韓国編

第十四話 二人で作った餃子(その4)

登場人物紹介 首都高速用語解説

前回までのあらすじ…。
居酒屋を改築した僕は、その居酒屋で働くことになりました。
泥棒に入られたり、好きだったむつみさんが自殺未遂したり…。
いろいろなことがありました。
そんな中、店長代理を任された夜に韓国からの留学生、玉ちゃんと仲良くなり好きになってしまいます。何度かデートをして義兄妹の契りをして、恋人になりますが玉ちゃんは居酒屋を辞め、韓国へ妹のお見舞いのために帰ることに…。
そして日本に戻ったら湯河原で生活することになっています。
もう会えないかもしれない?不安な日々を送る僕です。
そして僕は、玉ちゃんの住む湯河原へ行くことになり、そこでは新しい物語が始まろうとしていました。

韓国編とは?
韓国へ旅行に行ったときのお話しです。読んで字の如し…ですね。

2000年4月15日(土)

音声再生その6MP3ファイル

数分後…。
かず:「はい、やっと餃子が完成しました〜。塩味がきいててすごくうまいです。塩味は僕がやりました〜。玉ちゃんはなんにもやってないです」
かず:「フフフ」
かず:「早く食べたいですか?」
玉ちゃん:「はい」
かず:「アハハハ」
玉ちゃん:「スーハー」
かず:「ん?どうしました?」
玉ちゃん:「味見…。食べてみようかな〜」
かず:「食べてみてください。一個だけですよ一個だけ」
玉ちゃん:「熱いですか?」
かず:「熱いです。あ!あ〜あ壊しちゃった」
玉ちゃん:「ヒュルル〜。ン゛〜〜〜ン」
かず:「どうですか?はい、こっち向いてください。おいしいですか?」
玉ちゃん:「ンフ〜。おいひい。ん。玉ちゃんが作りました〜」
かず:「お〜。ほんとは自分で言わないんだけど」

ダンボールのテーブルに、ご飯のお皿、タレの小皿、水餃子の入った茶碗を置いて完成!
かず:「おいしいですか?」
玉ちゃん:「うま〜い!おいしいで〜す」
かず:「やっと食事にありつけました。今1時20分です。ほんとにさっきから食べてる映像しかないですね〜。この海苔は韓国の海苔ですね?」
玉ちゃん:「はい!」
かず:「こちらの海苔です」
玉ちゃん:「ングウング」
かず:「これが餃子のタレでコチュジャンとタレを混ぜたものです」
玉ちゃん:「私、食べている間、撮っててください」
かず:「はい、僕、食べれないんですけど…」
玉ちゃん:「はい、大丈夫で〜す」
かず:「うわあ、食べた〜」
玉ちゃん:「ン゛〜〜〜ン〜〜〜〜」
かず:「おいしいですか?ん?こっち向いてください」
玉ちゃん:「おいしいわよ」(か細い声で)
僕はビデオのスイッチを切り、食卓についた。
玉ちゃんの食いかけのご飯を僕も食べる。
あ〜なんて幸せ。
これはもう恋人以上の関係だ〜。
貧しくとも愛があればいい!
お皿は一つでじゅぶんだ。
それを二人でつつけばいい!

かず:「さあ食べた後はこんなに汚くなっちゃいました。ねえ玉ちゃん?こっちにケツ向けないでください」
玉ちゃん:「ウフフ」
かず:「あ〜これから後片付けです」
玉ちゃん:「はい、そうです」
かず:「お客の僕がやることになりました」
玉ちゃん:「でもまだやってないです」
かず:「今からやります」
玉ちゃん:「今からやる気がなさそうで〜す」
かず:「や〜る。やるやる。置いといていいよ」
って早く洗い物手伝えよ俺…。
玉ちゃん:「大丈夫です」
かず:「なんで?」
玉ちゃん:「お客様だから。ケチなお客様だから」
かず:「な〜に今頃気づいたの?普通は俺が後片付けやるって言ったら、いいえお客様ですから座っててくださいって言うのが普通だけど」
玉ちゃん:「そうですか?」
かず:「さっきお願いしますって言わなかったっけ?」
玉ちゃん:「全然…」
かず:「そうだっけ?おかしいなあ」
玉ちゃん:「言わないです」
かず:「カメラの回ってる時はなんかすごくいい人になってるんじゃないですか?」
玉ちゃん:「ああそうですか〜?」
かず:「いい人になってませんか?」
玉ちゃん:「元々いい人で〜す」
玉ちゃんがこちらを向いてニッコリ。
かわいいなあ。
かず:「元々いいひとですか?」
玉ちゃん:「はい」
かず:「じゃがんばってください」
玉ちゃん:「アハハ、がんばっています」
ソウルの旅写真集その7
「大漢門」デーハンムン
「徳寿宮」トクスグンの正門です。
市庁前ロータリーで一番目立ちます。
1407年に朝鮮王朝第9代の成宗(ソジョン)王が建てた兄の私邸でした。
その後王宮になり、1897年大韓帝国宣言、
1,905年日韓保護条約の締結の表舞台となりました。
カクテルを作ろう! その31 カンパリオレンジ
トールグラスを用意します。
グラスに氷を入れ、カンパリ45ml、オレンジジュースを適量入れてステアしてできあがりです。

『カンパリ・オレンジ』
ジューシーなオレンジ果汁とほろ苦いカンパリの名コンビが作り出す本場イタリアでも人気のカクテル。太陽の恵みをいっぱい受けたオレンジと鮮やかな色を放つカンパリを組み合わせた情熱的な色合いは、開放的なイタリアの雰囲気を見事に表している。
出典:「ナツメ社 カクテル300」

次回予告
体があったかくなった僕らは、外へ出ます。
でも二人ともお金があまりないので、お金のかからないところへでかけました。
第十五話 君と海を見た午後…