ケット・シー   (Cait・Sith)
 
モンスター  妖精・精霊
ケット・シーは、スコットランドの高地地方を中心にイギリス各地に生息する猫の姿の妖精です。

ケット・シーは、黒毛に胸に白いブチの有る猫の姿をしており、目は緑色で知性の輝きを持っています。
彼らは気配を消すことが出来、その気になれば闇から闇へ、誰にも気づかれること無く移動できます。
更に、人間の言葉を理解し話す事も出来ますが、普段は普通の猫のふりをしています。
しかし、慌てたりしてうっかりすると、人間の言葉で話してしまったり、後ろ足2本で歩いたりします。

ケット・シーは、イギリス各地の伝説『猫の王』によると、自分達の王国を持っており、王や王妃等が存在します。
ある日、たまたま猫達の葬儀を目撃した男が、家に帰ってからその話を妻にしたところ、その家の猫が突然起き上がり「なに、あの王様が死んだって。それじゃ、俺が次の王様だ!」と叫んで煙突を駆け上がると、そのまま姿を消してしまいました。

ケット・シー達は普通人間に危害を加えることは有りません。
しかし、人間が彼らを虐待した時には猫の王族は牡牛程の大きさになり、自分達の王国へと人間を引っ立てます。
自分の飼い猫がケット・シーかどうか、それを判断する方法は簡単です。
猫の耳の端を少し切ります、もしもケット・シーであれば「無礼者!」と言って貴方に抗議します。
しかし、特に悪さをする訳でもないので、あまり手荒な真似はしない事です。

 

 

ボギー騒動でグチャグチャに成ってしまった部屋。
おいおい…まだ終わらないのか庵の掃除は…。
騒々しい下の階と違い、数点の絵画が飾られている屋根裏部屋は…。

「あっ!そっち絵は此方にお願いします。」
「ンニャ♪」

「それは向こうに…。」

「にゃ♪」

「それじゃ、この絵は…よっと…。」

「ん〜にゃ♪」

「あっ!ありがとうございます。」

「ンニャ♪ンニャ♪」

「皆さん!もう少しです!頑張りましょう!」

「にゃ〜♪」
「ンニャ♪」
「ナァァァゴ♪」

………本当に、ここは庵の一室なのだろうか…?
庵にしては珍しく平和で落ち着いた時間が流れている…。
屋根裏部屋では、コピーと3匹のケット・シーが手際良く片づけを進めている…。
よく「猫の手も借りたい」と言うが…文字通りの光景。
彼等なら主以上に役に立つこと間違い無しだ。

グラグラグラ!!
「わきゃっ!?」

「「「ンニャ!!」」」

どさっ♪
「わわわ…あっ!ありがとうございます」

「ンニャ〜♪」

「はわぁ…いったい今の揺れは…?」

突然の揺れに棚から落ちたコピーをすばやく助ける3匹!!
やっぱり主より優秀だぞ!!
…しかし…今の揺れは…?

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