スモール・ソード   (Small・Sword)
 
刀剣
全長・60〜70センチ,重量・0.5〜0.7キログラム
スモール・ソードは、貴族たちが日常身に付けていた、装身具としての刀剣です。

スモール・ソードは、細身で軽量、実用的で、持ち歩くのに邪魔にならない程度の長さを持った刀剣です。
鋭く尖った切先と細い剣身を持ち、柄に優れた装飾を施したものが多く、実用的なモノから儀礼用のモノまで

様々な形状のものがあります。

17世紀の中頃、西洋において多くの貴族や紳士たちが刀剣を装身具として身に付けるようになり、当時の主要な刀剣であったレイピアを小型にしたモノとして、スモール・ソードが誕生しました。
18世紀になると、イギリスを通じて全ヨーロッパ中に柄を豪華に飾り立てる事がファッションとして流行し、金銀、あるいはダイヤ等の宝石類を埋め込んだモノ等、非常に高価なモノが登場しました。
また、それほど高価でなくとも、比較的に装飾の目立ったモノが多かったようで、この事からも装身具としての位置づけが伺えます。
また、実用的な面でも変化があり、敵の剣を受け止め、折る目的を持った鍔等が登場しました。

 

 

庵の倉庫にある煌びやかな装飾の刀剣達。
大きさはその名の通り小さいが、価値は大きい。

「ホント名前の通り小さいですね…。」
「ンニャ。」

まぁね〜、実際に町中で使うにはこれだけの大きさがあれば問題ないしね〜。
町中で2メートルもあるような刀剣持ち歩いて見ろ〜?
滅茶苦茶浮くぞ〜。

「いえ…そう言う問題では無い気がするんですけど…。」(汗)

「ニャ?」

そうか〜?

「はい……でも、それにしても見事な装飾ですよね♪」

うむ、職人の腕、技術力の結晶だね〜。

「ニャ〜ニャ。」

「師匠、こういう職人の技好きですよね♪」

「ンニャ。」

「ライチ、良い子だから一寸待っててね♪」

「……ンニャ…。」

おう♪こうして眺めているだけで、職人達が己の持てる技の全てを注ぎ込む姿が目に浮かぶよ〜。(しみじみ)
おぉ!そうだ〜!こっちに職人の技の最終形体ともいえるスモール・ソードが〜〜!

「えっ?どれです?」

……これだ……。

「……わっ!小さっ!1センチ位しかないじゃないですか!」

そうだ…でも、しっかりと切る事も出来るし、鞘や鍔の装飾も見事だぞ〜。

「たっ確かに…。」
(汗)
「ンニャ♪」
(ぼふっ♪)
あぁぁ!!職人の技の結晶が〜〜!!

「どっ何処に行ったんですか!?」

きっ気をつけろ…そこら辺に落ちたはずだ〜!!」

「ライチ〜〜!!」

「ンニャ?」(ふに)

ライチが落ちてきた衝撃で、小さな剣は何処かへ飛ばされた様子。
…確かに凄い職人の技だが…いくらスモール・ソードと言っても全長1センチでは既に刀剣では無いぞ…。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「武器事典」 新紀元社