特別編
| 第四話 | 宮島とあの人の故郷 |
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| 登場人物紹介 | 首都高速用語解説 |
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| 前回までのあらすじ…。 有休の許可が出た日にドラッグストアで精神安定剤を買いました。 広島まで行き覚悟を決めますが、自殺は未遂に終わりました。 特別編とは? 「決断の時」というタイトルで始めることになったこの企画。 一番話したいことまで書くのにかなり時間がかかりそうなので先に書くことにしました。 |
| 旅の記録 広島11:36→宮島口12:02 12:10→宮島→12:20 13:40→宮島口→13:50 14:27→ 広島14:53 15:16→大野浦15:46 15:56→大竹16:06 16:11→大野浦16:19 17:06 →大竹17:16 |
| 広電で広島駅へ向かう。 なぜか広島銀行が目に付く。 古いタイプの路面電車なので初老の車掌さんがドアを開け閉めしていた。 広島駅のコインロッカーに着替えなどの大きな荷物を入れ、毛利元就博の会場へ向かった。 戦国時代の展示はもちろんだが、原始の広島の解説がおもしろかった。 その後、昨日行った福屋に行き、みっちゃんのうどん入りお好み焼きを食べた。 こんなうまいものを毎日食べたいなあ。 広島駅からJRと連絡船で宮島へ。 厳島合戦の宮尾城や厳島神社を見て回る。 ぽつんと海に浮かぶ大鳥居や朱塗りの社殿は美しかったが、あまり感動するような気分ではなかった。ただ、昨日死んでいたら、見れなかった景色だという実感だけ…。 おみくじを引いたら大吉。 やっと心の中がザワザワし始める。 鹿がいたるところにいて、その糞も大量にある。 総て野生なのだそうだ。 五重塔を見て、しゃもじのおみやげをいっぱい買った。 船に乗り、宮島口へと戻る。 JRでは唯一となってしまった連絡船だ。 これで僕は旧国鉄、JR総ての航路を踏破したことになる。 駅前の「うえの」という店に入り穴子丼を食べる。 穴子は僕の大好物だ。 店の外に出ると雨が降っていた。 広島駅へ戻りコインロッカーの荷物を取り出す。 今夜の宿は大竹という広島の西端に位置する地方都市だが、思いついたように大野浦で下車する。僕が片思いしているあの人の先祖は、宮島の近くにいたと本人から聞いていたことを思い出した。あの人は湯布院で生まれているから、直接は関係がないのだけれど、僕の母が同じく広島出身なので、遠い祖先がつながっていないか、調べたくなってしまったのだ。 僕は彼女に他人とは思えない、親しみやすさを感じていた。 いざ大野浦へ。 しかし、駅前は寂れていて、コインロッカーも無い。 しかたなく、大竹駅へ行きコインロッカーに荷物を入れて、また大野浦へ戻ってきた。 地元の人に郵便局の場所を教えてもらう。 そこまでは雨の中20分ほどかかった。 町の中心部は駅から離れているらしい。 郵便局で葉書に風景印を押してもらい、あの人のいる大分・由布院へ葉書を出した。 次に大野町役場へ行き、大野町の歴史を尋ねた。 しかし、6,000円の本を買うか2キロ先の図書館へ行ってくれと言われ、僕とあの人の祖先の関係はわからずじまいで帰ることになった。 まあ、戦国時代はあちこちで政略結婚が行われていたから、つながりがあったことにしておこう。 大竹駅でコインロッカーの荷物を取り出し、マスヤというビジネスホテルへ行った。 ちょっと古い感じだが、3,600円(当時)という安さなので文句は言えない。 寝るにはまだ早すぎるので駅前をブラブラし、定食屋に入りホルモン定食を食べた。 ホテルに戻ると部屋にはユニットバスが無いので、別棟の風呂場へ行った。 中は広く、誰もいない。 ゆっくりと浸かり、旅の疲れをとった。 そういえば今までいろんな場所で風呂に入ったよなあ。 そんなことを思い出しながら、気持ちが良かったので、1時間も風呂に入ってしまった。 部屋に戻ると、本屋で買ってきた、エ○雑誌に目を通す。 外は雨が相変わらず降り続き、時々強く窓に当たってピシピシと音がしていた。 僕はあの人の顔を思い出す。 「オオノさん…助けて…」 そしてその他の部位も思い出す。 胸を腰を脚を…。 僕は夢の中であの人を汚す。 |
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| 広電 | 広島駅 |
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| 宮島駅 | 鹿 |
| 厳島神社↓ | |
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| 宮島口駅 | |
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| 大野浦駅 | |
| 次回予告 最終話になるのかな?まだ続くかもしれません。 とりあえず終わりです。 僕は新幹線で東京へ戻ることにしました。 |
| 最終話 | 帰郷 |
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