韓国編

第十三話 二人で作った餃子(その4)

登場人物紹介 首都高速用語解説

前回までのあらすじ…。
居酒屋を改築した僕は、その居酒屋で働くことになりました。
泥棒に入られたり、好きだったむつみさんが自殺未遂したり…。
いろいろなことがありました。
そんな中、店長代理を任された夜に韓国からの留学生、玉ちゃんと仲良くなり好きになってしまいます。何度かデートをして義兄妹の契りをして、恋人になりますが玉ちゃんは居酒屋を辞め、韓国へ妹のお見舞いのために帰ることに…。
そして日本に戻ったら湯河原で生活することになっています。
もう会えないかもしれない?不安な日々を送る僕です。
そして僕は、玉ちゃんの住む湯河原へ行くことになり、そこでは新しい物語が始まろうとしていました。

韓国編とは?
韓国へ旅行に行ったときのお話しです。読んで字の如し…ですね。

2000年4月15日(土)

音声再生その5MP3ファイル

かず:「玉ちゃん、おこげ好きですか?」
玉ちゃん:「はい、好きで〜す」
かず:「ほんと〜」
玉ちゃん:「わざと作りました」
玉ちゃんは鍋にこびりついたおこげをスプーンでそぎ落とす。
かず:「ああ、でも面倒くさいですね。それじゃあおこげになんないんじゃないですか?水入れたら」
玉ちゃん:「そうですね〜」
かず:「捨てるしか無いと思うんですけど」
玉ちゃん:「これはですねえ」
かず:「完全な失敗作ですね」
玉ちゃん:「ウフ、失敗じゃないですよ〜。この水もおいしいですよ」
かず:「おいしいですか?」
玉ちゃん:「そうです。韓国の伝統的な料理です」
かず:「え〜水?その水飲むんですか?」
玉ちゃん:「飲みま〜す。これを韓国語でシュンニュウっていいます」
かず:「シュンニュウですか?」
玉ちゃん:「シュンニュウ」
かず:「ほお〜」
玉ちゃん:「お茶みたいな」
かず:「じゃあ僕は中国語で感想を言います。プーハオツー。中国語のみなさん分かりましたでしょうか?」
玉ちゃん:「わかります…」
かず:「わかりますか。見るからにプーハオツーです」
玉ちゃん:「うわべだけよ〜。これは。飲んでみ〜!おいしいわよ!おいしいわよ!」
かず:「こわい!こわいです」
玉ちゃん:「味はですね〜。アッチューイ」
玉ちゃんはシュンニュウをマグカップに注いだ。

玉ちゃん:「飲んでみて〜」
かず:「とじゃあ」
玉ちゃんはシュンニュウの香りを嗅ぐ。
玉ちゃん:「ああ〜」(色っぽい声)
かず:「ハハハ、おいしいですか?」
玉ちゃん:「まだ飲んでないで〜す」
かず:「熱そうですよ」
玉ちゃん:「ちょっと熱いですね」
かず:「あっつ〜」
玉ちゃん:「おいしいでしょ?」
かず:「う〜ん、ちょっと香りがいいですね〜」
玉ちゃん:「いいでしょ〜」
かず:「うん、あっつい」
玉ちゃん:「それはご飯の後のお茶の代わりにいいですよ」
かず:「あ〜なるほどなるほど、ほんとこれはお金がかからないですね〜」
玉ちゃん:「アハハハ」
かず:「ほんとに玉ちゃん、そんな心配しなくても〜ちゃんとスープも買ってきてありますから大丈夫ですよ〜」
アハハハ…。

かず:「さっきからつまみ食いばっかりしてますね」
玉ちゃん:「おなかすいてま〜す」
かず:「アイスクリーム食って、僕の持ってきたお菓子食べて?それでもまた食べる?食べてばっかりですね〜」
玉ちゃん:「食べさせてくれないからです。鍋どうしましょうか?」
玉ちゃんがこっちを向いて微笑む。
か、かわいい!

かず:「さあどうしますかね?この鍋は?ちょっと洗いましょうか?」
玉ちゃんは鍋のおこげ、スプーンですくって食べる。
玉ちゃん:「撮らないでよ〜」
かず:「玉ちゃんは今おこげを食べてます〜」
玉ちゃん:「おいしいで〜す」
かず:「おこげは非常においしいですね〜」
玉ちゃん:「想像もつかないくらいです」
かず:「想像もつかないですか?」
玉ちゃん:「これで〜す」
ビデオを撮っている僕に玉ちゃんがおすそ分けをくれる。
かず:「じゃあ私が食べます」
玉ちゃん:「はい!」
ア〜ン!
かず:「うまい、うまい」
玉ちゃん:「は〜い」
またまた玉ちゃんと間接キッスしちゃったよ〜。
幸せ〜。
結婚したらこんなことが毎日続くんだろうなあ。

玉ちゃん:「韓国は日本よりうまいものたくさんあるよ」
かず:「いっぱいあるね〜。おこげは普通の炊飯器ではできません」
玉ちゃん:「できないでしょう?」
かず:「この玉ちゃんの小さい鍋じゃないとできませ〜ん」
玉ちゃん:「それでわざと買いました」
かず:「食べてばっかり…」(ぼそりと呟く)
玉ちゃんはこっちを向いて、ニコリと笑う。

かず:「おかずも無いのにご飯だけでよく食べれますね〜」
玉ちゃん:「…」
かず:「何も喋らないで食べてる」
玉ちゃん:「…」
かず:「僕から見るとまるで野獣のようです。猫が食ってるみたい」
玉ちゃん:「アハハハ、全部食べなきゃ」
ソウルの旅写真集その6
地下鉄の自動改札機
日本のものと違い、頑丈なレバーを回して入ります。
近距離でも窓口で切符を買うことができるので、旅行者には便利です。
カクテルを作ろう! その30 カンパリソーダ
オレンジジュース
グレープフルーツジュース
トールグラスを用意します。
グラスに氷を入れ、カンパリ45ml、ソーダ、オレンジジュース、グレープフルーツジュースのソフトドリンクをそれぞれ適量入れます。

「ナツメ社 カクテル300」には載っていませんでした。

次回予告
やっと餃子が完成し食べることになりました。
ここまで長かったですね〜。
「二人で作った餃子」の最後になります。
第十四話 二人で作った餃子(その5)