野原で駆け回る弟子。
何やらロープのようなモノを持っているようだが…。
なにやってるんだ?お〜い…何やってるんだ…?
「あ!師匠!この凧あがりません!」
…凧あげって…いや良いけどな…。
いいか?凧あげには風の…ってまて〜〜!!
「どうしました?」
おまえ…これどっから持ってきた〜!
「何処からって…倉庫ですけど?」
バカモノ!倉庫に凧があるわけないだろう〜!
「え?でもカイトって書いてありましたよ?
カイトって凧って意味ですよね?」
まぁそりゃそうだが…。
「ほら♪」
ほら♪じゃないわ〜!!
その後にシールドってついていただろうが〜!
「?」
不思議そうな顔するな〜!!
まったく…これは凧じゃないの!確かに形状は似ているけど…。
というか、それ故にカイト・シールドという名で呼ばれているんだが…。
「やっぱり凧…。」
兎に角!これはれっきとした盾であり、防具なのだよ〜。
歩兵よりも騎兵に好まれて使われていたようでね〜。
実際、歩兵では移動の際に邪魔になるしのん〜。
「逆に歩兵だと円形の盾では足元が護れなくなってしまうわけですね。」
そういうことだ〜。
って解ってるんじゃないか〜。
「あははは♪」
そいじゃ片付けに行こうかの〜。
「はい♪それじゃ走って行きましょう♪
それそれそれ〜!!」
だから凧じゃ無げふぉぅぁっっっっ!!!
庵に向けて駆け出した弟子。
もちろん、ロープは持ったまま…。
その先にはカイト・シールドが括られていたわけで…。
後頭部にその直撃を受け撃沈した主…。
………何をやっているんだか…。
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