バックソード   (Backsword)
 
刀剣
全長・60〜80センチ,重量・0.7〜1キログラム
バックソードは、鋭い切先を持った刀剣で、馬上の兵士が用いていました。

バックソードは馬上の兵士が扱う刀剣として登場しました。
鋭い刃先と槍状に尖った剣先を持っており、刺突に向いた造りになっています。
また刀身には細長い血溝が彫られており、鍔は貝殻状になっています。
馬上から敵を突き刺し、また全方にむけ真っ直ぐに構えて突撃する等の用い方をされました。
こうする事で威力は落ちますが、ランスと似た効果を発揮できたとされています。

 

 

今日は…砥石になめし皮と…刀剣のお手入れですかな?主よ?

ふぅ…これでよしと…。
「師匠、お茶入れましたよ。」

おぉすまんの〜。

「はかどってます?」

ん、まの〜♪

「へぇ…これって随分鍔が面白い形していますね?」

うむ、この剣のバックソードの特徴の1つさね〜。

「バックソード…まさか!夜中にひとりでに後ずさりするとか…。」

しない、しない…だいたいどんな剣だそれは…。

「あははは♪冗談です♪」

……はぁ……。

「ちょっと!変な溜息とかつかないでくださいよ!!」

やかまし!溜息の1つもつきたくなるわい〜!!

「まぁまぁ…それにしても…随分短い刀剣ですけど…。」

まっ主に騎乗で使われいた武器だからな〜。
どうしたって短い方が振り回しやすいわな〜。

「なるほど…。」
(ぶんぶん♪)
ずず〜〜〜〜…。

「あっ師匠。」

んあ〜?

「この刀身にある溝…。」
(さく♪)
あ〜茶が……。

「……って何のためにあるんでしょうか…って聞こうとしたんですけど…。
 やっぱりいいです…。」

……………。
(ぱた♪)
「あ〜…あっ!分かりましたよ!これって刺さった後に抜けやすくする為のモノなんですね♪
 結構深くいったから、ちょっと抜けないんじゃないかなと思ったんですけど…。
 物凄くあっさり引き抜けました♪
 …って師匠?……聞いてます?」

1人納得したように何度もうなずく弟子…。
当然ながら、後頭部をバックソードで貫かれ、倒れたままピクリとも動かない主の耳にその言葉は届かない…。
…って折角手入れした刀剣が……、

「武勲の刃」 新紀元社
「武器事典」 新紀元社