ジャンビーヤ   (Jambiya)
 
短剣
全長・20〜30センチ,重量・0.2〜0.3キログラム
ジャンビーヤは、湾曲した刀身を持った短剣です。

ジャンビーヤはアラビヤ特有の湾曲した刀身を持ち、両刃を備えている事が一般的でした。
刃の中央には溝があり、柄や鞘は様々な形状の物が存在します。
鞘は比較的長めに作られ、刃を抜きやすいように設計されていました。
鞘の先には球状の飾りが付けられ、鞘全体に金銀で見事な装飾が施されていました。
柄には動物の角が使われており、とりわけキリンの角が好まれていました。

ジャンビーヤは戦闘以外にも宗教的な儀式等にも使用されており、割礼や結婚の際にも身につけていたとされています。
アラビア半島ではこの短剣を所有する事が自由人としての誇りとされ、名誉剥奪の刑としてジャンビーヤを没収する事もあったようです。

ジャンビーヤはアラビアで誕生した後、17〜18世紀頃、オスマン・トルコ、ペルシア、インド等の広い地域に伝わりました。
その為、同じジャンビーヤの名で呼ばれていても、各地によって様々な形状をしていたとされています。

 

 

深き森の外れ、普段なら人影など無い教会。
そこに今日は多くの人影が…。

…よし…それじゃ行くか……。
「って師匠!何するつもりですか!!」

へぶっっっ!!

「そんな短剣もちだして何する気ですか!打ちますよ!」

って人を殴り倒してから言うな〜!

「そんな事はどうでもいいです!
 師匠、いまあの結婚式の会場に行こうとしたでしょ!」

したがそれがどうした〜?

「認めましたね、確信犯ですね。」

?何を言っておるんだお前は〜?

「何をって…そんな短剣持って!せっかくの式を滅茶苦茶にするつもりですか!」

…あ〜…なるほどね〜。

「なるほどじゃないですよ。
 いったいどういうつもりだったんですか!」

ん〜説明してやろう〜。
この短剣、ジャンビーヤというのだがな〜。
まぁ、武器としての他に色々と有ってな〜。
一種の儀式的なモノの際には見に付けておくモノなんだよ〜。

「儀式ですか?何か魔法陣とか書いたり…。」

何で魔術的な儀式せなならんのだ〜!!
そもそも、あの教会でやっているのは何だ〜!

「…はっ!まさか結婚式に見せかけた生贄の儀式!?」

そんなわけ無かろう〜!!
まったく〜、お前のアホアホな疑問に答えている場合じゃないんだぞ〜。

「アホとは何ですか!師匠の暴走を止めようとしただけなのに!」

暴走しているのはどっちだ〜!!

「むぅ!もう知りません!!師匠の馬鹿!!」
(べきょ!)
へぶしっっっ!!
ぐふっ……なっなんのこれしき…自分はあの地に行かねば…

弟子に殴り倒され倒れふす主…。
しかし!ダラダラと流血しながらも教会に向けて這い進む!?
どうやら式に招待されているようだが…しかし、この執念は!?
新郎新婦への義理か?呼ばれた事に対する礼儀か?

かっ…乾杯用のシャンパン飲み放題が…。

……そんな理由かい…。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
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