スクラマサクス   (Scramasax)
 
刀剣
全長・50〜70センチ,重量・0.2〜0.3キログラム
スクラマサクスは、戦闘用ナイフとも解釈できる刀剣です。

スクラマサクスは暗黒時代に北欧で用いられ、西洋に広まった刀剣です。
短刀であったサクスの使い勝手から、これを武器とするため巨大化したものであり、真っ直ぐな峰に鋭い切先を持った片刃の刀剣というスタイルは、そのままに出来ています。

「スクラマ(scrama)」とは「短い」あるいは「傷つける」という意味を持ち、「サクス(sax)」とは「ナイフ」、「剣」という意味を持ちます。
このことから、スクラマサクスは「ショート・ソード」「戦闘用ナイフ」という解釈をされました。

 

 

森の木を切り倒した一行…。
そのまま持ってかえるような真似はしません。
森のルールに従います。

さて、それじゃ枝をはらっていこうか〜。
「はい!でも師匠。何でわざわざ枝を?」

うむ、枝の付いたまま持っていくよりも…此処で枝を落とし、それが腐る事で森の栄養になっていくのだよ〜。

「肥料…ですか?」

そゆことだね〜。
自分等は、その森の風通しを良くし、下草の生長を助ける代わりに、森の持ち物の内、ホンの少しを貰っていく〜。

「なるほど…とりあえず納得しておきます。」

うに、納得したところで枝払い〜。
ナタは持ってきているね〜?

「はいです♪」

ってマテコラ…。

「はい?」

はい?じゃないから…それナタじゃないし…。

「違うんですか…?」

違うわ〜!!それはスクラマサクス!れっきとした刀剣だ〜!

「え〜…こんなしょぼいのに…。」

しょぼいとか言うな〜!
まぁ…確かに元々普通のナイフだったものを、戦闘要員巨大化させたわけだから…。
外見はどう見ても無骨で格好良さの欠片も無いだろうが…。

「そういえば…似た名前の武器が有りますね♪」

あっちは短剣の類だけどな〜。

「ソレはさておき…。
 名前が違うっていう事は…性能も違うんですか?」

こっちのほうが大きい〜。

「…それだけですか?」

うむ、それだけ〜。

「…『スクラマ』って…そういう意味なんですか…。」

いんや、『短い』っていう意味〜。

「なのに…元のモノより長いんですか…。」

……そだな…。

「矛盾してません?」

さぁて♪枝払い♪枝払い〜♪

「ごまかし禁止!!」

にょうわぁぁぁぁ〜〜〜!!

弟子により、切り倒した大木で殴り倒される主…。
せっかくなんだからスクラマサクスを使いなさい…。
尚、サクスには『剣』という意味も有ります。
すなわち…『短い』『剣』というわけで…。
別段矛盾もしていないとも考えられます。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「武器事典」 新紀元社