ドゥナ・エー   (Dooinney・Oie)
ドゥナ・エィ,夜の男
モンスター  妖精・精霊
ドゥナ・エーは、マン島に棲む嵐の襲来を教えてくれる巨人の妖精です。

ドゥナ・エーは、嵐が近付くと大きな叫び声や、笛の音、時には直接話しかけて警告してくれる親切な妖精です。
はっきりと姿を表わす事はなく、現れるときも薄ぼんやりした人影が見えるだけです。
その為、マン島で「夜の男」という意味を持つ、ドゥナ・エーという言葉で呼ばれています。

ドゥナ・エーは、嵐の襲来をなるべく多くの人に教えるため、前輪は小さく後輪は大きい特殊な馬車を作り、それで山の急斜面を登ると、その中腹から角笛を吹き鳴らします。
この角笛の音が五月蝿いなどと文句を言う者がいた場合、彼はその者を懲らしめようと何処までも追いかけてきます。
しかし、相手の人間が教会や牧師の家に逃げ込んでしまうと手出しが出来なかったそうです。
また、いたずら者の人間が彼の角笛を見つけて隠すような事があると、彼は怒り狂い、口から火を吐き、雷のような声で叫んだといいます。
ドゥナ・エーにとって角笛は大切な存在なのです。
ドーラ・ブルームの『マン島昔話集』には、角笛を吹き鳴らすことが好きになりすぎたドゥエ・ナーの話が紹介されています。

ドゥエ・ナーが棲むという洞窟があり、人々は其処へは近づかないようにしていますが、度胸試しの子供たちが近付こうとすると、足をくじいたり、胸が苦しくなったといいます。

 

 

バンシーの泣き声にクラクラしながらも、山道を登る一行…。
足下がふらついているが大丈夫か…?

ふへ〜。
「ほらっ!師匠しっかりしてください!」

そっそうは言うが…まだ頭がクラクラ…。

「ところで…此処に誰が居るんですか?」

ん〜?此処にはな〜、角笛の…。

ボォォォォォ♪
「わっ!!」

のわっ!!

???「ん?誰か居るのか?」

おぉ!ドゥナ・エー〜。

ドゥナ・エー「おや、庵の…こんな所で何を?」

お前さんに会いに来たんだよ〜。

ドゥナ・エー「俺に?」

うみゅ、実は音楽祭を企画しておってな〜。

「是非とも参加して欲しいんです♪」

ドゥナ・エー「う〜〜ん……。」

頼むよ〜。

ドゥナ・エー「…解りました。
        他ならぬ主のお願いですからね。」

おぉ!それじゃ〜!

ドゥナ・エー「お受けします。」

おぉ!あ…

ドゥナ・エー「むっ!嵐が近い!!」

ボォォォォォォォ♪
…りがとぉぅぅうぅ〜〜えぁ〜〜〜!!

「あっ!師匠が…!」

ボォォォォォォォ♪

嵐を知らせるドゥナ・エーの角笛…。
近場に聞いたら、風圧も凄い。
その風圧に吹き飛ばされ、山の斜面を転げ落ちる主…。
ん〜、足腰が弱っているな。

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