ツヴァイハンダー   (Zweihander)
トゥヴァイハンダー
刀剣
全長・200〜280センチ,重量・3.5〜9.0キログラム
ツヴァイハンダーは、ドイツで扱われた両手で扱うことを目的とした大剣です。

ツヴァイハンダーは、「両手剣」と呼ばれるモノで、その大きさから腰に吊るす事は出来ず、背負ったり、ただ持ち歩いたりします。
ツヴァイハンダーのは、両手で持ちで有る為柄は長く、刃は両刃です。
それ以外は共通点はあまり無く、切っ先は備えてあったりなかったり、鍔は真っ直ぐのモノや円形のモノなど形状は様々です。
また、長い柄は両手で握る以上に長く、長い剣身とバランスがとれるようになっており、そうでないモノは柄頭でバランスがとれるよう調整する事もありました。

ツヴァイハンダーの最も特異な点は、通常の両手剣に比べても長く大きく、長いリカッソ(刃根本)を持っている事です。
この部分は柄の延長のようなモノで、戦場に行く兵士が此処に皮紐をくくりつけて担いだり出来るようにわざと長くなっています。
また、この部分を握って振り回すと威力が増したり、手に対する攻撃をかわすのにも有効だったと言われています。

 

 

革のバンドで止められた一本の両手剣……鞘に入れろよ…。

「師匠、この剣…鍔元に刃がないんですね。」
うみゅ、其処を持ってこんな風に振り回したり運んだりするんだよ〜。(ぶんぶん♪)
「わっ!危ないですよ!振り回さないで下さい!!」(ぶん♪)
なんの〜!!(ガキンッ!)
「やりますね…師匠、今の上からの一撃を受け止めるなんて!」
ふっ、確かに両手剣は重くて上からの攻撃を受けるには、ちと辛いだろうが…。
この剣なら柄と、この刃が無い部分を持てば無理なく受ける事が出来るのだ〜!
しかも…うおりゅうぁ〜〜!!
(ぐぐぐっっっ)
「くっ…押し負ける…。」
そう!両手剣は刀身が長い分、柄を持っていてはこういった押し合いは難しいが…。
この剣なら、このカリッソを持ってやれば、押しつける力も増すのだ〜!

「うぐっ…持つ所を変えるだけでこんなにも違うなんて…。」
さらに上の方を持って押しつければ威力が〜〜!!(ざく。)
「…師匠…其処…刃がありますよ…。」
へっ?(どくどくどく)
だぁ〜〜〜!!手切った〜〜〜!!
「……調子に乗るから…。」

手から血が噴き出し慌てまくる主……呆れた表情の弟子…。
それはさておき、なかなか使い勝手の良いこの両手剣…。
しかし、主のような『受け』,『力押し』といった使用法がされたという記録は、特に無いようだ。
だが、もしかしたら当時の兵士達もこのような使用法をしたかもしれない…もしかしたらね…。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「武器辞典」 新紀元社