幻想編

第十話 ミレニアムイベント

登場人物紹介 首都高速用語解説

前回までのあらすじ…。
むつみさんと遅くまで一緒に仕事をしたあと彼女を家までタクシーで送りました。
ちょっといい雰囲気の僕ら、このあとが楽しみだ〜。

幻想編とは…?
居酒屋で働いていたときのことについて書いていきます。

1999年12月31日(金)
居酒屋を開業して1ヶ月が過ぎた。
店長は初の試みとして、ミレニアムイベントを企画した。
千年に一度のミレニアム。
当然次のミレニアムには死んでいるので、こんな経験は一生に一度だけ。
1週間前に店長から誘いを受け、ミレニアムイベントに参加することにした。
特に用事も無かったし、おもしろそうだったからだ。
店の前にデカデカと模造紙でミレニアムイベントの宣伝をした。
その効果やいかに…。

店長:さあ今日はミレニアムイベントだよ〜がんばって行こう!
かず:はい!ところでお客さん来ますかね〜?
店長:な〜に言ってんだよ〜来るに決まってるじゃん。
かず:紅白見てるんじゃないかな?
店長:ミレニアムだよ〜、来る人もいるよ〜。
よ〜しんじゃ今日は特別に翌朝の6時までがんばるぞ〜!

とはりきったものの、なかなかお客さんが来ない。
かず:お客さん来ませんねえ。
店長:う〜ん、もう少し待ってみよう。
チーフ:料理が冷めちまったよ。
店長:う〜ん。

開業以来初めて来店客数0人となったのでした〜。
かず:え〜うそ?信じられない!お客0人?
店長:仕方ない20時になったら閉店しよっか。

純たちの建築部と合流して、宴会をすることになった。
僕は「カクテル作るのうまいな〜」とおだてられ、お酒ばっかり作っていた。
練習になるしまあいいか。
居酒屋の宴会はお客に出す予定だった料理と酒があったので、予算はほとんど0円。
従業員にはもちろん大好評。

2000年1月1日(日)
「あけましておめでとうございます」とみんなで言い合って締めた。
ふあ〜あ徹夜明けは眠いなあ。
なにはともあれミレニアムで2000年だあ〜。
今年はどんな年になるのかな?
1999年は激動の年だったなあ。
ハルマゲドンは無かったけれどそれに近い状態だった。
自宅に帰ると年賀状が47枚届いていて、その中の同い年の友人が5人も「結婚しました」というお知らせだった。
ミレニアム結婚!?
チクショ〜おらあまだ独りもんだい!
女友達の京ちゃんと洋子ちゃんに電話してみた。
京ちゃんはまだ結婚してなくて一安心。
カクテルを作ろう! その4 ジンバック
ロンググラスを用意します。
ジンを45入れて、ジンジャーエールをグラスの八分目まで入れます。
あらかじめ6等分にして切っておいた生レモンをグラスの縁にひっかけます。
レモンの皮に3分の一程度の切れ込みを入れておくと、引っかかります。
ジントニックを飲む人は多かったけれどジンバックを注文する人は少なかったですね〜。
むつみさん、玉ちゃんとは連絡が取れず、ポイントダウン。
年賀状が来たあの人はポイントアップ。
ミレニアムで揺れる心〜。

次回予告
泥棒が入りました。
それで30万円紛失はやっぱりそいつのせいだと判明しました。
部屋が荒らされていて顔面蒼白。
2000年も波乱の予感?
第十一話 泥棒再び