むことにした。 「走るのは失敗したな〜足いてえよ〜」 |
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| 平坦な場所に出る | 五色沼避難小屋 |
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| 白根山 | |
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重い足を引きずって、下ると五色沼へ出る。 「うわ〜青いよ〜」「気持いい〜」 「いや〜来てよかったな」 沼の奥が急に青くなっているのでその理由を考える。 噴火の時にできたカルデラ湖だろう。 |
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| 前白根山分岐 | 五色沼 |
| 沼の前に座りしばらくぼーっと水面を眺めていた。 | |
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| 白根山 | 五色沼 |
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ぼくらは大満足で歩き出す。 弥陀ガ池に戻ったんじゃつまらんないので、五色山へ登ってみることにした。 かなり急な五色山への登りに入る。 |
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| 五色沼 | 右折して五色山へ |
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足が重い…。 下りで無理をしたり、ふざけて全力で走った反動だろう。 |
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| 五色沼 | 白根山 |
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| 前白根山 | |
| 緩やかに笹原を行くと五色山に着く。 展望はあまり良くないが金精峠のほうへ歩き出すと男体山がでっかく見えた。 |
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| 五色山山頂 | 太郎山、女峰山、大真名子山 |
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| 前白根山 | |
| ここから信じられないほどの地獄の下り坂が待っていた。 急坂を下ると国境平で、湯元への道が分かれる。 「疲れた〜」 と言いながら歩くと狭い金精山山頂でわずかに展望がいい。 ここから急坂を下る。 「うわ〜なんだよこの道!」 |
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| 国境平 | 金精山山頂 |
| 金精山からの下りは道なき道を歩き 一歩間違えば谷底まで落ちてしまいそうな崖を尻餅をつきながら下る。 金精峠で「こんなとこ二度とくるか!」と誓った。 「今の道なんなの?道じゃなくて崖じゃん!」 僕は疲れていたのでブツブツ文句を言った。 |
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| 金精峠 | |
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左に曲がってまた急坂を下る。 僕の足は限界を超えていた。 T氏は先に行ってしまい離される。まってくれ〜。 脚力はまだまだ彼のほうが上だ。 車の音がするようになると笹の中を歩くようになりかなり暑い。 足は重たいし、地獄のような苦しみだ。 どうにか菅沼茶屋に着くと僕はテーブルの上に倒れこんだ。 「もう歩けない…」 そこに冷たい感触が頬に当る。 「ああ、つめてえ」 T氏がコーラを買ってきてくれたのだ。 僕はコーラを一気に飲みほす。 「かあ〜うめえ〜生き返る〜」 今回は食料と水の不足が疲れを増した原因となった。 3つも山を越えたのでかなりつらかった。 そして、それは6時間歩けるという自信になった。 |
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| 笹の道を歩く | 湯元キャンプ場 |
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車のドアを開けるとムワっとした。 ぼくらは車で金精トンネルを抜けて湯元キャンプ場へ行きテントを張った。 初めて芯の無いご飯が作れた。 コツは弱火だった。 あまりに腹が減っていたので、3杯おかわりした。 18時半、まだ明るいが疲れたので眠ることにする。 空にはトンボが何匹も飛んでいて、時々足に止まる。 雲は流れるというより、広がっていた。 初夏の風が優しく吹き抜けていった。 翌朝、寒さで目が覚める。 8時まで寝ていたので10時間寝ていたことになる。 よっぽど疲れていたのだろう。 日が昇ると日焼けした首がジリジリと痛かった。 暑さに耐えられずテントを出た。 外に出ると太陽が高いところにあったがそれほど暑くは無かった。 テントが温室になっていたのだ。 男二人なら無理もない。 しばらくボーっとしていたがテントを片付けて車を走らせる。 イロハ坂はいやだったので、日足トンネルを目指す。 途中に旧道が分かれるのでそちらに入りグネグネした細い道を走る。 T氏は運転が大変そうだ。 細尾峠からは夕日岳へ行けるらしい。 「いつか行ってみたいなあ」 ぼくらはカレーライスを食べれる場所を探した。 一旦国道に出て、ドライブインで水を補給して、旧道入口まで戻る。 沢に下りてカレーライスを作った。 人参の皮を剥くのが難しく出来るまで1時間かかってしまった。 「ん〜やっぱりアウトドアライフはいいねえ」 などと冗談を言いながらおいしく食べた。 足尾銅山の精錬所を見て帰る。 途中に皇海山入口の看板を見つけて「いつかは行きたいなあ」と言うと、裏から楽して登るか、表から苦労して登るかで意見が対立する。 (僕は庚申山荘から登るのが正統派だと主張したが2003年に裏から登っているのでT氏の主張が正しかったことになる。つくづく俺って主体性ないなあ。) その口論がひと段落した後は高速代がもったいないので、 下道を走りドライブを楽しんで家に着いたのは20時。 今までで一番つらい山行を70個目で飾ることができた。 次は南アルプスの3,000m級を目指す。 |
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