何やら刀剣らしきものを手にたたずむ主。
手には…真っ白な紙が1枚。ここに取り出だしたるは1枚の紙〜。
1枚が2枚に〜。
2枚が4枚に〜。
「…何をやっているんですか…。」
ん?ガマの油売りって知らない〜?
ほらほら紙ふぶき〜♪
「…散らかるから止めてください…。」
むぅ…。
「で?その刀剣どうしたんです?」
これか〜・
これはテグハという刀剣だね〜。
「普通の刀剣ですね…。」
まぁね〜。
これといった特性があるかと問われると…。
ぶっちゃけ無いかな〜?
使用されていた期間も短かったし〜。
「へ〜…。」
もともとはトルコの刀剣だったんだけどね〜。
インドなんかの方にも伝わって…。
そうそう、トルコのはちゃんと根元まで刃があるんだけど…。
インドのは無いんだよ〜。
「何ででしょう?」
まぁ…もともと、かすめ切るのを目的としていた刀剣だから〜。
根元に刃が有っても意味ないし、んなトコロ加工する手間を省いたのかもしれないね〜。
「なるほど…。
ところで、さっきのガマの油売りっていったい?」
あぁ、ガマの油売りはね〜。
こうして切れる刀で紙を切って見せた後、こんな風に自分の腕も切ってみせるんだけど…。
実は刃が有るのは刃先のほうだけ〜。
根元に刃は無く、赤い染料を塗ってあるのさ〜。
ちょうど、このテグハみたいな感じだね〜。
「なるほど…納得しました。
でも師匠、刃が無いのはインド式の物ですよね?
それ、トルコ式の物じゃないんですか?
明らかに流血してますし。」
………ぎゃぁぁぁぁぁ〜〜〜!!
「って!気づかなかったんですか!?」
刀剣テグハ。
根元に刃が無いのはインドの物。
あいにく、主が手にしていたのはトルコの物。
…うっかり勘違いの代償は…地味に痛かったようだ。
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