ローン   (Roane)
 
モンスター  妖精・精霊 
ローンは、陸に居る時は人間の姿を、海の中に居る時はアザラシの姿をしている妖精です。

ローンは、北部スコットランドの海に生息しています。
彼らは海の中を泳ぐ時にだけ、アザラシの皮を着ており、陸に上がるとそれを脱いで人間の姿となります。
その為、通常のアザラシと見分ける事は困難だと言われています。
ローンは水に棲む妖精の中では珍しく大人しい性格をしており、妖精よりもアザラシに近い性格をしています。
もしも、人間達により仲間のアザラシが傷つけられる様な事があっても、嵐を起こす等して人間達を苦しめるような事はしません。
その場合にはローンの代表が人間の姿となり、漁師たちの元へ赴き漁師の代表をローン達の村へと連れてきて傷ついたアザラシの姿を見せる事で、もうこれ以上アザラシを殺さないでくれと訴えるだけです。
その際にも、武力や魔術等は使いません。
スコットランド高知地方の人々は、アザラシは動物ではなく妖精だと信じていました。
また、ローンとはゲ−ル語で「アザラシ」という意味です。

ローンに関してはこんな物語があります。
ある時、1人のアザラシ猟の猟師が1頭の大きなアザラシをとり損ねました。
その日の晩に猟師のもとへ1人の男が現れ、アザラシの皮を大量に取引したい人が居るので一緒にきてくれと誘いました。
猟師が彼の馬に乗ると、馬は高い崖のふちまで行き其処から海に飛び込みました。
海の底につくと岸壁には洞窟があり、其処には大勢のアザラシが棲んでいました。
男はローンだったのです、怯える猟師にローンの男は怖がらなくて良いと言い、彼に一本のナイフを見せました。
それは猟師がその日に取り逃がしたアザラシに突き刺したナイフでした。
猟師はそれは自分のナイフだと答えると、ローンは一頭の大きなアザラシの元へと導き、大きな傷を見せました。
ローンはこの傷が治って欲しいと心から願いながら、傷の周りを撫でて欲しいと言いました。
猟師がナイフを手に言われたとおりにすると、傷が治り大きなアザラシは元気になりました。
その後、猟師はもう2度とアザラシを捕らない事を誓い、地上へと返されました。
地上に帰った猟師に、ローンの男は金貨の詰まった袋を手渡しました。
それは今後猟師がアザラシを捕らないことで損をするであろう金額だったそうです。

 

 

リヴァイアサンと怪獣大決戦なんぞ行った主…。
拳を交え、友情でも芽生えたか…無事に岸へと送られているし…。

ふぅ…久々に有意義なバトルであった…。
アザラシ「キューキュー」

ぬおっ!こんな所にアザラシが〜!?
いやまて!確か前にも似たような事があって、とんでもない目に合わされた記憶が〜。
ふっふっふっ!今回は騙されんぞ〜!
むしろ前回の仕返しの時は今きたれり〜!
てぇい!

アザラシ「キュー!キュー!」

「何やってるんですか!!」
(ドゲシッ!)
げふっっ!!

「アザラシ虐めちゃだめでしょう!って師匠じゃないですか!」

おっお前…確認もしないで蹴りいれたのか…。

アザラシ「キューキュー」

「あぁ!師匠なんかよりこの子です!」
 大丈夫だった?怪我していない?」

アザラシ(?)「だっ大丈夫ですぅ…。」

「えっ!?」

しゃべりおった〜!さては貴様〜!

ローン「あっ、申し遅れましたぁ。私はローンですぅ。」

あれ?ヤツじゃなかったのか…。

「あの、お怪我のほうは?」

ローン「大丈夫ですぅ。たいした事有りませんからぁ。」

「ホントに師匠がすみませんでした。」

いや〜、すまんすまん〜。

ローン「いいですよぉ。そのかわり、二度とアザラシ虐めないでくださいねぇ?」

うむ、約束しよう〜。

「本当にすみませんでした。」

ローン「もうすんだ事ですからぁ、それでは失礼しますぅ。」

………う〜ん…。

「出来た人(?)ですね。」

静かに海へと帰っていくローン。
大人しいというか、やさしいというか…。
彼らに危害を加えるようなやつはろくなモノではなかろう…。
尚、主はアザラシを虐めて!と、弟子にぼこぼこされていたりするが…。
それはまた別の話…。

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