青春編
| 第十九話 | 西岳登山 |
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| 登場人物紹介 | 首都高速用語解説 |
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| 前回までのあらすじ…。 女装して遊んだあと、あの子が帰り際にキスをして行きました。 青春編とは…? 学生時代のことについて書いていきます。 |
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| 1985年6月18日 あまり天気は良くないけど西岳に登ることになった。 西岳は八ヶ岳南部の山で、権現岳の西に位置する山だ。 標高は2,398mだが、権現岳や編笠山の陰に隠れてあまり目立たない山だ。 でも板橋区立少年自然の家から一番近い山なのだ。 僕の学校での成績は、体育以外は4や5だったが体育だけは毎回2で、はっきりいって体を動かすのは嫌いだった。 山登りなんてめんどくせ〜な〜。 朝の点呼の時、小さく折りたたんだミニスカートをあの子に渡した。 「これ工藤に返しといて」 「うん、わかった〜」 そんな男女のやりとりは周りの注目をすぐに集めてしまう。 冷やかすやつが出てくる前に、列へ戻った。 ガスった樹林の中を登って行く。僕はAE-1をぶら下げていたが、これじゃあ活躍の場が無さそうだ。 みんなが「疲れたよ〜」とブーブー文句を言い始めると、少し見晴らしのいいところで休むことになった。でも相変わらず何も見えない。 僕は真っ白な空に向かってシャッターを切った。 山頂に着いて西岳と書いてあったが、山の知識がまったくない僕はその山が長野のどの辺にあるのか全然分からなかった。 曇りなので寒くて何も見えないが、仲間たちとお弁当を食べた。 冷えたご飯はあまりうまくなかった。 しばらく休んだ後、下り始めた。 しかし、登ってきた道と違う道で、最初は先生がわざとそういう道を選んでいるのかと思った。だんだん道らしい道がなくなり、ガレ場を歩くようになった。 石が足元からゴロゴロ崩れ出す。 ほんとにこの道で合ってるのか?と疑問に思うころ中村先生は無線を取り出し「田中先生、道に迷いました。どうぞ…」と仲間の先生に助けを求めた。 「なに〜!てめえ!ふざけんじゃねえぞ!」と真っ先に怒り出したのは岩見だ。 それからみんなは堰を切ったように一斉に先生を非難した。 「なにやってんだよ〜」 「先公のくせによう」 「道に迷ってんじゃねえぞ」 次々に怒号が飛び交う。 僕は道に迷ったことになぜか興奮していた。 それは味わったことのないスリルだった。 |
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| クラスメイトの学年文集U-5 それほど楽しくなかった移動教室 田尻 移動教室で一番楽しかったのは、班でポーカーをやったり、スピードをやったりしたことです。 でも楽しかったことはそれぐらいで、あとはみんな良くないことばっかしだった。 一番良くないことは八ヶ岳の一つである西岳を登って弁当を食べて写真を撮ったあとのことです。 一気に坂をおりたので…。 「田中先生、道に迷いました。どうぞ。」 道に迷っても進んで行けば道にそそいでいるから大丈夫だけど、一気に下りてきたので足の指がヒリヒリしていました。 あの時は中村先生のことをひどく恨んだ。 でも嬉しいことに一人もダウンしなかったことが良かったと思う。 それに西岳の頂上まで着いたときはとてつもなく美しく感動してしまった。 景色のいいところで弁当を食べようとすると雲が出てきて雨が降ってきた。 それに山だからとても寒かった。 そういうことがあるから山はやだ。 山登りはこれで3回ぐらいだけど一番寒く感じた山でした。 とにかく中村先生が道に迷ったことは一生忘れないと思います。 八ヶ岳移動教室 橘 この一年間で一番思い出に残ったことといえば移動教室でした。 あのとき僕は、この学校に来たばかりで移動教室みたいなやつはなんとなく不安な感じがしました。 だけど行ってみたら不安だったことも忘れてしまい、楽しい移動教室ができました。 二日目の登山の日。 八ヶ岳みたいな高い山を登ることはめったに無いことで、たぶん頂上まで登れ無いだろうと思いながら、登山にチャレンジしてみました。 登った山はとても急な道で、息を切らして平らな道になるのはまだかなと思いながら登って行きました。 上へ上へと登っていくにつれてだんだん見晴らしが良くなってきました。 そこでカメラでパシャパシャと景色を撮りながら、また上へ登って行きました。 先生がもうすぐと言った時なんかは、なぜか時間がたつのが遅いような感じがしました。 そんなことを思っているうちに頂上に着いてしまいまって、このときはなんとなく「いつのまに着いたんだろう」って気がしました。 そこは雲の中に入っていて、周りで全体が真っ白で、下の景色がまったく見えませんでした。 だけどしだいに晴れてきて、まわりの景色が見えるようになりました。 そこでちょっと下のほうを見てみるとまわり全部崖で、帰りはそこから下りていきました。 というように移動教室が一番思い出に残りました。 この一年をふりかえって 藤田 この一年、いろんなことがありました。 一学期だか二学期だか忘れましたが、移動教室に行って登山をしました。 その時はとても疲れました。 二学期には、鎌倉へ遠足に行きました。 鎌倉のあちこちを色々回って歩きました。 移動教室でもそうでしたが、あまり良いおみやげが買えませんでした。 時間が無かったから。 バスの中では自分ではあまりすることや、話すことが無かったから暗かった。 それに吐きそうになったこともあった。 でも他のいろいろなことは楽しかった。 話しは変わるが、中間、期末テストはすごく悪かった。 やはり勉強が足りなかったんだなと、自分なりに反省しているつもり。 今度はもっとがんばろうと思う。 あとちょっとで、もう中学3年になる。 いよいよ本当に苦しい時がくる。 また、上級生になって嬉しい時もある。 あと一年、勉強やその他の面でがんばろうと思います。 一年をふり返るといろいろなことがありました。 あとの一年、楽しい日々でありますように。 この一年間をふりかえって 藤沼 この一年をふりかえってみてよかったことは、2つある。 それは一個目には、部活と移動教室が思い出に残っている。 部活では一年のころから部活では習っている。 一年の頃はあの先生は怖いと思っていたけど、今ではあまり怖くなくなった。 だけど厳しくきつい練習だと思う。 だから部活はあまりやりたくないので遊んでばかりいる。 移動教室では夜寝ないで遊んでいたら、先生に見つかり僕と押井君は思わずG組の部屋に入り押入れの中に隠れていた。 そしてしばらくして自分達の部屋に戻り寝ていたら大岡先生に僕は起こされた。 それから廊下に出されてどこにいたか、他に誰がいたか聞かれ、誰がいたかは言ったがどこにいたのか言わなかったので大岡先生に腹を殴られ中村先生にびんたされた。 そして体育館に連れて行かれうさぎ跳びを30往復させられた。 その時は曽我部君と今東君が田中先生に怒られていた。 今東君はその日風邪をひいていたので先生にひどく怒られていた。 その後僕と押井君で先生に怒られて部屋に戻ると足が痛く親指の皮が剥けていた。 それからすぐに寝てしまった。 その次の日すごく疲れてしまった。 |
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| 次回予告 休んでいるとあの子が「タオル貸して!」と言ってきました。 |
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| 第二十話 | タオル |
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