メロー   (Merrow)
 
モンスター  妖精・精霊 
メローはアイルランドの海に棲む人魚の妖精です。

女性のメローは、上半身は美しい人間の女性、腰から下は魚の姿となっています。
海中にいる時は、指の間に小さな水掻きを持っており、コホリン・ドゥリューと呼ばれる赤い羽根の付いた三角帽子を被っています。
この帽子を脱ぎ陸上に上がると、完璧な人間の女性の姿となります。
しかし、この帽子をなくすと海に帰れなくなってしまいます。
それ故、メローを愛した人間の男性により帽子を盗まれ、しかたなく人間と結婚する場合もあります。
こうして誕生した子供の手には水掻き、足には鱗があるのですぐにメローの子供であると解ります。
彼女達が海岸の岩場に出現するのは、不幸を伝えるためであり、メロー達が出現すると必ず嵐が起こり船が難破します。

女性のメローと違い、男性のメローは酷く醜い姿をしています。
彼等の目は豚のようで、鼻は赤く尖っており、歯は緑色、海藻のような髪を生やし、全身緑色をしています。
酒好きで陽気、気さくな性格をしており人間とも仲良くつきあえます。
男性のメローも女性同様、赤い帽子を被っていますが、これは人間にも使うことが出来ます。
彼等は気に入った人間にこれを貸して自宅に招き、一緒に酒を飲みます。
この時、彼等は様々な魚料理を出して人間をもてなします。
また、彼等の住居には酒蔵があり、その酒は難破した船に積まれていたモノだと言われています。
酒樽の他にも、彼等の住居には「魂の籠」というモノが置かれており、この中には海で死んだ船乗り達の魂が入っています。
海で嵐が起こると、メローはこの籠を幾つもまき散らします。
すると、難破した船の船員の魂達が、海水は冷たいが、籠の中は暖かいので知らず知らずのうちに入り込みます。
しかし、メローがこの籠を逆さに置いてしまうため、籠に入った魂は2度と抜け出すことは出来ません。
メローの住居にあるこの籠からは、何時も魂達の泣き声が聞こえると言います。
メローの家に招待された人間がこの籠に気付き、上に向け軽く揺すってあげれば、目には見えないながらも籠の中から小さな光が立ち上り、魂達は解放されると言います。

 

 

ヨルムンガルドに、弾き飛ばされた主…。
海にある、一軒の家に墜落した。

痛たたたたた……此処は何処だ…?
メロー♀「なっ何事ですか!?」
あっ!あんたは〜!
メロー♂「何だ何だ!?」
メロ〜〜〜〜!!!
メロー♂「おぉ!主殿!こんな所で何やっているんですか!!」
メロー♀「いったい何がどうしたんですか!?」

はぅ〜〜〜、メロ〜〜〜。
実は……
………
……
…と言うわけだったんだよ〜。

ロー♂「はぁ、それは大変な目に合いましたな…。」
メロー♀「さぞお疲れでしょう、今日はゆっくり休んで下さい。」

ありがとう〜、助かるよ〜。(だばだばだば〜。)
メロー♂「何もそんなに泣かなくても…。
      そうそう!良い酒があるのですよ、一杯やりましょう!」
おぉ!それは素敵だ〜♪
メロー♀「それでは早速準備しますね。」

主の墜落先は、同じ酒好きのメローの家だったようだ。
期せずして起こった宴会、そのどんちゃん騒ぎは朝まで続いた…。
今回初の平和な時間を過ごす主であった…。

うげぇ〜…もう飲めぬ〜。
メロー♂「少し……飲み過ぎましたな…。」
うっうむ…あっ頭が……。
メロー♂「う゛っ……。」(ダダダダダッッ)
ぐっ!(ダダダダダッッ)

…が、結局何かしら問題を残す主である…。

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