シカ   (Sica)
 
短剣
全長・20〜30センチ,重量・0.2〜0.4キログラム
シカは、ギリシャ・ローマに伝わる片刃の短刀です。

シカは極端に湾曲した刃と、それに対して直角に柄がついています。

シカはトラキアやイリリア地方を起源とする説がありますが、ライン川やドナウ川を超えた地域にも存在したとされています。
ギリシャ人はこのように湾曲した担当をマカエラやコピスと呼んでいましたが、この武器を持ったトラキア・イリリアの歩兵達による残虐な行いに対する言及として、シカという事葉が使われるようになりました。
イリリアの海賊や、プロの殺人者について記録されたモノの中にシカの名が登場します。

 

 

庵の裏で何やら作業中の主。
どうやら何かを研いでいるようだが…。

「師匠。お昼ですよ。
 メニューは肉無しカレーです。」

ん?おぉ、今行く〜。

「あれ?何やってるんですか?」

あぁ…コレか〜?
コレはシカ…。

「鹿のお肉ですか!
 何でもっと先に言ってくれないんですか!
 そうすればちゃんとお肉の入った…。」

マテコラ!何をどう効き間違えた!って…まぁそう聞こえなくも無いわな〜。

「冗談さておき。それ何です?」

…冗談だったのか…。
まぁいい、コレはシカという名の短剣だな〜。

「変な形していますよね?」

まぁの〜。
特殊な形状をした武器であることは間違いない〜。

「これもやっぱり補助的な武器だったりするんですか?」

ん〜…まぁ補助的というかメインの武器と言うか…。
使用した者達も色々だからね〜。
俗に言うアサシンなんて連中が使っていたなんて話も有るし〜。
他にも……………。

…………
………
……

とまぁ、使い手が何であれ、武器には善悪無いから〜。

「それはそうですけど…話し長いです…。」

ふむ?そうか…?

「そうです。」

それはそうと、変な臭いしないか…?

「あぅ!カレーが!」

お前…。

「師匠が長々と話し込むのが悪いんです!!」

なっ!それは…。

「問答無用!」
(ザシュッ!!)
うぎゃぁぁぁ〜〜〜!!

「うわっ!凄い切れ味♪」

シカについて長々と説明していた主。
どうやらその間に昼食のカレーが焦げてしまった様子。
すかさず、研ぎたてのシカで成敗される。
その切れ味は…御覧のとおり?
ちなみに……鍋を火にかけたまま、その場を離れてはいけません。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「武器事典」 新紀元社