カンヘル   (Canhel)
カンヘル竜
モンスター  ドラゴン・竜  アステカ神話  天使  キリスト教
カンヘルは、キリスト教に取り込まれたアステカの権威の象徴でした。

カンヘルは元はアステカの人々の間で権威の象徴とされていた蛇やドラゴンの頭を模った杖の事でした。
また、カンヘルとはこの杖が現しているドラゴンや蛇の姿をした風の精霊であるともされています。

かつてキリスト教を広める為に様々な手段がとられましたが、地域の伝承を自らの宗教の一部に取り込んでしまう手法もその1つでした。
カンヘル竜もまた、そうして誕生した存在の1つです。
アステカの人々をキリスト教に改宗させる為に、彼等の権威の象徴であるカンヘルを、キリスト教における神の使いである天使として言い表したのでした。

かつて世界には神とイエス、そしてカンヘル竜しかいませんでした。
神は4匹のカンヘル竜を四方に飛ばし、その地に棲まわせる事で方位を定めました。
東には白いカンヘル竜、西には赤いカンヘル竜、南には黄色いカンヘル竜、北には黒いカンヘル竜を棲みつかせました。

また、世界が誕生する以前、神はセルピネスというカンヘル竜を創り、セルピネスは他のカンヘル竜に洗礼を施し共に世界創造を行ったとされています。

 

 

緑の子供たちの元に弟子を残し、助けを探すべく一人道を行く主の前に…。
それは唐突に姿を現した…。

…こっコレは…まさか…いや!でも…しかし…。
…何故だ!何故こんな所に教会が〜!?

???「ふっふっふっ…驚かれましたかな?」

その声は!まさか〜!

カンヘル「そう私です、カンヘルですよ。」

その言いようから察するに、この教会はお前が作ったのか…?

カンヘル「左様です。我等が宗教を各地に広めるのも、私の1つの役目ですから。
      それにはまず、象徴たる教会がないと♪」

広めるも何も…お前って…。

カンヘル「何か?」

いや…何か利用されているだけという気がしないでもないのは…。

カンヘル「どうされました?溜息などつかれて?」

いや、何でもないから気にしないで〜。
…ん?ちょっと待て?もしかして…。
なぁ、もしかしてさっき聞こえた鐘の音って…。

カンヘル「あっ主殿にも聞こえましたか?この教会の聖なる鐘の音♪」

聞こえたが…拳位しかないのに…あの程度の大きさのモノで、良くあんな遠くまで聞こえたな〜。

カンヘル「そこはそれ。私、風も使えますから。」

あ〜…なるほど…風に乗せて色んなところまで音を運んだと…。

カンヘル「そういう事です。」

なるほどね〜。
にしても…この教会、お前さん1人で…?

カンヘル「もちろんです。」

へ〜……たいしたもんだね〜。

カンヘル「あっ!其処に触っては!!」

…へ…?

…グラ…
カンヘル「崩れるっ!!」

………へ…?

…ガラ…ガラガラガラガラッッッッ!!!
ぎょうえぁぁぁぁ〜!!!

カンヘル「うわぁぁぁ!!」

………
……

けほっ!けほっ!けほっ!
ふぅ…いったい何が起きたんだ〜?

カンヘル「…あぁ…私の教会が…。」

そんな…触っただけで…ん?おい、これ…。

カンヘル「やはり紙では無理だったか…。」

張りぼてか〜!げぐっっ!
(ガラ〜〜〜ン♪)

カンヘルの建てた教会、実は紙で作った張りぼてだった。
しかも構造に問題が有ったのか…主が軽く触れた途端、音を立てて崩れだした…。
思わず大声で突っ込む主の頭上に、教会の鐘が落下、直撃。
綺麗な音色をあたりに響かせた…。

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