ウラノス  (Uranos)
 
ギリシア神話   ローマ神話
ウラノスは、ギリシア神話における天空の神です。

ウラノスはガイアから誕生し、その夫となった神です。
この2神の間からティターン、キュクロプス、ヘカトンケイル等の多くの巨人達が誕生しました。
しかし、ウラノスはこのヘカトンケイルとキュクロプス達の醜い姿を拒み、彼等をガイアの中に、あるいはタルタロスへと放り込んでしまいました。
しかし、この事がガイアの怒りを買い、ウラノスはガイアによって命じられた息子クロノスにより性器を切り落とされてしまいました。
この時、滴り落ちた血からは復讐の女神エリニュスが、海に投げ込まれた性器からは愛の女神アプロディテが誕生しました。

妻…ガイア

子…キュクロプス・ヘカトンケイル・エリュニス・アプロディテ・等々

 

 

ガイアと別れた主達、その背後にある高い山に登り始め…。
山頂に到着!さぁここに登頂者の記念を…って違う?

「やっほ〜♪」
やっほ〜ほ〜ほ〜……。

「…何しているんですか…。」

いや、少しは登山の醍醐味を味あわせてやろうかと思って…。

「だからってヤマビコの真似なんてしなくていいですから…。」

むぅ…。

「ところで、なんでこんな所に上ってるんです?」

それはだな…ソロソロヤツがここら辺に…。

???「……おい…。」

「?あれ?いま何か聞こえたような…。」

???「……おい。」

気のせいじゃないのか〜♪

???「お前気付いているだろ!気のせいとか言うな。」

「うわっ!空から声が!」

よぉ〜ウラノス〜。

ウラノス「まったく…儂もお忍びで来ているんだから少しは気を使ってくれ!」

「お忍びなんですか?」

はっはっはっ〜。さては奥さんに見つかるのが怖いと見えるな〜。

ウラノス「やかまし!」

「恐妻家なんですね。」

ウラノス「ほっとけ!」

まっ正確には子供の方が怖いって所か〜?

ウラノス「……。」

「…図星…ですか?」

ウラノス「五月蝿いわい!」

まっしょうがないんじゃないのか〜?
何せ自分の子供が醜いからって幽閉なんぞしたらなぁ〜。

ウラノス「そうは言うが…お前…。」

「あれ?何処かで聞いたような話ですね?
 って!自分の子供になんてことを!!」

ウラノス「わっ!こら!やめんか!」

「五月蝿い!鬼!人でなし!」

あ〜確かに人では無いわな〜。

ウラノス「いたっ!いたたた!こっこれ!お前の弟子だろ!止めさせろ!」

あ〜無理!そんな事をしたら自分にもとばっちり来るし〜。

「えい!えい!えい!」

ウラノス「くっ!えぇぃ!」

あっ逃げた〜。

「でぇぇぃ!!!」

…………あ〜何か今、空のかなたで鈍い音したんだが…気にしないで置こう…うん…。

我が子を閉じ込めていたというウラノスの行いに激怒した弟子。
足元の石を拾っては投げつける!神をも恐れぬ行為!止めない主は我が身が大事!
思わず退散するウラノスに、とどめとばかりに巨石を投げつける!
…空の彼方でやたら鈍い音がしたのはきっと気のせい。
夕焼けでもないのに空が赤く見えるのは目の錯覚…。

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「ギリシア・ローマ神話辞典」 岩波書店
「世界の怪物・神獣事典」 原書房