アドラメルクによる主改造計画が進行中のその一方で…。
何やら書類整理にいそしんでいる弟子…。「うぅ…ろくに何もしていないのに…。
なんでこんなに書類とかがいっぱいあるんですか!!」
「ンニャ!」
「え?これ…ただの書類じゃないの…?」
???「左様、そのネコ殿のおっしゃるとおり。」
「誰です!?」
バルベリト「失礼。ドアが開いていたもので…。
私はバルベリト。
しがない事務職だとでもお思いください。」
「…その事務さんが何か?」
バルベリト「先ほども言いましたがそちらにある書類。
ただの紙切れでは有りません。
こんなぞんざいな扱いされていますが…。
いやはや…私が呼ばれるわけだ…。」
「?どういう意味ですか?」
バルベリト「…此処にあるのはさる重大な契約書です。」
「はぁ……。」
バルベリト「契約書の意味は解りますよね?」
「それくらいは!」
バルベリト「ならけっこう。」
「……あの…。」
バルベリト「なんですか?」
「それで、貴方はどんな事務作業をされる方なんですか?」
バルベリト「…勘が鋭くてよろしい。
私は人間と悪魔の間で執り行われた契約の管理者。
その記録を保管するもの。」
「…そんな方が此処に来るって事は…。」
バルベリト「さて?どうでしょうね?」
「…………。」
おや?バルベリト〜。
来ていたのか〜。
バルベリト「お邪魔していますよ。」
「師匠!見損ないました!」
な…何が〜!?
「悪魔と契約なんてしていたなんて!!」
……は…?
「とぼけないでください!
此処にあるの悪魔との契約書なんでしょ!」
……あ!あぁ〜〜…。
バルベリト…お前な〜。
バルベリト「くすくすくす…。」
あのな…此処にあるのはごくごく普通の契約書、悪魔との契約とは何ら関係ないねん〜。
「え?でも?」
…よく読んでみろ…。
「えっと………ジャガイモ2キロ、ニンジン1キロ…?」
それは庵の食料庫に入れる食材の関係、んでこっちのは暖炉のマキ〜。
まったく、悪魔の言葉を真に受けてどうするんだか…。
こいつを呼んだのは、これだけ膨大な量があると整理が大変だからっていう理由からだ〜。
ったくもう…お前さんも人…じゃなくて悪魔が悪い…のは当たり前か…。
バルベリト「いやいや、少々冗談が過ぎましたかな?」
「なっ!なっ!なっ!!」
ほれ、ボサッと突っ立っていないで、さっさと書類片付けちゃうから手伝え〜。
「なぁ!!!!」
その後、顔を真っ赤にした弟子により、主がボコボコにされたのは言うまでも無い。
バルベリトの冗談にあっさりひっかかる弟子も弟子だが…。
とりあえず、書類ちゃんと読めばわかりそうなもんなんだがなぁ…。
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