マンティコア   (Manticore)
マルティコラス (Marthicoras
モンスター  
紀元前4世紀、ギリシャ人のクテシアスの書いた、インドに関する空想的な地誌に初めて登場しました。
その語源は古代ペルシア語の「人食い」から来ています。
その名の通り、人肉を特に好んで食する怪物で、マンティコアの人肉に対する執着・貪欲さは凄まじく、伝説では1つの軍隊を食い尽くしたとされています。

インド原産で、インドネシア、エチオピア、マレーシアなどに分布し、獅子の体に醜い老人の顔、3列に並んだ鋭い牙、サソリの尾、コウモリの翼を生やした姿をしています。
その声は、パンの笛とトランペットを合わせたように響くとか、オウムのように他人の声を真似る事が出来るとも言われています。
尚、尾については幾つかの説があり、節くれ立ったサソリの尾の先に太い毒針を備えているとするモノ、ウニのように無数のトゲが生えており、それを四方八方に飛ばすとされているモノが有ります。

生息地は砂漠や密林が多いようですが、人肉を食べるという習性からか、人間の暮らす土地の近隣に生息するようです。
砂漠に棲むタイプは、肌の色を保護色としおり、口からは疫病を、鼻からは恐怖を吐き出します。
密林に棲むタイプは、尾の毒針に即効性の毒を持っていますが、それはマンティコア自身のモノではなく、他の毒のある植物の樹液を塗ったモノで、此を獲物が射程圏内に入ったとたんに飛ばし、仕留めると言われています。

 

 

森の奥深い所に不思議な泉がある…。
キマイラに教えて貰った泉…。
そこから湧き出るモノは水ではなく温水である。

くはぁ〜〜〜、良い湯だね〜。
マンティコア「まったくじゃのう…。」
…しかし…お前が大人しく湯に浸かっているというのが不思議だな…。
マンティコア「ふっ、折角の湯を台無しにしたくないしの。」
なるほどね〜♪
マンティコア「…それに、儂にも味覚はある…。
         出汁ができったようなモノ食ったところで旨くも無い。」

……………。
マンティコア「………。」
良い湯だね〜…。

マンティコア「良い湯じゃのう…。」

貪欲で有名なマンティコアも湯舟では大人しい…。
それにしても、マンティコアさえ食べる気にならない味って…。
そもそも、出汁なんか出るのか…?

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「幻想世界の住人達」 新紀元社
「モンスター・コレクション 改訂版(下)」 富士見文庫