ククリ   (Kukri)
 
短剣
全長・45〜50センチ,身幅・6センチ(最大),重量・0.6キログラム
ククリは、ネパールのグルカ族に伝わるナイフです。

ククリは片刃で湾曲した刀身をしており、鍔元に小さなくぼみがあります。
柄は木や象牙で出来ており、真っ直ぐで鍔が無いこともあります。
円形の柄頭と鍔が有り、中程に輪状の装飾があるモノもあります。
ククリは密林などで草木をなぎ払うのに便利なように出来ており、刃の重みが先端に来ているのであまり力を必要とせず、断ち切る事が出来るようになっています。

ククリは腰帯のついた鞘と共に持ち運ばれ、鞘は木製でベルベット覆われ、金属の細工を施されている事が好まれています。
鞘の口は広く出来ており、小型ナイフや砥石を一緒に入れておくことが出来ます。
ネパールの社会において、ククリは大変尊重されており、その材質や装飾で所有者の繁栄がうかがわれる程でした。

 

 

鬱蒼と覆い茂る森の中…。
枝を切り分け進は庵の一行…。

ふぃ〜…盛大に茂ってるな〜。
「この辺りの木で良いですかね?」

そだな〜。
それじゃ早速、ここら辺の倒木でも持って帰ろうか〜?

「その前に、枝を払わないと…。」

だな、落とした枝も森の肥料になるし〜。

「それじゃ…でぇい!とうりゃ!」

あ〜これこれ〜。

「何ですか?」

それはそんなに気合入れて振り回さなくても大丈夫だから〜。

「そうなんですか?」

うむ、このククリは先端が重くなっていてな〜。
力を入れずに重さで切る事が出来るようになっているんだ〜。
ほれ、試しに肩の力抜いて楽に振り回してみろ〜。

「はい!それじゃ…!それ!それ!それ〜♪」

うむ、この方がスピードも速くなるし効率も良いやね〜♪

「無駄な力を入れなくて良い分楽ですね♪」

だろ〜?

「それそれそれ〜♪」

…しかし…ククリを振り回す姿が此処まで似合うとはな〜。

「何か言いました?」

いんや、何にも〜。
そんな事より、気をつけろよ〜。

「はいはい♪」

力入れなくていいからって、ちゃんと握らなくて…。

「それそれそ…あ…。」
(すぽっ♪)
いいって訳じゃ…。
(ざくっ♪)
「いけないいけない、手が滑って…。」

……人が言っているそばから〜〜!!

「きゃー!!」

弟子の手からすっぽ抜けたククリ。
ある居jの頭頂部にクリーンヒット!!
頭からダラダラ垂れ流しの血を拭いもせず詰め寄る主、逃げ惑う弟子。
力入れなくていいからってねぇ…。
あっ…ようやく主が倒れた様子。
よしよし。

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