カットラス   (Cutlass)
 
刀剣
全長・50〜60センチ,重量・1.2〜1.4キログラム
カットラスは、主に船乗り達に愛用された刀剣です。

カットラスは戦闘用というよりも、日常生活の中で使用されていたとされています。
18〜19世紀の間に船乗り達に愛用された刀剣で、15世紀にその原型を見る事が出来ます。
カットラスは断ち切る事を目的として作られていますが、疑似刃と呼ばれる先端が両刃に成っているものも多く見られ、刺突することも可能と成っています。
船上で使用されていた為、初期の頃から短い物が登場していますが、身幅は広く激しい打ち込みにも耐えられる造りと成っていました。

カットラスの語源はラテン語のナイフを意味するクルテル (Culter)が変化したフランス語のクテラス (Cutelas)とされています。

 

 

倉庫の中から出てきた赤錆の浮いた武器…。
これは…ゴミか?

「師匠…いらないモノはきちんと捨ててください!」
え?あっ!あ〜〜〜錆びちゃったか〜。
しゃあない、ちょっと砥いでやるか〜。
え〜と、砥石、砥石…。

「あれ?まだ使うんですか?これ。」

当たり前だ〜!此れはカットラスと言ってな、水兵が船上でよく使った武器なんだぞ〜。

「あっ!それで潮風にやられて錆びちゃったわけですね。」

はぁぁ…そゆことだね…。
(しゃーこ、しゃーこ)
「かなり短いですけど…これも刀剣なんですよね?」

ん?あぁ、まぁね〜、どちらかというと日常生活に密着した使われ方のほうが多かったみたいだけど〜。

「なるほど…にしても身幅が広いですけど…。」

うむ、狭い船上で使う分短くしたら威力が減ったからね〜、身幅を広くして衝撃を増しているんだ〜。
とっさに船をつなぐロープを切る時なんかには、細いナイフよりこいつの方が手っ取り早い〜。
まっ!そのほかは普通の刀剣類と何ら変らないやね〜。

「水に浮いたりとか…。」

せんせん〜。
っと!砥ぎ終わった〜。

「どれどれ、見せてください♪」
(どんっ)
あっ!

「え?」

………うぎゃぁぁぁあ!!

「あぁぁぁ!師匠しっかり!!」

弟子がぶつかった拍子に手を切った主…。
綺麗に砥ぎあがったようだが…ちゃんと手入れしておかないとまた錆びるぞ〜。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「武器辞典」 新紀元社