ブレス・プレート   (Breastplate)
 
 
ブレス・プレートは、胸部のみを守る鎧です。

ブレス・プレートは胸部を守る金属製の板鎧です。
守られているのは胸部だけで、他の部分には特に何もなされていなかったようです。
ですが、時代が下るとローマやその他の地域でも、背面も守れるような鎧を開発してきました。

ブレス・プレートの紀元は古代メソポタミアまで遡ります。
また、紀元前19世紀のバビロニアの兵士達に、その原形が見られるとされています。

 

 

庵の武具倉庫…。
其処には雑然と様々な武具が並べられている…。

「けほけほっ!
 まったく…師匠ったらちゃんと整理しないから…。
 あちこち埃が凄い事に…。」

グラ…
「…え?」

ガラガラガラガラ!!!!
「うにゃー!!」

何だ!?何だ!?敵襲か〜!?
って…何やってるんだお前〜?

「いたたたた…。」

あ〜あ…鎧とかこんなに滅茶苦茶にしおってからに…。

「鎧の心配ですか!?」

ん〜?だってお前がこの程度でどうにか成ると思って無いし〜?

「うぅ…酷いです…。」

はいはい、そんな事よりもこれどうにかしないとな〜。

「そう思うのでしたら、師匠も片付け手伝ってください!」

あいあい〜。

「えっと…コレはコッチで…。
 それはソッチにお願いします。」

あい〜。

「それでコレは……あれ?」

どした〜?

「この鎧、前面を守るパーツしかないですよ?
 後は何処かへ行っちゃったのかな?」

あ〜…それは…。

「まったく、師匠がちゃんと整理していないから…。」

待てコラ!何で何時の間にか自分のせいになっている〜!
それに、これは元々こういうモノだから問題は無い〜。

「え?」

こいつはブレス・プレートという鎧だ〜。
その名のとおり、胸を守る鉄板って感じだね〜。

「胸だけなんですか?
 それじゃ…他の部分は?」

ん?そいつは手にした武器でさばいたり、盾で防いだりって感じだな〜。

「でも、背後から襲われたらひとたまりも無いですよね?」

うむ、敵は正面から来ると想定されての鎧だよね〜。
実際、時代が下ると背面も守れるものが開発されて来るんだが…。
まぁそれは別の話〜。

「なるほど…。
 それじゃこっちの鎧も…。」

あ…それはただ単に他のパーツが何処かへ行っちゃっただけ〜。

「ちゃんと管理してください!!!」

げぼふはっっ〜〜!!

投げつけられたブレス・プレートを顔面に受け、撃沈する主…。
当たり前だが、鎧は通常こういう使い方はしない。

「武器と防具 西洋編」 新紀元社
「アイテム・コレクション」 富士見文庫