スパタ   (Spatha)
 
刀剣
全長・60〜70センチ,重量・0.9〜1キログラム
スパタはは、古代ローマの騎兵が用いた刀剣です。

スパタは、馬上で用いるために、片手で扱えるように軽く細身に出来ています。
主に刺突に用いられる、剣身は真っ直ぐです。
剣自体の構成は剣身の中子を鍔と柄に通し、柄頭で固定できるようになっています。

スパタとは、ギリシア語で「つぼみ」「包葉」を意味します。
これは、つぼみが古来は「刺し貫く」というイメージがあったからです。
スパタは、馬上での使用を目的として製作された為、同時期に製作されたグラディウスよりも長めに作られていました。
基本的な構造は、スパタもグラディウスも同じ、これらは主要目的別に製作された最初の刀剣であったといわれています。

 

 

静かな庵に荷馬車の音が響く…。
御者台から降りた黒ずくめの男と主が何やら2・3言葉を交わし…。
男は二台から大きな荷物を降ろすと去っていった…。

「あれ?師匠、今誰か来ませんでした?」
ん〜?なななななな何の事かな〜?
「……師匠、そこまでどもると突っ込みようが無いです…。」

んあ〜!!其処は師の気持ちを汲んで気付かないふりを〜!

「出来ませんってば…あれ?その荷物は?」

あうえうあうえう………。

「…また何か買いましたね?」

いや〜、実は古代の剣が安かったんで…。

「何買ってるんですか!!」

バッ!!
あぁ!乱暴に使うな〜!

「こっこれは…古代のと言うかただの古臭い剣では?」

古臭い言うな〜!!

「まったく…こんなガラクタどうするんですか!!」

あぁ!乱暴にあつか…。

サクッ♪パタッ

「…年代モノの割には切れ味良いですね。
 さて、師匠が復活しないうちに処分処分♪」

額から後頭部まで貫通するスパタ…。
いや、こんなに貫通力は無いはず何だが、そこはそれ使う人間の腕と言う事で。
ピクピクと細かく痙攣する主を余所に、買ったばかりの品々は弟子によってまとめられていく。
主よ、無駄遣いはするもんじゃないな。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「武器辞典」 新紀元社