疑惑の判定 スペイン戦

スペイン戦も大荒れ! イタリア戦の再現になってしまったかも…。





ホアキンのセンタリング

決定的だったホアキンのセンタリングのシーン。 絶妙のセンタリングが、ラインを割ったとことにされてしまう。


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ホアキンがライン際からセンタリング (1.16MB)

この場面については多くのご意見をいただきましたので、それをもとに検証してみました。
ご協力ありがとうございました。


まずはじめに

  • サッカーではボールが完全にラインを超えないとフィールド外とは認められません。ボールがラインに掛かってる場合はフィールド内として扱われます。
  • ボールが空中にある場合でも、ラインを超えている場合はフィールド外という判断(プレイ中断)になります。

線審の判断を推察してみると

まず、線審がどのような考えに基づいて旗をあげたのかを考えてみましょう。考えられる可能性は以下の2つです。

  1. センタリングを上げる前、ドリブルの時点ですでにラインを割っていた
  2. ドリブルの時点ではラインを割っていなかったが、センタリンクのボールの軌道がフィールド外に一度出てから再びフィールド内に戻るようなものだった

1. の判断だった場合

上の写真を見て分かるように、センタリングを上げる瞬間までボールはライン上にありました。写真はななめの視点からですが、それでもラインを割ってるようには見えないと思います。単純にこれをフィールド外と判断したのであれば明らかな誤審です。

なお、このシーンで線審は、ホアキンが上げたセンタリングのボールががゴール前に差し掛かった時点で旗をあげています。ドリブル時のラインアウトについてであれば、あまりに遅すぎます。


※線審が旗をあげたタイミング


2. の判断だった場合

この場合、ボールが蹴り上げられた直後に空中でラインを超えてしまったということになりますので、線審が旗を上げるタイミングは適切だったといえます。

問題は、この場面でボールが完全にフィールド外に出て、なおかつフィールド内にもどってくるような軌跡が描けるか、ということです。

技術的なことにはあまり自信がありませんが、普通に考えてこれは難しいのではないかと思います。ホアキンの位置からヘディングするモリエンテスの位置まで、あまり距離はありませんし…

実際、右の連続写真でも、ボールがラインを超えている箇所は無いように見えます。

また、線審の位置もかなり疑問です。本来、線審はディフェンダーの最後尾に位置しているはずなのですが、ここでは遅れて駆け込んできています。あの位置取りではボールがラインを割ったかどうかの判断はかなり困難なはずです。っていうか、ゴールラインの延長線上にでもいないと分からないんじゃないでしょうか?

そうなるとこれをラインアウトと決め付けた理由が分かりません。


※線審がゴールラインの延長線上に到着したとき、すでにボールはこの位置。 ここから外には曲がらないよな…?

ちなみにこの後、センタリングのボールをモリエンテスがヘディングでゴールに入れますが、韓国のゴールキーパー:イ・ウンジェはその前にプレイを止めたような仕草をしています。なので、この誤審が無かったからといってスペインが確実にゴールを決めていたか、というとそうでもないと思います(かなり決定的な場面だったのは事実ですが)。

セットプレーはノーゴール

後半4分、セットプレイからゴール前の混戦!韓国DFにあたったボールがゴールへ!スペイン先制!…というシーン。
しかしファールを取られてノーゴールになってしまう。

私がテレビで見てたとき、これは手前のスペインの選手(バラハ?)が後ろのマスクマンのユニフォームを後ろ手で引っ張って押さえてたのがスローリプレイで確認できました。 それがこれ↓

これがファールと判定されたならしょうがないかな、と思ったのですが、実際にファールの対象となったのは後ろにいたエルゲラでした。

マスクマンの肩に手をかけてしまった、という理由らしいのですが、……ちょっと待った!!

このシーン、後ろから見ると韓国のイ・ウルヨンが先にエルゲラの左肩の部分を引っ張ってます。連続して見ると、後ろから引っ張られたエルゲラが、思わずマスクマンに手をかけたように見えます。これでエルゲラがファール取られるのは切ない…

(以前、「襟首を掴んでいる」と書いてましたが、どうやら「左肩」みたいでした。訂正しました。)

アン・ジョンファンのシミュレーション

アン・ジョンファンをプジョールが倒してしまい、スペインゴール近くでフリーキックを与えてしまった場面。どうもよく見てみるとアン・ジョンファンの跳び方が怪しい…。

左サイドをドリブルするアン・ジョンファン
スペインDFプジョールが寄せる

プジョールがアンジョンファンの背中に触れたかどうか程度の交錯。

アン・ジョンファンはここで不思議なジャンプを披露!!

受身成功
笛が鳴り、見事にファールをゲット

スペインが攻めるとオフサイド

カウンターで決定的なチャンスも、オフサイドと判定されてしまう。下のはパスを出す瞬間の画像ですが、手前の韓国の選手の方が奥のスペインの選手よりも前に出ているように見えます。


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スペインのカウンター攻撃がオフサイドに (900KB)

PK戦ではフライング

PK戦、スペイン4人目が止められたシーンにも問題が発覚!
ペナルティキックのときは、ボールを蹴るまでゴールキーパーはゴールライン上にいなければなりません。

しかし、韓国ゴールキーパーのイ・ウンジェは、どうみても前進しています。


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ちなみに、これまでPK時のキーパー位置については「キッカーがボールを蹴るまでゴールキーパーは動いてはいけない」と決められていましたが、1997年にルールが改正されてからは「ゴールライン上なら動いても良い」となりました。

現在のFIFAの協議規定では以下のようになっています。

"remains on his goal line, facing the kicker, between the goalposts until the ball has been kicked"

「ボールがけられるまで、キッカーに面して、両ゴールポストの間のゴールライン上にいること。」

これを勘違いして「前進もオッケー」と捉えている人がいますが、それはダメです。みんな前進しちゃいます(笑)

ただ、実際のところこのようなケースで絶対にやり直しをさせられるか、というとそうでもなく、あまり厳密にチェックしないことがあるのも事実です。ただし、この試合では全体を通してあまりに韓国有利の判定が多かった上に、このPKは韓国の勝利に直接結びついたシーンだったので紹介しました。

※情報提供ありがとうございました。

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