| 今日も今日とて武具倉庫に住人達の声が木霊する…。 「師匠〜。」
どした〜?
「これも練習用の剣ですか?」
は…?
「刃が丸めてありますよ。」
はて?そんなはずは無いんだが…。
「え?でもほら…。」
あ〜……普通に刃が丸まっちゃったんだな〜。
これは練習用なんかじゃなくて、戦闘用のきちんとした剣だぞ〜。
ただ…切り裂くタイプではなく、断ち切るタイプだからね〜。
結構無茶な使いかたしたんじゃないかな〜?
「それで刃が…それじゃこれ砥げばまた使えます?」
うむ、どれ貸してみなさい〜。
じょりじょりじょりじょり…
しゃこしゃこしゃしゃこ…
みゃ〜ごみゃ〜ごみゃ〜ご…
ほいできた〜♪
「……途中の音が物凄く気になりますが…。
細かい事は気にするな〜。
とりあえず使ってみなさい〜。
「はい♪
それじゃ早速…せぃっ!はっ!たぁっ!!」
いや、振り回すだけなら砥ぐ必要無かったんじゃ〜?
「いえ、なんとなく…せぇい!」(ガツッ!)
あ〜!!
「かっ壁に刺さっちゃいました!!」
あぁ、もう〜。
はやく抜け〜。
「せぇのっ!!」(スコンッ!サクッ!)
………。
「抜けたぁ…あ…。」
ぬわぁぁぁぁ!!!
「あぁ!師匠!落ち着いて!!」
壁に突き刺さったファルシオン。
引き抜いたは良いが、勢いあまってそのまま主の額へ…。
血を吹き出し、慌てふためく一同…。
ファルシオン、確かに狭い場所でも有効な武器では有るが、使い方を誤れば周囲に被害が…。
どんな武器も使う者の技術次第か…。
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