コリドラス(小型)

大きさ 4〜5cm
性格  温和
行動範囲 水底
環境 流木や水草の陰等を好む
餌 沈降性のみ
混泳 多くの魚と可能
飼育 飼いやすい

おとなしく、争い事も少ない
コリドラスは数多くの種類がいますが、全体的に温和な性格をしているようです。
近くに他の魚がいても全く気にしている様子もなく、体がぶつかる位近づいてもお構いなしです。
コリドラス同士なら、相手の上を跨ぐ様にして移動する姿も見られます。
他種同種を問わず、争う事はまずないと言っても良いでしょう。

しかし活発な魚でもあり、泳ぐスピードも決して遅くありません。
多少臆病なところもありますが、水槽内をちょこまかと泳ぎまわっている事も多いでしょう。
また食事の時にはさらに活発になり、我先にと餌にがっつきます。
場合によっては、他者を押しのける様な事もあるでしょう。
その点を考えると、意図せず他魚にストレスを与える事もあるかもしれません。

ちょこまかと泳ぐ底者
コリドラスは水底を這うように泳ぐ魚なので、低層から上に上がる事はあまりありません。
また物陰を好む傾向もあるので、流木等を上手く使って彼らの場所を用意したいところです。
ただし物に張り付く事は出来ないので、トンネル状の形をしたものが向いています
これなら市販の土管型シェルターがピッタリですね。
またウィローモスの茂みにも入っていくので、流木にはモスを付けると良いでしょう。
隠れっぱなしという魚ではないので、鑑賞面でもマイナスにはなりません。
隠れる場所が増える事によって、彼らの活動もより活発になるでしょう。

しかしあまり多く物を置き過ぎると、かなり窮屈になってしまう事も考えられます。
基本的に水槽の低層が生活エリアなので、物を置けばその分住む場所が狭くなってしまいます。
いくら縦に広いエリアを確保出来ても、コリドラスには無意味と言えます。
大きな水槽でなければ多数の飼育は難しいでしょう。

立体的に動くためには…?
上でも書いたとおり、コリドラスは水底を生活エリアとしています
しかし腸呼吸というちょっと変わった呼吸法が出来る魚でもあり、このため水面まで上がる事もあります
つまり彼らも立体的に泳ぐ事が可能というわけですね。

この点を考えると、レイアウト次第で立体的な生活エリアを作る事も可能かもしれません。
例えば小さな石や寝かせた流木なら彼らも跨いで通ります。
これを延長させて階段のように段差を上げていけば、水槽の中層付近にも移動出来るでしょう。
石や流木、土管などを上手く組み合わせれば、この様なレイアウトも可能です。
もちろんウィローモスやミクロソリウムなど、活着出来る水草で目隠しが必要です。
この様なレイアウトが出来れば、空いていた空間も有効に利用出来るでしょう。

基本は床材に落ちた餌を探す
コリドラスの口は下に向いていて、落ちているものを拾うようにして食べます
と言うより、この性質から沈んでいるものしか食べないと言って良いでしょう。
ただ何でも良く食べるため、餌選びに苦労する事はありません。
人口飼料でもアカムシでも、兎に角口元にあれば良いようです。
タブレット状の専用餌も売られているので、単独飼育ならそれをメインに与えても良いでしょう。

注意したいのは混泳水槽の場合。
沈降性の餌を与えても、中層〜上層にいる魚に先に食べ尽くされてしまう可能性もあります。
混泳魚の数が少なかったり、あまり多く食べない魚なら問題はないでしょう。
しかし大食漢と同居していたり数が多かったりすれば、この様な事も十分考えられます。
だからと言って、コリドラスに行き渡るようにと餌の量をふやすのもよくありません。
この様な場合は、時間差をつけたりタブレットを混ぜて与えるなど、多少の工夫が必要になるでしょう。
また非常に大食漢なため、餌のやりすぎにも注意したいところです。

砂地でゆったり暮らしたい
性格の面からも行動の面からも、非常に飼いやすい魚と言えるでしょう。
混泳水槽のマスコット的存在として扱われる事もありますが、主役としても十分魅力的です。
丈夫で比較的長生きなので、上手く飼育出来れば何年もその姿で楽しませてくれるでしょう。
また彼らはコリドラス同士で群れる傾向もあるので、複数飼育の方が落ち着くのかもしれません。

ただしレイアウトの関係上、混泳をさせたい場合、他魚の生活エリアも狭くなってしまいます。
小型魚としては広いスペースが必要なのは覚えておくべきですね。
標準的な水槽なら、少数飼育を心がけると良いでしょう。
それでも小型魚には変わりないので、40cm以上の水槽であれば複数飼育は可能です。
彼らのシェルターを確保しつつ、込み入り過ぎないようレイアウトを工夫したいところですね。

また時折勘違いされていますが、コリドラスは掃除屋ではありません
売られている時など、水槽の掃除屋さんという扱いをされている事があります。
しかし彼らは別にゴミを食べるわけでも、片付けるわけでもありません
ちゃんとコリドラス用に餌を入れる必要がありますし、掃除だって飼育者がやる事です
初心者の方は真に受けないよう注意しなくてはいけませんね。