青春編
| 第十一話 | 保健室 |
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| 登場人物紹介 | 首都高速用語解説 |
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| 前回までのあらすじ…。 満点の数学の答案が返された日に、ガイトにいじめられます。 シバタがそれを止めてなんとか収まりました。 青春編とは…? 学生時代のことについて書いていきます。 |
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| 1985年 ある日、僕は試験勉強の疲れなのか、我慢できない頭痛に襲われ、4時間目から保健室で寝ていた。(頭痛はある病気の前兆だったのですが、それが分かったのは社会人になってからです) 食欲も無いので、給食も食べずにベッドの上に横になっていた。 そして6時間目終了のチャイムが鳴った。 「そろそろ戻らないと」と思い、起き上がるとまだ頭痛がする。 「くそ〜いてえなあ」 保健室の扉がガラガラっと開いた。 そこにはガイトが立っていて、カバンを二つ持っている。 どうやら自分のと僕のカバンらしい。 「なんだよ、こいつ…病人に嫌がらせするのか?どうぞご勝手に…」 と思うとガイトがこう言った。 「肩、貸してやるよ」 僕は半信半疑だったが、とにかくカバンを取り戻さないといけないと思ったので、騙されたと思ってベッドから起き上がった。 ヨタヨタとしながら、ガイトのところへ行きカバンを取ろうとすると、ガイトは僕の手から引きちぎるようにカバンを動かし、僕の腕を取って無理やり自分の肩にかけた。 僕は相撲とりのように体のでかいガイトに寄りかかりながら、学校を出た。 ガイトは無言で僕を支えながら歩く。 僕は涙をこらえるのに必死だった。 もしかして本当はいいやつなのか? いろいろちょっかい出してきたのはおとなしい僕を勇気付けようとしていたのかも知れない。僕はいつの間にかガイトに心を開いていた。 「おい、これやるよ」 とガイトに手渡されたものは天皇在位60周年記念500円硬貨だった。 「え?こんな貴重なもんどうしたんだ?」 「親父にもらったんだよ、いくつもあるからあげる」 「そういえばガイトの父親は大蔵省だったな」 「親父が大蔵省だと、いろいろ便利だろ〜」 こんな感じでぼくらは仲良くなっていった…。 |
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| 次回予告 ガイトは生徒会に立候補します。僕は応援演説を引き受けますが…。 |
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| 第十二話 | 生徒会選挙 |
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