228 大菩薩嶺4 2003年3月29日(土) 大菩薩 管理人の記録
コースタイム 三本木→0:25→六本木峠→1:10→寺尾峠→0:25→
丸川峠→1:20→大菩薩嶺→0:10→雷岩→0:10→
大菩薩嶺→1:00→丸川峠→0:25→寺尾峠→1:00→
六本木峠→0:20→三本木
合計歩行時間 6:25   6時間以上7時間未満の山
往路時刻 池袋5:10→代々木5:21 5:23→立川6:03 6:18→
青梅6:53 7:10→奥多摩7:46 7:50車→9:00
復路時刻
名 山 日本百名山 甲信越百名山 山梨百名山 日本千名山
交通費 合計2,100円  池袋⇒奥多摩1,050円 奥多摩⇒池袋1,050円
ガイドブック なし

奥多摩駅でHgさんと待ち合わせ。今日は天気があまり良くないせいか、人影はあまりない。
柳沢峠の手前から林道に入ったが、あまり除雪されていないので、不安になる。
しかし、Hgさんは「いつものこと」と言って、車を走らす。
聞けばスタッドレスとのこと、想像よりスリップが少なく、力強く登って行くのに驚く。
轍と雪面の差が大きいところでは、Hgさんがボタンをピッと押す。
なな、なんと車高が3センチ高くなった!この車はボンドカーか?
それでも、雪は容赦なく車を襲い、ギギギ…と車の底を擦る。
時々スリップしたりしてかなりスリルがあったが、
Hgさんのハンドルさばきのおかげでなんとか三本木に到着した。
ここでHgさんが身支度を整える間、僕は二回目の朝食を取る。
林道を少し下ると黒川山、鶏冠山への道を左に分けて、右に登山口が見えてくる。
「なんだ〜踏み跡あるよ」とHgさんは拍子抜けしたようす。
すごいラッセルになることを予想していた僕はホッとした。
六本木峠までは柳沢峠から人が入るため良く踏まれていた。

[三本木]              [登山口]              [六本木峠への道]
六本木峠で柳沢峠への道を分けると、歩きづらくなった。
道に迷うほどの積雪ではないが、時々足がハマって、脱出に時間を要する。
Hgさんもハマっている。僕はそのHgさんがハマったところを外しながら、
歩くが油断するとハマってしまう。

[六本木峠]             [木製のワカン]          [軽快に歩き出す]
Hgさんのワカンは昔の木製のワカンで、直しながら使っているそうだ。
時々紐が緩むので、締め直しながら歩く。
僕はワカン初体験なので、何回か転ぶ。
見かねたHgさんがワカンの歩き方を教えてくれる。
「なるほど〜、足をフラットにして歩けばいいのか〜」
「Hgさんはもうワカン慣れました?」「これは一生慣れないよ」
そんなに難しいものなのだろうか?確かにワカン付けてると歩きにくいし、ハマる時はハマる。
天庭峠で、「ワカンて無いよりマシですね」ということで二人の意見は一致した。

[でも時々ハマる]         [天庭峠]              [またハマってる]
Hgさんによると、一番質の悪い雪だそうだ。僕もこんなにスポスポハマる雪質は初めてだ。
Hgさんは時々腰まで入っている。僕は悪いと思いながらもその危険地帯を迂回して進む。
だから先頭のほうがハマる回数は多い。
僕は後ろで楽をしてしまった。ワカン初心者だからねと勝手な言い訳を付けて歩く。
寺尾峠を過ぎると、雲の中の大菩薩嶺が見えてくる。
しかしその前に難所があった。橋の上に雪が積もり、キャットウォークしないと渡れない。
ワカンは不安定なので、ストックでバランスを取りながら、慎重に渡る。
難所をクリアすると丸川峠に着いた。

[寺尾峠]              [恐怖の橋]             [丸川峠]
丸川峠は、広々としていて気持ちがいい。
3人の女性が休んでいて、挨拶をする。僕らがどこから来たのか興味津々である。
ここからはしっかりとしたトレースがあるので、ワカンをはずす。
僕とHgさんは水を得た魚だった。「うおー歩きやすい」
先を歩いていた3人をあっというまに抜かし、どんどん登って行く。
Hgさんが写真を撮るというので、道を譲ってもらう。
Hgさんを追い越すと「うわーーー」と声がした。
振り向くと、Hgさんが腰まで潜り、もがいている。
Hgさんの手を引き、なんとか脱出に成功した。
僕が先頭になるとつい早足になってしまう。疲れて、Hgさんに代わろうとする。
しかし今度は僕が胸まで潜って脱出できなくなる。
もがけばもがくほど、下に落ちてしまう。
Hgさんの手に届かないほど落ちてしまった。
冷静になって考え、荷物を登山道に放り投げた。
それから泳ぐように雪を掻き分けて、Hgさんの手を握る。
やっと脱出できたー。「これでオアイコだな」
雪に潜ってしまったときの大変さ、を充分認識した。

[大菩薩嶺への道]        [Hgさん脱出不可能!?]    [大菩薩嶺への道]
尾根上に出ると大菩薩嶺山頂は近かった。
山頂には一人の男性がいて挨拶をする。と雪がパラパラ落ちてきて、今日もだめかなー?
山頂は雪が深く、大菩薩嶺の標柱をまたぐことができてしまった。
上日川峠から来たという男性は、よほど丸川峠に下る道が不安なのか何度も道の状態を聞いてきた。

[大菩薩嶺山頂]          [エビの尻尾が見られる]
雷岩に出ると風が冷たい、都心では桜が咲いたというのに、ここはまだ冬の景色だ。
少し散策したあと、あまりの寒さで、岩陰に隠れて昼飯。
稲荷寿司を食べて、アイゼンを4本から6本に変える。下りで走るためだ。
Hgさんが雷岩の上で命ポーズをして写真を撮る。
けっこうノリノリだ。ほんとに楽しそう。
2000米のとこまで行こうというので、行ってみる。
霧がだいぶ晴れてきて、大菩薩峠方面が見えてくる。

[雷岩]                [霧が晴れる]           [2000米地点]
2000米の標柱の場所で、大菩薩峠への稜線を眺め、また雷岩へ戻る。

[大菩薩峠方面]          [雷岩へ戻る]           [まだまだ冬だ]
雷岩に着くと、さっきの3人とまた会う。Hgさんはまた岩の上で命ポーズ。
大菩薩嶺山頂で、Hgさんと別れて、一人で下る。
意外と体力があまっていたので、走って下る。
ハンデありだけど、Hgさんと競争だ。

[エビの尻尾]            [雷岩]               [丸川峠への道]
丸川峠まであと少しのところで、追いつかれてしまった。やっぱりHgさんは早い。

[丸川峠]
丸川峠は日が差して、明るくなっていた。
ここからはまたワカンを付けて歩く。
泉水谷から帰ろうとしたが、雪が深くてやばそうなので、来た道を戻ることにした。

[まるかわ荘]            [丸川峠]
帰りはいくらかマシに歩けたが、それでも何回かハマってしまう。
すっかり天気も良くなり、大菩薩嶺が木々の間から見えた。

[大菩薩嶺]                                [六本木峠への道]
寺尾峠を過ぎて天庭峠に着く頃にはすっかり疲れ果ててしまった。

[日差しで明るくなる]       [寺尾峠]              [天庭峠]
休んでる間、「一ヵ月に一回山に行かない?」と誘われた。
僕は当然快諾したが、2月を除いて、昨年9月から毎月一緒に行ってるのに気がついた。
僕も一カ月に一度はHgさんの顔を見ないとだめみたいだ。
六本木峠からHgさんはワカンをはずす。Hgさんは、重石が取れたみたいに、急に楽しそうになる。僕もHgさんに勧められてワカンをはずす。すると足がむちゃくちゃ軽い。
振り返れば大菩薩嶺が手の届かない遠いところにあった。
Hgさんと「今まであんな遠いところにいあたのかあ」と感慨に浸る。
足も軽くなり、会話もはずむ。

[六本木峠]             [黒川山]              [大菩薩嶺]
中盤苦しかったけど、終わりよければすべて良しの山行になりました。

[三本木]

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