クロト  (Klotho)
 
ギリシア神話   ローマ神話
クロトは、ギリシア神話に登場するモイライの1人です。

クロトは人間の一生を決定する3女神モイライの1人であり、長女だとされています。
「紡ぐ者」「紡ぎ手」「運命の糸を紡ぐ女」等の呼び名があります。
その名の示すとおり、彼女は人の生命の糸を紡ぎ出したとされており、その糸の色は黄金色とも血の如き赤だとも言われています。

親…ゼウス・テミス(ニュクス)

 

 

空中で主を絡め取った糸…。
モイライ達の紡ぐ運命の糸…。
何故あんな所にあったのかとゆーと…。

「…っく!かかったみたいですね…。」
クロト「本当にかかったんですか…。」

「はい!この手ごたえ間違いありません!
 師匠が餌に食いついた証拠です♪」

クロト「あの、別のモノがかかった可能性とかは無いんでしょうか?」

「ありません。」

クロト「はぁ…。」

「クロトさんに紡いでいただいた糸の先には師匠の大好物ばかりつけてあります。
 1つや2つなら兎も角、全てがコレだけの勢いで引かれたのはかかったのが師匠である証拠です。」

クロト「そういうモノですか…。」

「そういうモノなんです。
 さぁ引き上げますよ♪」

クロト「はい。それじゃ妹達にも連絡を取ってきますね。」

「はい、お願いします。」

クロト「それではまた後ほど。」

「お世話になります。
 さぁて…それじゃ…そぉれ!そぉれ!」

ぐいぐいと糸を巻き上げだす弟子。
…若干の違いは有るものの、主を釣り上げるという目的は成し遂げられそうである。

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「ギリシア・ローマ神話辞典」 岩波書店
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