タバール   (Tabar)
 
打撃
全長・50〜100センチ,重量・1〜2キログラム
タバールは、インド古来の戦斧です。

タバールは斧頭が半月形をしたインド古来の戦斧です。
一風変わった物が多く存在し、極端に大きな半月形をしたモノや、両刃のモノも有りました。
柄は木製ですが、特殊な物は金属で出来ており、そういった物は柄の握り部分に短剣が仕込まれている事が有ります。

タバールの特徴は、斧刃の湾曲した先端部分が両刃に成っている事です。
これは、この部分を敵の馬の馬勒に引っ掛け切断する為のモノでした。

タバールの刃渡りは35センチ程が主流でしたが、中には50センチに達する物も有りました。

 

 

森に響くは斧の打ち込まれる音…。
倒れるぞ〜!

ふぅ…こんなモノかな〜?
「これで随分たくさんの薪が出来ますね。」

うむ、と庵に持ち帰るその前に…細かい枝を払わないとな〜。

「えっと鉈、鉈…。」

あぁ大丈夫、いらないから〜。

「え?」

これ、これで全部切ってしまう〜。

「斧でですか…無茶しますね…。」

いや、このタバールは反り返った刃の内側にも刃があるから〜。
これで引っ掛けてグイと引けばきれいに切れる〜。

「なるほど…。」

んじゃ、そんな感じでやってみて〜。

「はいはい。」

そうそう、そんな感じで…んじゃ!後はよろしく〜♪

「はっ!?」

逃走〜!

「って!待って下さい!!」

ガキッ!(ぐい!)ずばしゃ!

「…あ…失敗しちゃった♪えへ♪」

えへ♪じゃなぐふっっ!!

仕事を弟子に任せて逃げ出そうとした主…。
すかさず弟子の手にしたタバールの鍵部分が襟首に…と思いきや手元が狂い首に引っかかりそのまま…。
森の中に真っ赤な花が咲きましたとさ…。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
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