コピシュ   (Kopsh,Khopesh)
 
刀剣
全長・40〜60センチ,重量・0.8〜1.2キログラム
コピシュは、一般的な総称としてシックル・ソード(鎌剣の意味:sickle・sword)とも呼ばれている刀剣です。

コピシュは、S字型をしており、斧のような形状をしています。
その為、相手を突き刺す事は出来ません、斧のように相手を打ち切るタイプの刀剣です。
刀身の切先となる部分はC字のように曲がっていたり、丸まっているモノもあります。
小振りながら乱戦に向いている刀剣で、接近戦において盾ごしにも相手を打ちのめす威力を持っていました。

コピシュは、古代オリエントのメソポタミア地方、エジプト地方で存在した刀剣で、青銅期時代中期から登場しています。

 

 

武具倉庫には雑多に並んだ武器の中、どう見ても壊れかけてるのもあるんですが…?

あ〜…これはもう刃がボロボロだな〜。
あちゃ…こっちは完全に割れちゃってるよ…。

「師匠、これも捨てちゃいますね。こんなに刃が曲がっちゃってますし。」

ん〜……って!ちょっと待てぇ〜!!

「なっ何ですか!?」

それは壊れてるんじゃない〜!!

「えぇ…でもこんなに曲がってますけど?刃先だって折れちゃってるし。」

いや、これはコピシュ、別名シックルソードと言ってな〜。
かなり湾曲しているけど此れで正常、切り裂くことを目的とした剣なんよ〜。
突き刺すことは考えていないから切っ先がまっ平らなのは当たり前〜。

「そうなんですか…。」

歴史的にも古い、けっこう貴重な剣なんだぞ〜。

「そうなんですか…それで?」

それでとは〜?

「それで…そんな貴重な剣を何だってこんな所に雑に閉まって置くんですか!!」

おっ落ち着け!それは古いとはいえ結構…。

「問答無用!!」

うぎゃぱぁぁ〜!!

流石は切り裂く事を目的とした剣。
古い割には良く切れる♪
コピシュの性能が新たに評価されたところで…誰がこの真っ赤に染まった床を掃除するんだ?

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「武器辞典」 新紀元社