森に響き渡るは弟子の掛け声、続いてギャリギャリ何か金属を引っかく耳障りな音…。
大丈夫なのか…?「はぁはぁはぁ……。」
ふむ、なかなか良い斬撃ではあった…だがこの鎖の鎧を纏った自分には効かんよ〜。
「鎖の鎧って…ただ単に鎖に絡みつかれているだけじゃないですか!」
…そうとも言うが、それを言ったら元も子も無いぞ〜。
「まったく…でも…普通に切りかかったんじゃ鎖に弾き返されるし…。」
ふぉっふぉっふぉっ〜♪さぁどうしたどうした〜♪
「うわぁ…何か無性に腹立ちますね…。」
そっちから来ないのならこっちから行くぞ〜?
「…かまいませんけど…師匠其処からどうやって攻撃を?
手は愚か、顔すら鎖に隠れて見えないんですけど?」
………さぁ!かかってこい〜♪
「うわ!誤魔化した!!」
ふぉっふぉっふぉっ〜♪
「っとに…でも幾ら切りかかってもダメだし…ん?
それじゃ…そうだ!師匠!ちょっと待っていてください♪」
ん?おう〜…
「お待たせしました!」
はやっ〜!!
しかし、この短時間に何か作を思いつけたようだな〜?
「えぇ、とっておきのを持ってきましたよ♪」
ふっ…しかし生半可な攻撃では…。
「いきます!!でぇりゃぁぁぁ!!」
ズソォッ♪
ぐふぁっっ!!
「ふっ…やはりいかに分厚く鎖を巻こうとも、つきの一突きには耐えられませんでしたね?」
こっこの剣は…?
「刺突向きの刀剣、エストックです!」
むぅ…見事…ぐはっ!
「…師匠…って!師匠しっかりしてください!!」
……いや、倒してどうするよ倒して…。
確か元は鎖に絡まった主を助けるべく、その鎖を断ち切ろうと剣を振り回していたんじゃ…?
何か途中から様子がおかしくなってはきたのだが…。
鎖の間からは赤い液体がとめどなく流れ落ちる…。
う〜ん…早いトコ鎖ほどいてやれ…。
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