クロス・アーマー   (Cloth・armour)
 
 
クロス・アーマーは、布で出来た鎧です。

クロス・アーマーとはその名のとおり、布で出来た鎧です。
時代によりそのデザインは変わっているようですが、基本的な性能は変わりません。
綿をいれ、キルティングを施したモノが長く使われていました。
鎧としての性能は決して高くはありませんでしたが、打撃系武器の衝撃を和らげるだけの効果はありました。

クロス・アーマーは11世紀になり、チェイン・メイルが登場した後も、その下に着込み使われ続けました。
その他、金属性の鎧が生まれて後も、下に着込むという手法で13世紀まで使われ続けました。

 

 

いったい何処から持ってきたのか…。
やたらとブカブカの服を着込んでいる主…。
これは…?

「師匠。
 師匠が幾ら寒がりだっていったって…。
 これはちょっと着膨れすぎなんじゃないですか?」

…なにを言う!お前は人の話を聞いていなかったのか〜!

「…へ?何でしたっけ?」

昨日、鎧について説明すると言っていただろう〜。

「言ってましたよ?
 でもそれが着膨れ状態と何の関係が?」

うむ、何を隠そう隠す気も無いが、この服こそ鎧なのだよ〜。

「…は?」

まぁ鎧といえば金属製というのが一般的だからな〜。
ちょっと見た目もアレだが、これはクロス・アーマーという立派な鎧なのだよ〜。

「…これが…ですか?」

そっ!まぁそれほどの防御効果は望めないけどね〜。
それでも打撃系の武器に対して、その衝撃を和らげる位の効果はあるんだよ〜。
まぁ本来は…。

「せぇい!」
(ドゴッ!)
おぶっっ!!

「それじゃこの程度の突きは…ってあれ?師匠?」

ぴくぴくぴく………。

布製の鎧、クロス・アーマー。
確かに打撃からの衝撃を和らげる作用はあるが…。
主な使用法は他の金属鎧の下に着込むことだったり…。
まぁそのままでもそれなりの効果は有るはずなのだが…。
相手が弟子では…ねぇ…。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「アイテム・コレクション」 富士見文庫