グラディウス   (Gladius)
 
刀剣
全長・50〜75センチ,重量・0.9〜1.1キログラム
グラディウスは、古代ローマの兵士が用いた刀剣の総称です。

長いローマの歴史において様々なタイプのモノが登場しますが、主に刺突に用いられる事が多かったようです。
その形状は身幅は広く、何の変哲も無い長方形の鍔と、球形の柄頭を持っています。
剣身には中子が有り、鍔と柄を通し、柄頭で固定できるようになっています。
グリップには木や象牙、銀が使用されていたようです。

グラディウスは、ローマの刀剣は中世の剣に比べると比較的短いものになります。
此れは当時のローマの戦術によります。
当時のローマの中核となったのは重装歩兵隊であり、密集隊形と呼ばれる人一人分ほどの間隔をあけて隊列を組んでいました。
この隊列のまま、横一列となって戦闘を行っていました。
その為、隣の味方に当たらないようにする為にも、長い武器よりも短い武器のほうが使い勝手が良かったのです。

グラディウスとは、ラテン語の「剣」を意味する言葉です。
また、この時代の全ての刀剣の総称でもあります。
ですが、一般的には歩兵の用いたものを言います。
また、ローマ時代の歴史家リウィウスやポリュビオスによれば、グラディウスにはギリシアタイプとケルトタイプが有るといいます。
どちらも身幅の広い、両刃のタイプでした。

 

 

森の中をガサゴソとさまよう主…。
いったいこんな所で何をしえちるのやら?

うむぅ…あいつの事だから、面倒くさがってそう遠くへは捨てに行かないと思うのだが…。
むぅ!いったい何処へ捨てたんだ〜?

「師匠〜!何を探しているんですか!!」

のわぁ!ビックリさせるな〜!!

「もしかして…昨日ボクが捨てた刀剣探しているんじゃないでしょうね?」

そうに決まっているだろう〜!

「いや、そこで逆に開き直ってえばられても…。」

開き直ってなんかいないぞ〜!
あの中にはな、貴重な刀剣も混ざっていたんだ〜!

「?全部同じに見えましたけど?」

長さが、それとちょっと形状が違ったろ〜。

「ん〜?どうだったっけ?」

コヤツは…もっとちゃんと観察しろ〜!

「何言ってるんですか!そもそも師匠が!」

だぁぁ!もう!あの剣の柄には貴重な銀や象牙が使われていたんだぞ〜!

「………え?」

昔の人は豪気な事をしたもんだ…兵士の剣にそんなモノを使うんだから〜。
まぁ、もっとも今のようにそれらが高価な物とされていなかったのかもしれないが〜。

「…探しましょう!!」

うむ!ん〜、何処だ〜〜〜。

「何処に捨てたんですか!!」

お前が捨てたんだろう〜!!

「…あ…。」

弟子が加わり、尚も森の中での捜索は続く…。
ん〜…どうでも良いが、全ての剣の柄が銀や象牙だった訳ではないんだが…。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「武器辞典」 新紀元社