ハルパー   (Harpe)
 
刀剣
全長・40〜50センチ,重量・0.3〜0.5キログラム
ハルパーは、鎌剣と訳されるギリシャの古刀です。

ハルパーは、鎌のように曲線を描く刀身をしており、刃が内側についています。
一体成形で作られており、柄を含めた全てが金属性です。
柄を握ったとき、手が馴染みやすいように山なりの握りがあります。
ハルパーは切る事を目的とした刀剣で、鎌のように引っかけ、力任せに引き切るといった用法が文献等に記されています。

ハルパーの歴史は古く、ギリシャ神話で英雄ペルセウスがメデューサを退治した際に使用しています。

 

 

暑い夏の日差しの中、庵の周囲の雑草を刈る弟子とライチの姿が…。

「…ふぅ…随分やったけど、まだまだ奇麗にならないなぁ。」
「ンニャ…。」

「やっぱ、この鎌が悪いんだよね…後で研いでもらお…。
 でもその前に…何か代わりになる物見付けなきゃ…。」

「ンニャ!」

「えっ?武器庫に良いのがあるって?」

……………
………
……

お〜い、草刈りはどうかね〜?

「あっ!師匠!そんな所にいないで手伝って下さいよ!」

うむ、しかし随分はかどったね〜♪

「えぇ、此のおかげです♪」

ほぅほぅ……って!おひぃ!!!
(ドタバタドタバタ)
「はい?」

それは貴重な
(つるっ♪)
「わきゃっ!?」
(すぽっ♪)
どすんっ。(さくっ♪)

いたたたた…。

「もう…いきなり何で……。」

あのなぁ!此は非常に歴史の古い貴重な品なんだぞ〜!

「あの…。」

それに一体成形、柄まで金属〜、溝が掘ってあるとはいえ汗ですべったりしたら危な…何だ〜?

「あの師匠…刺さってますけど…。」

………へ?

「………。」

………のわぁ〜〜〜!!!

頭頂部にハルパーが刺さった主…。
恐らく先程草で足を滑らせて、弟子にぶつかった時に刺さったのだろうが…今まで気付かなかったのか?
このように柄まで金属であったハルパー、滑りやすかったのではなかろうか?
実際に使用する際には、革のベルト等を巻いて滑り止めにしたのかもしれない…。
ちなみに…どう見ても鎌にしか見えないが、此でも立派な刀剣類である。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「武勲の刃」 新紀元社
「武器辞典」 新紀元社